浦和レッズ0-1柏レイソル
ナビスコカップ・決勝/2013年11月2日(土)/国立競技場/フジテレビ
今年が現在の国立競技場では最後となるナビスコ杯決勝……なのですが。
前日発売になった iPad Air がキックオフの直前に届いたため、気が散ってまったく試合に集中できなかった。いや、正しくは集中できなかったとかいうレベルではなく、テレビはついていたものの、ほとんど観ていなかった。
いちおう、僕は90分ちゃんと観た試合だけ感想を書くのをルールにしているので、こういう場合は感想を書かなくてもいい(というか書くべきではない)のだけれど、これは決勝戦だし、あとから振り返って、「なぜあの年の決勝戦を観ていないんだろう?」と不思議に思うのもなんなので、とりあえず記録だけでも残しておきます。
漠然とした印象ながら、試合は終始レッズが支配していて、柏は守ってカウンターという展開だったと思う。で、前半終了間際に工藤がヘディングでゴールを決め、柏がその虎の子の1点を守り切って、優勝を決めたと。そんな感じの試合。柏はなにげに勝負強い(ACLでは負けたけど)。そしてレッズはあいかわらず勝負弱い。
ほんと、柏はキャプテンの大谷を累積警告で欠いていたり、故障者続出で3バックの右には元川崎の谷口が入ってたりと、苦しい台所事情だったはずなのに、それでもタイトル取っちゃうんだからすごい。ネルシーニョの電撃辞任発言はいったいなんだったんだか。こうやってちゃんとタイトル取れるだけのチーム作っといて、辞めるはないよなぁ……。
とはいえ、柏はジョルジ・ワグネルが今季限りらしいので、来年はマルキーニョスを切った翌年の鹿島のように、彼の抜けた穴を埋めきれず、苦戦すると見た。
レッズは残りわずかで興梠が同点ゴールを決めたかと見えたのに、オフサイドの判定に泣いた(副審の旗はあがっていなかったのに主審がオフサイドと判断したらしい)。リプレイで見たところ、柏のクリアボールが浦和の選手にぶつかって跳ね返り、ゴール前に残っていた興梠へとつながったものだから、あの最後のボールをパスとみなすならば、そりゃオフサイドだろうってプレーだった。
でも興梠、鹿島時代を含めて、決勝戦で負けたのは、これが初めてだったらしい。それはそれですごいなと思う。
(Nov 03, 2013)