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小石川近況

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2026-11-06蹴ACLE 第4節・ブリーラム-鹿島 New!
2026-11-04本『辺境・近境』
2026-11-02蹴J1 第13節・鹿島-C大阪
2026-10-31蹴ACLE 第3節・鹿島-浦項
2026-10-30本『波の絵、波の話』
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ブリーラム・ユナイテッド0-0鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグエリート・第4節/2026年11月4日(水)21:15/ブリーラム・スタジアム/DAZN

 セレッソ戦から中3日、タイに移動してのアウェイでの一戦。

 この試合で鬼木は思い切ったターンオーバーをしてきた。

 なんと、柴崎、優磨、チャヴリッチ、関川、小池らは現地に帯同せず。かわりにベンチには倉橋、大貫、平島、高木という、誰それって選手たち(全員二種登録で17~18歳)が4人も入っている。

 スタメンも若い! GK早川(26歳)、DF津久井(22歳)、千田(32歳)、元砂晏翔仁ウデンバ(17歳!)、大川佑梧(19歳)、MF樋口(30歳)、三竿(30歳)、松本遥翔(20歳)、林晴己(22歳)、FW徳田(19歳)、吉田湊海(18歳)というメンバーで、平均年齢は、23.3歳――って。ほぼ五輪代表じゃん!。

 スタメンのうち、千田、三竿、樋口、早川の4名を除いた、残りの全員がU-23以下。ベンチ入りした選手全体でも平均年齢は24.7歳(AIさんに教えてもらった)。おそらく公式戦ではクラブ史上もっとも若いスクワッドだろう。

 次節のFC東京戦を重視したからこそのターンオーバーなのだろうけれど、でも鬼木がこのメンツで戦えるって判断したってことは、対戦相手のブリーラム・ユナイテッドもやっぱ弱い?

 ――と思ったら、決してそんなことはなかった。ほぼ5バックの守備的なサッカーだったから、攻撃面での恐さはなかったけれど、個々の質は決して低くなかった。

 それもそのはず。ブリーラムにはタイの選手がほとんどいなかった。

 出場選手のうち、タイ人はたったひとりだけ。あとはブラジル人3名が最多の多国籍軍で、内訳はスペイン、セルビア、オーストラリア、ガーナ、ルーマニア、イラン、フィリピンが各1名ずつ(GKがイングランド出身のフィリピン代表とのこと)。

 なんという多様性!

 ここまで世界中の選手が集まっていると逆に壮観だ。途中出場もブラジル人ふたりにスペイン人ひとりだし、もうどこの国のクラブと戦ってんだか、よくわからない。

 まぁ、こういうクラブがACLに出てくるってことは、タイのリーグの実力がそこそこって証明だろう。でも逆にこれくらい助っ人の多いクラブがリーグにあると、対戦する国内選手の強化にはつながりそうな気もする。ハノイもけっこう強かったし。あ、それはベトナムか。

 いずれにせよ、そんなわけでこの日の試合は、鹿島の未来を担う若者たちが、世界中から集まった多国籍軍の海外クラブと戦うという図式だったわけだ。

 結果としてスコアレス・ドローに終わってしまい、残念ながら4連勝とはならなかったけれど、若い選手たちはじつによく戦った。スタッツは互角以上だし、確実に内容は相手を上回っていた。助っ人外国人たち相手にこの結果は上出来だ。若者たちにとってもまたとない経験になったはず。

 まぁ、後半からは松村、レオ・セアラ&エウベル、マテウス・ブエノ、小川といった、主力をつぎ込んで勝ちにいったのに、勝ちきれなかったのはやや誤算。でもやっぱ、主力組はさすがっすね。彼らが出てきてからは攻撃の迫力が違った。

 なんにしろ若い子たちはみんなよかった。なかでも元砂がすげー。CBとしてプレーするのを観たのは初めてだったけれど、プロの試合であんな落ち着いたプレーをしてみせる高校生っている? もう今後ずっと彼がスタメンでもいいんじゃないだろうか。そんなこというと関川にかわいそうか。

 でもこのままだと鹿島でレギュラーに定着する以前に、海外のクラブに引き抜かれそうな。それくらいいい選手。本当にこれからが楽しみだ。

(Nov. 06, 2026)

辺境・近境

村上春樹/新潮文庫/Kindle

辺境・近境(新潮文庫)

 途中で紙の本も並行して読み始めてしまったせいで順番が前後してしまったけれど、これがデジタルで読む月刊・村上春樹の最後の一冊。

 収録されているのは、国内外の旅行記が全七本。内訳は海外がアメリカ二本、メキシコ、ノモンハン、国内が長崎、香川、神戸の計六ヶ所。時期は九十年代の後半で、およそ四半世紀以上前の話になる。

 アメリカでまずは多くの作家が住むというニューヨーク州のニュー・ハンプトンという街を訪れ、その後に後半のエッセイでは車での大陸横断旅行に出かけている。

 長崎では個人が所有する小さな無人島で何泊かしてみようとして、夜間に虫の大群に襲われて一晩で終了。これには笑った。まぁ、他人事だから笑えるんであって、自分が同じ目にあったらたまったもんじゃないけれど。

 メキシコでは前半がバックパッカー春樹の一人旅、後半が写真家の松村映三と翻訳家のアルフレッド・バーンバウムと合流して、あちこちを回っている。

 香川では安西水丸氏と一緒にただひたすらうどんを食いまくっている。

 ノモンハンでは表紙の写真を撮っている。

 神戸では震災の二年後の故郷を二日にわけて散策している。

 旅先での風景や出来事をつづる春樹氏の文章は、ふだんのエッセイでのくだけた調子とは違って、いたって普通でとっつきやすい。まぁ、うどんにまつわる章は安西水丸氏と一緒だから、けっこう『村上朝日堂』に近い感じだけれど、そのほかは比較的真面目。そもそもメキシコやノモンハンには、土地柄的に気安くジョークなんかいえない雰囲気が漂っている。このふたつの土地がタイトルの「辺境」たるゆえんだろう。

 メキシコってサッカーでは日本のライバルって感じだから、それなりに発展しているんだろうと思っていたのだけれど、このエッセイが書かれた四半世紀前には、まだまだ発展途上国に近い地域がたくさんあったみたいだ。いま現在はどうなんでしょうね。

 とりあえず、日本でのほほんと暮らしている自分は幸せだなと思った。

(Nov. 04, 2026)

鹿島アントラーズ4-1セレッソ大阪

J1・第13節/2026年10月31日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 樋口が今季初出場!――ってんで、スタメン表を見ていきなり盛り上がった。

 そんなこの日のスタメンは、早川、津久井、植田、関川、小川、樋口、マテウス・ブエノ、松村、エウベル、レオ・セアラ、優磨の11人。途中出場は、柴崎&チャヴリッチ、三竿&林、松本遥翔(はると)の5人だった。

 広瀬の故障を受けてのことだと思うけれど、二日前にレンタル先の富山から呼び戻したばかりの松本を、途中出場でのわずかな時間といえ起用したのも意外だった。ここからは総力戦だっていう鬼木の意思が伝わってくる采配だった。

 試合は前半14分に早くも動く。松村のスルーパスからエウベルが相手DFの裏をついて冷静にシュートを決めた。

 対するセレッソはスペイン人の新監督パブロ・マチンのもと、ここ7試合連続勝ち星なしと苦戦を強いられている。この試合でも先制を許す苦しい展開になったと思ったら、さらに追い打ちで、そのすぐあと、スタメン出場してボランチとしてプレーしていた香川が足首を傷めて途中交替を余儀なくされてしまう。

 田中駿汰と香川のダブルボランチっておもしろそうだよなって思っていたのに、わずか20分しか観れないとは。お気の毒さまとしかいいようがない。

 で、香川が交替してすぐに鹿島が追加点を奪う。樋口のCKから優磨が折り返したボールをエウベルが頭で押し込んだ。あっという間に2-0。

 でも、これは楽勝かと思ったその3分後に、ルーカス・フェルナンデスの斜めのクロスに、190cmのコロンビア人FW、パブロ・サバックが頭であわせてセレッソが1点返す。この時間帯からしばらくはセレッソ・ペースだった。

 でもその10分後には、ふたたび鹿島が突き放す。相手の虚を突いたサイドスローからの素早いリスタートで、優磨が右サイドの深くから折り返したボールにマテウス・ブエノがあわせた。このところブエノが得点に絡むプレーが増えて、喜ばしい限りだ。

 ということで、リードを2点に戻して前半を終了。

 後半25分には途中出場のチャヴリッチがカウンターからのロングボールに反応。3バックの真ん中でプレーしていた鷹啄(たかはし)トラビスが目測を誤ってクリアミスしたボールを奪ってドリブルで独走。GK中村航輔との1対1を冷静なループで決めてみせた。このところのチャヴリッチは絶好調だ。まさにスーパーサブ。

 ということで、本日のゴール劇場はこれにて幕。スタッツだけみれば、シュート数も同じ、ボール保持率も五分で、差が出たのはCKの数くらいなんだけれど、スコアは4-1という予想外の快勝劇だった。3点差をつけて勝ったのは今季初だ。

 過密日程の中、ここ5試合はずっとホームだったのもラッキーだった。ここからはアウェイでのACL、意外な好調さでまさかの首位にたつFC東京との味スタ戦と、難しい試合がつづく。次週は前半戦の正念場だ。

(Nov. 02, 2026)

鹿島アントラーズ3-0浦項スティーラーズ

AFCチャンピオンズリーグエリート・第3節/2026年10月28日(水)19:00/メルカリスタジアム/DAZN(見逃し配信)

 BUMP OF CHICKENのライブとかぶってしまったため、ライブからの帰宅後に、午後十一時半から見逃し配信で観た韓国のクラブとの試合。

 この試合はサプライズが多かった。

 まずはスタメン。早川、広瀬、千田、関川、小川、元砂晏翔仁ウデンバ、マテウス・ブエノ、林、エウベル、徳田、チャヴリッチという顔ぶれで、3日前の柏戦と一緒なのは、早川、小川、林、徳田の4人だけ。このあいだのベトナムでの試合では優磨とレオ・セアラをスタメンで使うガチのスタメンだったのに、今回は韓国勢相手に大胆なローテーションを施してきた。これがひとつ目のサプライズ。

 え、もしかして浦項(ポハン)ってあまり強くないってこと?――という疑問への答えがふたつめの驚き。浦項は5バックで守って、まるで攻めてこなかった。最終的なシュート数がわずか3。うち枠内0。さすがにこの内容では、早川はまったくなにもしていないも同然だった。

 ほんとにこのチームがKリーグの昨年度4位なの?――というか、そもそも韓国勢って4位でACL出れんのかよ!

 まさか韓国サッカーがここまで低迷しているとは思わなかった。でもまぁ、そんな浦項相手に鹿島は前半ノーゴールで終わってしまったわけだけれども。

 三つ目の驚きは、最近不在だったので怪我をしているのかと思っていた広瀬がスタメンで起用されたこと。それでいて、ひさびさに出てきたと思ったら、開始わずか6分で足を痛めて交替になってしまったこと。なんてこった……。

 でも、結局はこの不幸な交替劇が、鹿島に先制点をもたらすことになった。

 後半24分。広瀬と交替で前半の早いうちから途中出場でプレーしていた小池が、右サイドで猛ダッシュしてDFラインの裏へと駆け込みながらボールを要求。これを見逃さなかったマテウス・ブエノからピンポイントのパスが通る。

 小池はこのボールを胸にあてて、そのままゴールへと流し込んだ。見事なパスからの珍妙なゴール!

 さらにその6分後には林のパスを受けたチャヴリッチがシュート! 一度は止められるも、その跳ね返りを二度目のチャンスで自ら押し込んだ。

 この日の相手ならば、さすがにこの2点目で勝負ありだった。

 四つ目のサプライズは、長期離脱余儀なしかと思っていたレオ・セアラがこの試合で早くもベンチ入りして、しかも後半40分からピッチに立ったこと。2-0で勝っている試合で、わざわざ故障明けのレオ・セアラ使うのかよ!――って驚いた。

 おまけは、後半45分にはマテウス・ブエノの移籍後初ゴール!――と思ったら、謎のファールで得点が認められず。いったいどこがファールなんだって思っていたら、VARが介入して判定取り消しで、改めて得点が認められた。なんだったんだ、最初のあの判定? でもまぁ、ゴールが認められてよかった。

 このマテウス・ブエノの初ゴール取り消し判定がこの日の最後のサプライズだった。

 途中出場は、小池、優磨、柴崎&松村、レオ・セアラの5人。優磨は後半の頭から、柴崎らは途中からの出場だった。小池の先制点は柴崎たちがピッチに立った5分後だった。交替でさがった元砂もよかったけれど、やっぱ今年は柴崎がいるのといないのでは、まるでチームの雰囲気が違う気がする。

 初めて見た千田のプレーも、なかなか好印象だった。彼と関川のコンビでのクリーンシート達成が今後に向けて明るい材料になるといいなと思う。

(Oct. 31, 2026)

波の絵、波の話

稲越功一・村上春樹/文藝春秋

波の絵、波の話

 もう一冊、稲越功一氏とのコラボ本。いまや絶版なので、これは古本で入手した。一九八四年の刊行だから、僕が高校生のころの作品。これが先にあって、十年後に『使いみちのない風景』が生まれたらしい。

 『使いみちのない風景』は文庫本だったけれど、こちらは文庫化されていないので、A4サイズのハードカバーの写真集。稲村氏の名前が先になっている通りで、こちらはまずは写真ありきで、そこに春樹氏が気ままに文章を寄せたものという風体になっている。

 『波の絵、波の話』というタイトル通り、なるほど海岸や水辺の風景写真が多いけれど、べつにテーマに深くこだわったりはしていないらしく、ビルの夜景や野球場、グラスの写真などもある。

 ただ、全体的に画素の荒い、くすんだ色合いの写真が多くて、僕には正直なところいまいちピンとこなかった。『使いみちのない風景』ではこういう写真が撮れたら楽しいだろうなって思ったけれど、こちらではそう思わなかった。どうせならばあっちがハードカバーのほうが嬉しかったんだけれどな。世の中、そううまくゆかない。

 春樹氏の仕事は、洋楽の歌詞の部分訳が七編――うち僕が聴いたことがあるのはドアーズの『ムーンライト・ドライブ』とビーチボーイズの『キャロライン・ノウ』の二曲だけ――に、長短のエッセイが五編(どちらも数え間違えている可能性あり)、そして最後にレイモンド・カーヴァーの『ビューファインダー』という内容。

 こういう文脈のなかにぽつんと置かれると、カーヴァーの作品ってかなり村上ワールドに近い感触になるんだなって思った。春樹氏がカーヴァーのことを好きな理由が垣間見えた気がした。

(Oct. 30, 2026)



【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 会場 / 購入 / エレカシ
本 作品 / 作家 / 翻訳家 / 出版社 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 年 / シリーズ / ドラマ
蹴球 鹿島 / Jリーグ / 日本代表 / W杯

【新譜】
11/13Carnaval De Luz / U2
11/25kettle / スピッツ
12/09XX / 木村カエラ
12/11Artifact / Warpaint
01/22The Teardrop Throbs / The Flaming Lips
01/29Burned / Clap Your Hands Say Yeah

【ライブ】
02/06BUMP OF CHICKEN@東京ドーム
02/11宮本浩次@代々木第一体育館

【サッカー】
11/07[J1 第14節] F東京-鹿島
11/20[J1 第15節] 鹿島-清水
11/25[ACLE 第5節] 鹿島-全北現代
11/28[J1 第17節] 鹿島-岡山

【準備中】
11/09[映] シークレット ウインドウ
11/11[本] またたび浴びたタマ
11/13[本] 村上かるた うさぎおいしーフランス人
11/--[音] BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ
11/--[本] 野性の証明
11/--[映] ミザリー
11/--[本] 虚言少年 激闘編

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0