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2026-03-27『ONE PIECE シーズン2』 New!
2026-03-25J1百年構想リーグ・鹿島-千葉
2026-03-23『新編 日本の面影 II』
2026-03-21J1百年構想リーグ・町田-鹿島
2026-03-19『新編 日本の面影』
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果樹園の守り手 荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

最近の五本

ONE PIECE シーズン2

イニャキ・ゴトイ、新田真剣佑、エミリー・ラッド、ジェイコブ・ロメロ・ギブソン、タズ・スカイラー/2026年/Netflix(全8回)

 世界中で大評判だという噂の『ONE PIECE』実写版ドラマの第二シーズン。

 今回はチョッパーが仲間に加わるというのが最大の見どころだったわけだけれども、そこに至るまでも見せ場がたっぷりだった。

 まずは麦わら海賊団がグランドラインへと向かう最後の島で、海賊王の処刑台を見上げるルフィがいい。新たな冒険の始まりに胸躍らせる感じが素敵。

 そしていざグランドラインへ!――というその入り口にあるリバースマウンテンの奇妙奇天烈なダイナミックさ。その出口に待ち構えている巨鯨ラブーン!

 巨大サボテンの島ウイスキーピークでのゾロの百人斬り!

 リトルガーデンでのエルバブの巨人たちとの出会いに、ドルドルの実の能力者ミスタースリーとのバトル!

 そしてドラム王国でのチョッパーとの出逢い!

 もうどれもこれも映像がすげー! 尾田栄一郎のあの絵がそのまま実写になっているのがひたすら感動的――というよりは、おかしすぎて笑っちゃうレベル。マンガだから特に気に留めていなかった尾田栄一郎のビジュアルセンスの奇抜さが、実写になったことでやたらと強調されている。

 前述した数々の風景はとにかくすごいんだけれど、加えてクロッカスとか、ドクター・ヒルルクとかが、マンガのまんまのへんてこりんな髪型で実写化されているのがいい。こんなものを世界中の人が大喜びで観ていると思うとやたらとおかしい。とくにヒルルク。あんなヘアスタイルの人に泣かされることってなかなかないよ?

 ドラム王国でルフィが無断借用するナミのコートとかもマンガのまんまで再現されているし、とにかくひたすら原作に忠実なところがこのドラマの最大の魅力。さすが尾田栄一郎ご本人が監修に参加しているだけのことはある。原作だとこの時点ではまだ出てこないキャラがちらほら顔出ししているのにもぐっとくる。

 まぁ、イガラムさんはもっと大きい人がよかったなとか、そのほか主要キャラにもいささかイメージが違う人はいるけれど(誰とはいいません)、それでも全体としての完成度には文句なしだ。

 日本が世界に誇る天才漫画家の奇天烈なビジョンが、マンガに興味のない人たちにも届く理想的な形で実写化されたという事実に祝福を――。

(Mar. 27, 2026)

鹿島アントラーズ2-1ジェフユナイテッド千葉

J1百年構想リーグEAST・第8節/2026年3月22日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 この日の対戦相手はジェフ千葉! じつに17年ぶりの対戦!

 降格したときには、まさかこんなに長いことJ1に戻ってこないなんて思わなかったよ。なにはともあれ昇格おめでとー!

 でもさすがに長いことJ2にいただけあって、知っている選手が少ない。鈴木大輔だけが別格で、あとは呉屋、前、イサカ・ゼインなど、はてどこかで見た気がするけど、どこでだっけ?――って選手がちらほらいるくらい。ここまでリーグ最下位に沈んでいるのも致し方なしってメンバーに思えた。

 とはいえ、サッカーは決して悪くなかった。早々に失点を許したときには、こりゃ一方的な試合になるかと思ったのに、そうはならない。前年度王者相手にまったくものおじをしない戦いっぷりで、攻守にバランスが取れたサッカーをみせていた。

 監督は小林慶行という人。ぜんぜん知らない人だと思っていたけれど、過去の記録を確認したら、ヴェルディの選手としてその名前が一度だけ残っていた(二十年前の天皇杯決勝で退場になったらしい)。

 そんな千葉を迎えうつ鹿島のスタメンは、中3日という日程に加えて、相手がリーグ最下位ってことで、若干油断があったような気がする。少なくても、見た瞬間にえっ? と思う意外性があった。

 なんと関川がキム・テヒョンに替わってスタメン復帰。溝口がベンチを外れて左SBは小川。ボランチは三竿と樋口で、両サイドの攻撃的MFは荒木とエウベル。つまり鬼木はフィールド・プレーヤーのうち半分を入れ替えてきた。勝っているチームはいじるなという定石を無視した采配。

 まぁ、4試合ぶりにスタメン起用されたエウベルが、開始わずか3分に左サイドを突破して、単独ドリブルで持ち込んでひとりでシュートまで決めてしまったのは、まさに鬼木マジックって感じでびっくりだったけれども、前半でよかったのはそのゴールだけ。その後はぴりっとしない内容に終始した。

 後半に入れば変わるかと思ったら、この日は大差ない。それどころか半分が過ぎたあとでイサカ・ゼインにゴールを許して同点とされる始末。

 あの場面は左から右への展開で、関川が足を出すもボールを止められず、シュートコースを消しに行った小川の身体にあたってコースが変わってしまい、さすがの早川もなすすべなしだった。やっぱ関川は試合勘が足りない感ありありだったよなぁ……。キム・テヒョンを起用していたら、防げた失点ではって気がした。

 その後、残り時間も少なくなってもいまだ同点のままだったので、これはもうPK戦やむなしかって思ったのに、こんな試合でもセットプレーから勝ち越しゴールが生まれてしまうのがいまの鹿島。

 後半残り6分に、途中出場の柴崎の左CKを、知念がヘディングで流し込み、最後は植田が押し込んだ。ほんと今年はセットプレーがすごすぎる。しかもここで得点に絡んでいるのは、またもや途中出場のふたりというね。鬼木、すごいや。

 最後は敵陣のコーナーフラッグ付近でしつこく「カシマって」試合終了の笛。あんな堂々たる時間稼ぎを見たのはひさしぶりだ。出来の悪い試合ながら、きちんと勝ち点3を積み上げられてなにより。

 途中出場は林、柴崎、田川、松村、知念の5人。千葉には松村の弟・松村拓実がいて、奇しくもふたりは同時にピッチに立った。昇格プレーオフで活躍してジェフをJ1昇格に導く立役者となった17歳、姫野も松村弟と一緒に出てきた。

 そういや出番はなかったけれども、安西がベンチ入りしていたのもこの日の重要トピック。師岡の復帰も近いという噂だし、怪我で離脱していた選手たちが次々と戻ってきていて、鬼木もこの先、選手起用で大いに悩むことになるんだろう。

 次週は代表ウィークなので3月の試合はこれでおしまい。4月最初の次の試合で百年構想リーグも前半戦一巡だ。2位のFC東京に勝ち点6の差をつけて、優勝に向けての鹿島の視界はきわめて良好。

(Mar. 25, 2026)

新編 日本の面影 II

ラフカディオ・ハーン/池田雅之・訳/角川ソフィア文庫

新編 日本の面影 II (角川ソフィア文庫)

 前作『新編 日本の面影』から十五年のインターバルをへて刊行された続編。

 こちらに収録されているのは十編のみで、二冊あわせてもいまだ全話に足りない。ページ数も前作より百ページも少ないし、なにゆえ全部訳してくれないのか疑問でしかない。

 そんな中途半端な作品な上に、『ばけばけ』の影響で軒並み在庫切れだったので(僕みたいな読者がたくさんいるらしい)、読まなくてもいいかなぁとも思ったんだけれど、なんとなく読まずに終わらせるのも座りが悪いので、アマゾンに在庫があるのを見つけて即座に入手した。なんたって『鎌倉・江の島詣で』なんて作品もあるし。ハーンが語っているなかで、自分が訪れたことのある場所は鎌倉だけなので、それがどんな風に語られているかには興味があった。

 でも小泉八雲が訪れた鎌倉や江の島は、僕が知っている現在のそれとはずいぶん印象が違うみたいだった。

 鎌倉はかつての首都の成れの果てみたいな感じで、なんだかさびれたイメージで語られているし、逆に現在では観光地としての俗なるイメージが強い江の島(そんなことない?)は「霊的な感動を伴った魅力」を持っているなんて書かれている。マジすか?

 すでにその時代にあって、西洋化によって失われつつある日本の素朴なる魅力を嘆いていたハーン先生がいまの江の島を見たらどれだけ悲しむことやら……。

 この本にはおまけで妻の小泉節子さんが思い出を語ったエッセイが収録されている。それだけでも五十ページ近いボリュームで、『ばけばけ』のサブテキストとしてはもってこいの内容だった。これだけのために買っても後悔しなのではという気がする。

 まぁ、なぜにこれを最初の本から外したんだろうと思ってしまうような作品もあるし、とりあえず一冊目を読んだ人はこちらも読んでおいたほうがよかろうって一冊。

(Mar. 23, 2026)

町田ゼルビア0-3鹿島アントラーズ

J1百年構想リーグEAST・第7節/2026年3月18日(水)19:30/MUFGスタジアム/DAZN

 なんだか向かうところ敵なしって感じになってきた。

 2位につける町田を、3得点・無失点で圧倒! 町田とはいつも難しい試合になる印象だったので、こんなに楽な展開になるとは思わなかった。

 まぁ、町田のホームとはいってもスタジアムは国立――改め今回からはMUFGスタジアム――だったので、町田にとってはあまりホームな感じがなかったというのも鹿島には有利に働いた気がする。平日の試合なのに入場者数が4万人超えたのがすごい。

 せっかく国立でやるのだから観にゆこうかとも思ったんだけれど、去年からつづく金欠モードから抜け切れてないもんでやめときました。貧乏人。

 スタメンで目を引いたのが松村の復帰! FWは田川がレオ・セアラとツートップでペアを組み、優磨が左サイドの二列目に入った。あとボランチが柴崎・三竿の組み合わせで、4バックとGKは変わらぬメンツ。

 松村、田川が今季初スタメン! そして柴崎もスタメン復帰!

 前節柴崎がベンチスタートだったのは、中3日のためのローテーションか!

 でもって、このスタメン起用がずばっとはまって、鹿島は開始わずか5分で先制する。

 柴崎が起点となって、レオ・セアラが松村へDFラインの裏へと抜け出す見事なパスを通し、これを松村がドリブルで持ち込んで、グラウンダーのクロスをファーへと流し込んだ先に、優磨がフリーで飛び込んできていた。

 2点目は三竿。前半残り2分という時間帯に、ゴール正面でパスを受けた白崎(町田のスタメン!)へと激しいチェックをかけてミスを引き出し、懸命に足を伸ばしてボールを拾った松村から田川→三竿とパスが通って、最後は三竿がFWかよって落ち着いたシュートを決めてみせた。

 復帰したばかりの松村が2得点ともに絡んでいるのが素晴らしい。彼をスタメン起用した鬼木の采配がズバリ的中した形。

 いまの鹿島が前半で2点をリードしたらもう安牌だ。

 後半の頭に黒田監督は思い切って4枚一気替えに踏み切って、それが効いたのか、後半は町田に攻め込まれる時間帯が長くなった。

 この日の町田はテテ・イェンギという身長197センチの豪州人FWのワントップで、ナ・サンホ、エリキが二列目、ネタ・ラヴィと白崎がボランチでコンビを組み、中山雄太、岡村大八、昌子の3バックというあたりが主な顔ぶれ。相馬はACLで怪我をした関係で後半からの出場になった。やっぱ彼がいるのといないのとでは段違いだったので、後半押され気味になったのは相馬の存在が大きい。彼がベンチスタートだったのもこの日の鹿島には幸運だった。

 まぁ、とはいえ、いまのチームは押し込まれてもそう簡単には崩されない。攻めては小川のゴールを決めたり(VARに取り消されてがっかりだった)、チャヴリッチのシュートがバーに嫌われたりしたシーンもあったし、ちゃんと追加点の匂いは感じられた。でもって後半ロスタイムには、カウンターから左サイドを抜け出したレオ・セアラのアシストを受けて、チャヴリッチがゴール! 3ー0として勝利を決定づけた。

 途中出場はそのチャヴリッチに、林、知念、小川、そして関川!

 出場時間はわずか1、2分だったけれど、長期離脱していた関川がついにピッチに戻ってきたのはなかなか感動的だった。

 レオ・セアラや田川らFWが献身的なプレーをみせてゴールが生まれているのもいい感じだし、本当にいまはチーム状態がいいんだろうなぁって思わせる快勝劇だった。

 J1珀年構想リーグ、楽しい。

(Mar. 21, 2026)

新編 日本の面影

ラフカディオ・ハーン/池田雅之・訳/角川ソフィア文庫

新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)

 朝ドラ『ばけばけ』を観ていて、ラフカディオ・ハーンが当時の日本についてどんなことを書いていたのか興味が湧いたので読んでみた、小泉八雲先生による日本に関する初めての著作『Glimpses of Unfamiliar Japan』の部分訳。

 できれば全訳が読みたかったんだけれど、これがいちばん手に取りやすかったし、角川ソフィア文庫には好印象を持っているので、まぁこれでいいやと思って読むことにした。

 収録されているエッセイは十一編。

 Kindleで原書(すでにパブリックドメインだからただで読める)を確認したところ、全二巻で二十七編が収録されているので、この本の収録作はその半分にも満たない。それもすべて全訳しているわけではなく、適度に端折られているそうなので、ちょっとなぁとは思う。原作者の意を汲まぬ部分訳にはいささか抵抗を覚える。最初からそうだとわかっていたら読んでなかったかもしれない。

 でもまぁ、内容についてはおもしろかった。僕はまったく旅行をしない人間なので、百年以上前に生きた外国人の目を通して描かれる、自分の親さえ知らない時代の日本の風景はいろいろと新鮮だった。

 なかでは冒頭の三作品――日本に到着したその日に寺社参りしまくる『東洋の第一日目』、ゆきずりの村の祭りに魅了される『盆踊り』、松江での生活を描いた『神々の国の首都』――がお気に入り。米突きの重低音の響きで目を覚まし、日の出の光に向かって柏手を打つ町の人々の姿を活写するハーンさんの描写力はとてもビビッドだ。

 杵築大社(いまの出雲大社が当時はそう呼ばれていたそうだ)を外国人として初めて訪ねたときの話も印象的。天皇陛下にも比肩する尊敬を集る宮司の存在に驚いた。

 帰化しただけあって熱烈な親日家であるラフカディオ・ハーン氏だけれど、おもしろいと思ったのは、御大が語る日本人のイメージが、インバウンドで来日する現代の外国人観光客のそれとほとんど一緒なこと。

 礼儀正しくて謙虚で優しい。そして町がどこも清潔。――そんな日本人の美徳は明治の世から令和のいまに至るまで変わっていないらしい。

 そういうところはこれからも大切にしていけたらいいなと思いました。

(Mar. 19, 2026)



【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 会場 / 購入 / エレカシ
作品 / 作家 / 翻訳家 / 出版社 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / / シリーズ / ドラマ
蹴球 鹿島 / Jリーグ / 日本代表 / W杯

【新譜】
03/27Creature of Habit / Courtney Barnett
03/27Honora / Flea
03/27Ricochet / Snail Mail
04/24Julia / Julia Cumming
05/01PEACHES! / The Black Keys
05/01Maitreya Corso / Maya Hawke
05/01They Came Like Swallows / Bonner Kramer/Thurston Moore
05/08Remember The Humans / Broken Social Scene
06/10I AM HERO 「俺と、友だち」盤 / 宮本浩次
06/10I AM HERO 「最高の日、最高の時」盤 / 宮本浩次
06/26Bliss / Temples

【コンサート】
10/28BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ
02/06BUMP OF CHICKEN@東京ドーム

【サッカー】
04/04[J1百年構想L 第9節] 水戸-鹿島
04/12[J1百年構想L 第10節] 川崎-鹿島
04/18[J1百年構想L 第11節] 鹿島-浦和
04/24[J1百年構想L 第12節] 柏-鹿島
04/29[J1百年構想L 第13節] 東京V-鹿島

【新刊書籍】
07/14『サリンジャー初期短篇全集』 柴田元幸・訳

【準備中】
03/15二人称
03/16幕末
03/18ランゲルハンス島の午後

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0