鹿島アントラーズ1-0横浜F・マリノス
J1百年構想リーグEAST・第2節/2026年2月14日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN
前節退場になった三竿のかわりに樋口、この日はベンチ外だった濃野にかえて右SBには小池を起用して臨んだF・マリノス戦。
マリノスとは優勝を決めた去年の最終節でも戦っているので、およそ二ヵ月ぶりの対戦ということになる。あの試合では鹿島の優勝の話ばかりで、マリノスのことはなにも書かなかったけれど、確認したらこの試合のスタメンは基本あの日と同じ感じだった。
CBをコロンビア人のジェイソン・キニョーネスと、去年の途中に海外から戻ってきた角田涼太郎で固め、右SBに加藤蓮、ボランチに渡辺皓太、トップ下には元川崎の遠野大弥、3トップの左にジョルディ・クルークス、真ん中がこれまた途中移籍組の
監督は火中の栗を拾うべく昨年の途中から指揮を任されて、きちんと残留を果たしてみせた大島秀夫がそのまま留任。でも開幕早々、正GKが怪我をしたり、キャプテン喜田がベンチスタートだったりしたので、今年も最初から苦労をしいられているっぽくてお気の毒。
それでもやっているサッカーの強度は高かった。ハイプレスが厳しく、守備が安定していて穴がない。とくに二人の外国人が効いていた。クルークスは喜田が出てくるまではキャプテンマークを巻いていて、背番号も11に変わって、すっかりチームの中心って感じだったし、キニョーネスには何度もチャンスをつぶされた。
そんな相手のせいもあってか、この日も鹿島のサッカーは低調。うしろでボールを回してばかりで、ほとんど前線にボールが入らない。最終的なシュート数がわずか6というのが試合の内容を物語っていた。
いくらか内容がよくなったのは後半、知念→柴崎(祝出場!)、エウベル→チャヴリッチと選手を交替させてから。その時間になると相手も疲れてきていたし、右サイドに入ったチャヴリッチが再三相手に脅威を与えていたので、これは期待できるかもと思っていたら、意外や、決勝ゴールが生まれたのは逆サイドからだった。
左サイドで最終ラインからのロングボールに抜け出した優磨が敵陣深くまでボールを持ち込んで、うしろへと折り返す。そこに上がってきた小川がためらうことなくダイレクトで打ったクロスが、ゴール正面で待ち構えていたレオ・セアラの頭にどんぴしゃ!
最初のロングパスを出したのは誰かと思ったら、最終ラインまでさがっていた柴崎だった。おー。柴崎のパス、優磨の突破、小川のクロス、レオ・セアラのヘディング。どれも絶品なプレーの連係から生まれた素晴らしいゴールだった。
クロスといえば、そのゴールのあとに小池と交替で出てきた松本遥翔(19歳)がレオ・セアラにピンポイントで合わせるシーンもあった。残念ながらシュートは枠をとらえられなかったけれども、あれもいいクロスだった。
でも攻撃でよかったのはそれくらい。あと前半に知念がセットプレーからダイビングヘッドを打ったシーンくらい。守備では終盤に交替で出てきたイスラエル人のディーン・デイビッドが至近距離で打ったシュートを早川が止めてくれたのが最大の見どころだった。早川、ようやく昨年度MVPらしいところを見せてくれた。ナイス。
交替カードは先の3人に加えて、最後に溝口と林晴己を起用して5枚を使い切った。この日は関川もベンチ入りしていたけれど、キム・テヒョンがすっかり頼もしくなってしまったので、当分出番が回ってきそうにない。
なにはともあれ、勝ててよかった。でも1勝1分けの鹿島と、2分けのFC東京(PK戦で2連勝)が勝ち点4で並んでいるのが、いささか釈然としない。この大会の特殊なレギュレーションが最後にどういう結果をもたらすかはちょっとした見ものだな。
(Feb. 16, 2026)




















