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2026-10-31蹴ACLE 第3節・鹿島-浦項
2026-10-30本『波の絵、波の話』
2026-10-28本『使いみちのない風景』
2026-10-26蹴J1 第12節・鹿島-柏
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鹿島アントラーズ4-1セレッソ大阪

J1・第13節/2026年10月31日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 樋口が今季初出場!――ってんで、スタメン表を見ていきなり盛り上がった。

 そんなこの日のスタメンは、早川、津久井、植田、関川、小川、樋口、マテウス・ブエノ、松村、エウベル、レオ・セアラ、優磨の11人。途中出場は、柴崎&チャヴリッチ、三竿&林、松本遥翔(はると)の5人だった。

 広瀬の故障を受けてのことだと思うけれど、二日前にレンタル先の富山から呼び戻したばかりの松本を、途中出場でのわずかな時間といえ起用したのも意外だった。ここからは総力戦だっていう鬼木の意思が伝わってくる采配だった。

 試合は前半14分に早くも動く。松村のスルーパスからエウベルが相手DFの裏をついて冷静にシュートを決めた。

 対するセレッソはスペイン人の新監督パブロ・マチンのもと、ここ7試合連続勝ち星なしと苦戦を強いられている。この試合でも先制を許す苦しい展開になったと思ったら、さらに追い打ちで、そのすぐあと、スタメン出場してボランチとしてプレーしていた香川が足首を傷めて途中交替を余儀なくされてしまう。

 田中駿汰と香川のダブルボランチっておもしろそうだよなって思っていたのに、わずか20分しか観れないとは。お気の毒さまとしかいいようがない。

 で、香川が交替してすぐに鹿島が追加点を奪う。樋口のCKから優磨が折り返したボールをエウベルが頭で押し込んだ。あっという間に2-0。

 でも、これは楽勝かと思ったその3分後に、ルーカス・フェルナンデスの斜めのクロスに、190cmのコロンビア人FW、パブロ・サバックが頭であわせてセレッソが1点返す。この時間帯からしばらくはセレッソ・ペースだった。

 でもその10分後には、ふたたび鹿島が突き放す。相手の虚を突いたサイドスローからの素早いリスタートで、優磨が右サイドの深くから折り返したボールにマテウス・ブエノがあわせた。このところブエノが得点に絡むプレーが増えて、喜ばしい限りだ。

 ということで、リードを2点に戻して前半を終了。

 後半25分には途中出場のチャヴリッチがカウンターからのロングボールに反応。3バックの真ん中でプレーしていた鷹啄(たかはし)トラビスが目測を誤ってクリアミスしたボールを奪ってドリブルで独走。GK中村航輔との1対1を冷静なループで決めてみせた。このところのチャヴリッチは絶好調だ。まさにスーパーサブ。

 ということで、本日のゴール劇場はこれにて幕。スタッツだけみれば、シュート数も同じ、ボール保持率も五分で、差が出たのはCKの数くらいなんだけれど、スコアは4-1という予想外の快勝劇だった。3点差をつけて勝ったのは今季初だ。

 過密日程の中、ここ5試合はずっとホームだったのもラッキーだった。ここからはアウェイでのACL、意外な好調さでまさかの首位にたつFC東京との味スタ戦と、難しい試合がつづく。次週は前半戦の正念場だ。

(Nov. 02, 2026)

鹿島アントラーズ3-0浦項スティーラーズ

AFCチャンピオンズリーグエリート・第3節/2026年10月28日(水)19:00/メルカリスタジアム/DAZN(見逃し配信)

 BUMP OF CHICKENのライブとかぶってしまったため、ライブからの帰宅後に、午後十一時半から見逃し配信で観た韓国のクラブとの試合。

 この試合はサプライズが多かった。

 まずはスタメン。早川、広瀬、千田、関川、小川、元砂晏翔仁ウデンバ、マテウス・ブエノ、林、エウベル、徳田、チャヴリッチという顔ぶれで、3日前の柏戦と一緒なのは、早川、小川、林、徳田の4人だけ。このあいだのベトナムでの試合では優磨とレオ・セアラをスタメンで使うガチのスタメンだったのに、今回は韓国勢相手に大胆なローテーションを施してきた。これがひとつ目のサプライズ。

 え、もしかして浦項(ポハン)ってあまり強くないってこと?――という疑問への答えがふたつめの驚き。浦項は5バックで守って、まるで攻めてこなかった。最終的なシュート数がわずか3。うち枠内0。さすがにこの内容では、早川はまったくなにもしていないも同然だった。

 ほんとにこのチームがKリーグの昨年度4位なの?――というか、そもそも韓国勢って4位でACL出れんのかよ!

 まさか韓国サッカーがここまで低迷しているとは思わなかった。でもまぁ、そんな浦項相手に鹿島は前半ノーゴールで終わってしまったわけだけれども。

 三つ目の驚きは、最近不在だったので怪我をしているのかと思っていた広瀬がスタメンで起用されたこと。それでいて、ひさびさに出てきたと思ったら、開始わずか6分で足を痛めて交替になってしまったこと。なんてこった……。

 でも、結局はこの不幸な交替劇が、鹿島に先制点をもたらすことになった。

 後半24分。広瀬と交替で前半の早いうちから途中出場でプレーしていた小池が、右サイドで猛ダッシュしてDFラインの裏へと駆け込みながらボールを要求。これを見逃さなかったマテウス・ブエノからピンポイントのパスが通る。

 小池はこのボールを胸にあてて、そのままゴールへと流し込んだ。見事なパスからの珍妙なゴール!

 さらにその6分後には林のパスを受けたチャヴリッチがシュート! 一度は止められるも、その跳ね返りを二度目のチャンスで自ら押し込んだ。

 この日の相手ならば、さすがにこの2点目で勝負ありだった。

 四つ目のサプライズは、長期離脱余儀なしかと思っていたレオ・セアラがこの試合で早くもベンチ入りして、しかも後半40分からピッチに立ったこと。2-0で勝っている試合で、わざわざ故障明けのレオ・セアラ使うのかよ!――って驚いた。

 おまけは、後半45分にはマテウス・ブエノの移籍後初ゴール!――と思ったら、謎のファールで得点が認められず。いったいどこがファールなんだって思っていたら、VARが介入して判定取り消しで、改めて得点が認められた。なんだったんだ、最初のあの判定? でもまぁ、ゴールが認められてよかった。

 このマテウス・ブエノの初ゴール取り消し判定がこの日の最後のサプライズだった。

 途中出場は、小池、優磨、柴崎&松村、レオ・セアラの5人。優磨は後半の頭から、柴崎らは途中からの出場だった。小池の先制点は柴崎たちがピッチに立った5分後だった。交替でさがった元砂もよかったけれど、やっぱ今年は柴崎がいるのといないのでは、まるでチームの雰囲気が違う気がする。

 初めて見た千田のプレーも、なかなか好印象だった。彼と関川のコンビでのクリーンシート達成が今後に向けて明るい材料になるといいなと思う。

(Oct. 31, 2026)

波の絵、波の話

稲越功一・村上春樹/文藝春秋

波の絵、波の話

 もう一冊、稲越功一氏とのコラボ本。いまや絶版なので、これは古本で入手した。一九八四年の刊行だから、僕が高校生のころの作品。これが先にあって、十年後に『使いみちのない風景』が生まれたらしい。

 『使いみちのない風景』は文庫本だったけれど、こちらは文庫化されていないので、A4サイズのハードカバーの写真集。稲村氏の名前が先になっている通りで、こちらはまずは写真ありきで、そこに春樹氏が気ままに文章を寄せたものという風体になっている。

 『波の絵、波の話』というタイトル通り、なるほど海岸や水辺の風景写真が多いけれど、べつにテーマに深くこだわったりはしていないらしく、ビルの夜景や野球場、グラスの写真などもある。

 ただ、全体的に画素の荒い、くすんだ色合いの写真が多くて、僕には正直なところいまいちピンとこなかった。『使いみちのない風景』ではこういう写真が撮れたら楽しいだろうなって思ったけれど、こちらではそう思わなかった。どうせならばあっちがハードカバーのほうが嬉しかったんだけれどな。世の中、そううまくゆかない。

 春樹氏の仕事は、洋楽の歌詞の部分訳が七編――うち僕が聴いたことがあるのはドアーズの『ムーンライト・ドライブ』とビーチボーイズの『キャロライン・ノウ』の二曲だけ――に、長短のエッセイが五編(どちらも数え間違えている可能性あり)、そして最後にレイモンド・カーヴァーの『ビューファインダー』という内容。

 こういう文脈のなかにぽつんと置かれると、カーヴァーの作品ってかなり村上ワールドに近い感触になるんだなって思った。春樹氏がカーヴァーのことを好きな理由が垣間見えた気がした。

(Oct. 30, 2026)

使いみちのない風景

村上春樹・稲越功一/中公文庫

使いみちのない風景 (中公文庫)

 村上春樹による稲越功一という写真家(すでに故人)とのコラボ第二弾。

 『使いみちのない風景』というタイトルの「風景」という言葉から、写真がメインで、それに喚起されたイメージを村上さんが言葉にしてつけたした、くらいの作品かと思っていたら、これも勘違い(そんなのばっかりだ)。

 実際には『使いみちのない風景』というタイトルの春樹氏のエッセイを、色鮮やかな風景や静物の写真で飾り立てた感じの作品。主体は写真ではなく、春樹氏のエッセイ。それも旅行や引っ越しにまつわる春樹氏の思いをつづった、きわめて真面目なもの。写真も明暗や色の使い方が鮮やかな素敵なものが多い。

 文庫化にあたって『ギリシャの島の達人カフェ』と『猫との旅』という短いエッセイ二編も収録されているけれど、やっぱりいちばんボリュームのある表題作がいい。写真を絡めた語りの調子には、なんとなくヨルシカのライブに近いものを感じた。もしかしたら春樹氏のエッセイのうちでは、これがいちばん好きかもしれない。

 このエッセイの中で春樹氏はアリクイの夫婦についての思い出を語っている。

 なんと。『夏帆』の四十年以上前にアリクイの夫婦の話を書いてたのか!――って驚いたし、『夏帆』が刊行されたこのタイミングでたまたまこの本を読んでそのことを知った俺も、ちょっとすごくない?――って思いました。

 ちなみにこの文庫版の初版は一九八八年。うちの子が生まれた年だった。

 もっと昔の本かと思っていたけれど、そう思うとそれほど古くもない気がしてくる。

(Oct. 28, 2026)

鹿島アントラーズ2-3柏レイソル

J1・第12節/2026年10月24日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 優勝争いの一角、柏レイソル相手にホームで痛恨の逆転負け……。

 この日のスタメンは、前節からマテウス・ブエノを柴崎に、吉田湊海を林に替え、怪我で離脱したレオ・セアラのところには徳田を入れた形。

 途中出場はチャヴリッチ&小池、マテウス・ブエノ&エウベル、吉田湊海の5人。

 試合は前半途中まではこちらのペースだった。柴崎からのスルーパスを受けた優磨のアシストで徳田がゴールを決めて鹿島が先制したところまではいたって順調。柴崎のパス、優磨のクロス、そして相手DFと競り合いながら、難しい体勢から左足のボレーであわせた徳田、それぞれがあっぱれの先制点だった。徳田はこれが今季初ゴール!

 ところがそのあとがよくない。

 まずは遠藤渓太(知らないうちに移籍していた)のシュートが植田にあたってゴールネットを揺らしてしまった1点目。

 こういったら酷かもしれないけれど、あそこでDFが自分に向かって飛んできたボールをよけようとしちゃ駄目じゃん? それも、よけきれずに体にあたってコースが変わり、ゴールになってしまったんだから、不運だったで済ませてはいけない気がする。

 さらに、そのあと前半ロスタイムに山内日向汰に許した逆転ゴール。あれも駄目でしょう? するっとペナルティエリアへパスを通されてしまった守備の緩さが問題。まぁ、相手のパスとシュートも見事だったのはたしか。でも枚数は足りていたんだから、ちゃんと止めないと。なによりあの時間帯も失点はもってのほかだ。

 山内にはさらに、後半にも1点奪われてしまう。今回は早川が真正面へのシュートをキャッチしそこない、ボールが彼の頭上を越えてゴールネットへころころ……。

 もうこの日の守備はなんなんだって感じだった。自滅した感がすごい。

 その後、後半頭から途中出場したチャヴリッチがゴールに背を向けたまま、来たボールをトリッキーな足さばきでゴールへと流し込んで1点差としたものの――なんか偶然決まっちゃったみたいな印象だったけれど、あれを狙って決めたんならチャッキーは天才だ――反撃は結局そこまで。

 終了間際には、キム・テヒョンが足を痛めてプレーできなくなり、10人で戦うことになってしまったし、この展開で数的不利になったら、もうお手上げだった。この場面では、味方が倒れているにもかかわらず、プレーを切らずに攻めていったところに、チーム全体の余裕のなさが感じられた。仲間が痛がってんだから助けようぜ。

 いやでも、レオ・セアラにつづいて、キム・テヒョンまで怪我で長期離脱を余儀なくされそうなのは厳しいな。次節以降の関川と千田の奮起に期待だ。

 対する柏は、ベンチ入りした全員が日本人だったから、珍しいなと思って調べたら、なと、今季は外国人選手がひとりもいなかった。名前がカタカナなのは監督のリカルド・ロドリゲスだけ。それできっちり上位争いしているのがすごい。神戸も元日本代表の選手を主力として二連覇を果たしたし、ヨーロッパに渡った日本人選手たちも普通に活躍しているし、もはやJリーグは外国人に頼らずとも十分に戦える時代になったのかもしれない。まぁ、とはいえ鹿島のエースはレオ・セアラなわけだけれど。

 それにしても、前節の新井といい、この日の山内といい、今季ここまで1ゴールしか決めてなかった選手たちにいきなり複数ゴールを許すのって、なんなんだろうか。鹿島って昔からそういうのが多い気がする。敵の潜在能力を開花させる栄養素みたいなものがあったりするんじゃなかろうか。

(Oct. 26, 2026)



【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 会場 / 購入 / エレカシ
本 作品 / 作家 / 翻訳家 / 出版社 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 年 / シリーズ / ドラマ
蹴球 鹿島 / Jリーグ / 日本代表 / W杯

【新譜】
11/04DEKAI / キタニタツヤ
11/04PURE / キタニタツヤ
11/06Worst Christmas Ever! / Sufjan Stevens
11/06Good Weather For Immaculate Conception / Alanis Morissette
11/13Carnaval De Luz / U2
11/25kettle / スピッツ
12/09XX / 木村カエラ
12/11Artifact / Warpaint
01/22The Teardrop Throbs / The Flaming Lips
01/29Burned / Clap Your Hands Say Yeah

【ライブ】
02/06BUMP OF CHICKEN@東京ドーム
02/11宮本浩次@代々木第一体育館

【サッカー】
11/04[ACLE 第4節] ブリーラム-鹿島
11/07[J1 第14節] F東京-鹿島
11/20[J1 第15節] 鹿島-清水
11/25[ACLE 第5節] 鹿島-全北現代
11/28[J1 第17節] 鹿島-岡山

【新刊書籍】
11/06『不倫、その他の選択』 アンドレ・デビュース(村上春樹・訳)

【準備中】
11/05[本] 辺境・近境
11/--[本] またたび浴びたタマ
11/--[本] 村上かるた うさぎおいしーフランス人
11/--[映] シークレット ウインドウ
11/--[音] BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ
11/--[映] 野性の証明

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0