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2021-09-25『宇宙人ポール』 New!
2021-09-23J1 第32節・鹿島-川崎
2021-09-21J1 第29節・鹿島-G大阪
2021-09-19『前世』
2021-09-16『海浜の午後』
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宇宙人ポール

グレッグ・モットーラ監督/サイモン・ペッグ、ニック・フロスト/2011年/イギリス、アメリカ/iTunes Store

宇宙人ポール (字幕版)

 前から気になっていたタイトルなのだけれど、エドガー・ライト監督の『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』で主演を務めているサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビの出演作だと知って、そりゃやっぱ観ておくべきだろうと思った作品。
 とかいいつつ、エドガー・ライト監督の二作品は好きかと問われるとちょっと困ってしまうような作品だったので、これも同じような出来だったらどうしようとやや不安だったのだけれど、こちらはいい意味でも悪い意味でもエドガー・ライト作品ほどぶっ飛んでいなくて、安心して観られる内容だった。まぁ、その分、平凡っちゃぁ平凡な出来映えって気がするけれど、あさってにぶっ飛んでいて評価に困ることもないので、これはこれでありだと思う。
 内容はアメリカ政府に捕らわれていたエイリアンがエリア51から逃げ出し、アメリカ旅行中のイギリス人のSFオタク二人とともに逃避行を繰り広げるというもの。
 過去のSF映画やエイリアンねたへのオマージュで笑わせるB級テイストたっぷりの映画だけれど、その一方でスピルバーグ本人が声の出演をしていたり、エイリアン映画といえばやっぱこの人でしょうって女優さんがクライマックスに華を添えていたりするあたり、なかなか馬鹿にできないなと思う。そんなのありですかって末路をたどる気の毒な人が三人ほどいるけれど、被害者はそれだけだし、あとはシンプルに笑えるギャグ満載の楽しい映画だった。
 個人的にツボだったのは主役のふたりがコミコン会場を散策している楽しげなオープニングでかかるのが『アナザー・ガール・アナザー・プラネット』だったこと。
 まぁ、僕が好きなのはここでかかるオンリー・ワンズのオリジナルではなく、マイティ・レモン・ドロップスがカバーしたーバージョンなんだけれども。それでも大好きなこの曲がオープニングのBGMでかかった時点で、この映画はもう余程のことがないかぎり嫌いようがないなって感じだった。
(Sep. 24, 2021)

鹿島アントラーズ1-2川崎フロンターレ

J1・第32節/2021年9月22日(水)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 ちっくしょぉー、どうして勝てないんだよぉ――。
 なまじ先制して、あと10分我慢できれば勝ちってところまでいっていただけに、こういう負けがいちばん悔しい。三笘と田中碧がシーズン途中で移籍してから川崎には序盤戦ほどの勢いがないから、きょうは勝てるかもと思ったのに、よもや逆転負けを食らおうとは……。ほんといつになったら川崎と普通に戦える日がくるのやら。
 いやしかし、この試合での相馬の采配には疑問が多かった。
 まずひとつ目は中3日という過密日程なのにスタメンが前節のガンバ戦と同じだったこと。まぁ、それに関しては前半は苦しみながらもスコアレスで折り返したし、後半に先制もしたのでよしとしようか。ファン・アラーノのゴールも見事だったし(アラーノのゴールは安西からのクロスをヘディングで決めたもので、広瀬からのクロスにあわせた前節のゴールを逆サイドから再現したような、彼にしては珍しい2試合連続のヘディングでのゴールだった)。
 でも問題はその後の選手起用。
 後半16分に先制して、そのちょっとあとに和泉を土居に替えてから、相馬は残り時間が10分を切って同点にされるまで、まったく選手を替えようとしなかった。それがなによりの疑問。
 まぁ、1-0と勝っている状態で、内容も決して悪くはなかったから、バランスを崩すのが怖くて選手を替えにくかったのはわからなくもない。でもそれは気持ちが守りに入っている証拠だろう。同点ゴールが生まれるちょっと前から、あきらかに選手には疲労の色が見えてきていた(と僕は思った)。特にピトゥカ。前の試合もフル出場だったわけだし、彼をレオ・シルバに替えるべきだったと思う。
 対する川崎がこちらとは対照的に、積極的に選手を替えてきた。鬼木は先制を許してから同点ゴールが生まれるまでのあいだに5枚の交替カードをすべて使い切っている。しかも同点ゴールを決めたのは、セットプレーのインターバルに最後のカードを切って投入したばかりの山村だ(そんな恩返しはいらない)。後半ロスタイムに逆転の決勝ゴールを決めたのも、途中出場の20歳・宮城天{みやぎてん}だった。しかも宮城はこれがJ1初ゴールだという。山村も今季初ゴールだそうだ。
 要するに川崎は途中出場のフレッシュな選手たちが今季初って活躍をして試合をひっくり返してみせたわけだ。対するこちらは同点の直後に安西→永戸、残り5分を切ってから綺世、アラーノをエヴェ、カイキに替えて反撃を試みたけれど結局不発。しかもそこまでで3回の交替を行っているので、5人目の選手は使えなかったという……。なぜに勝っているうちにレオ・シルバやエヴェラウド使わないかなぁ……。
 宮城に見事なミドル・シュートを決められた場面では、打たれる前に思わず「それはやばくねぇ?」と声に出してつぶやいてしまうほど宮城がフリーだった。でもってその一番近くにいながら寄せきれなかったのはピトゥカだ。2試合連続フル出場のピトゥカを責めるのは酷だけれど、あそこにいたのがレオ・シルバだったら……と思わずにいられない。
 とにかくこの試合に関しては、使えるカードを積極的に使い、交替枠5枚を使い切って試合をひっくり返してみせた鬼木と、守りに入って後手にまわり、交替カードを使いきることなく逆転負けを許した相馬の監督としての力量の差が如実だったと思う。
 相馬さん、リーグ戦ホーム3連戦で1勝2敗なんて成績じゃ駄目でしょうよ。監督としてのさらなる成長に期待してます。頼むよ、ほんと。
 ちなみにこの試合はACLのスケジュールの都合で、第32節が前倒しになったものだったけれど、川崎はベスト16で韓国勢にPK負けしてしまったので、すでに前倒した意味がなくなっているのが悲しい。
 川崎もJでは無双のくせして、ACLで負けてんじゃないよ……。
(Sep. 22, 2021)

鹿島アントラーズ3-0ガンバ大阪

J1・第29節/2021年9月18日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 ルヴァン杯から公式戦3連敗中のアントラーズとリーグ戦3連敗中のガンバ大阪の対戦。どちらが連敗を止めるかの勝負は鹿島の勝ち~。
 この日のスタメンは沖、広瀬、関川、町田、安西、三竿、ピトゥカ、ファン・アラーノ、和泉、荒木、上田の11人。
 町田、アラーノが復帰してきて、右SBはひさびさの広瀬(なぜか常本はベンチ外)で、あと土居がスタメンをはずれたあたりが注目ポイント。
 個人的には土居とエヴェラウドにベンチを温めさせておいて、和泉をスタメン起用することには納得がいかないのだけれど、でもまあ今日のところは勝っているので、あまり愚痴を書くのはやめておく。
 とはいっても、前半を観た限りでは文句のひとつもつけたくなる出来だった。ボール保持率こそ高いものの、フィニッシュの形がつくれない。こんなんじゃドローで痛み分けじゃん?――って思う内容だった。
 試合が動いたのは後半に入った52分。自軍からドリブルで攻めあがったピトゥカから荒木にラストパス。荒木のシュートは横っ飛びした東口に止められたものの、そのこぼれ球に上田綺世がジャンピング・ボレーであわせて先制。ここから前半とは打って変わった展開になった。
 2点目は広瀬のクロスからファン・アラーノのヘディング。
 3点目は途中出場の土居がドリブルで持ち込んで左足で決めたもの。
 ということで前半の苦戦はどこへやら。あっという間に楽勝な試合に。そのあと関川がイージーなミスからピンチを招いてチアゴ・アウベスにPKを与えてしまったのは余計だったけれど、それ以外はとくに文句なしの快勝だった。
 しっかしまぁ、ガンバが弱いっ。この日は昌子が欠場していたし、宇佐美もベンチスタートだったから、チーム状態も万全ではなかったんだろうけれど、それにしてもいいところがひとつもない感じ。少なくてもかつてのチャンピオン・チームの面影はまるでなかった。
 遠藤ヤットを放出しておいてこの出来ってのが悲しい。遠藤が移籍したジュビロ磐田は、その遠藤をスタメンに固定してJ2優勝を狙える位置につけている。ガンバ・サポーターはさぞや複雑な心境だろうなぁと思う。お気の毒さま。
(Sep. 19, 2021)

前世

ヨルシカ / 2021 / Blu-ray

ヨルシカ Live「前世」(通常盤)(特典:なし)[Blu-Ray]

 ヨルシカ初の映像作品は一月に有料配信された無観客ライヴをパッケージ化したもの。
 この作品に関してはまずはそのロケーションが素晴らしい。
 配信ライヴというと観客が入れられないから仕方なくライヴ会場をそのまま使いました、という無人の客席を前にした演奏がほとんどだと思うけれど、才人n-bunaはそんなありきたりをよしとしなかった。
 彼らがライブ会場として選んだ場所は八景島シーパラダイス。照明を落とした真っ暗な館内に、青いライティングに照らし出された水槽の中の魚影の群れがきらめく。普段の水族館とはまったく違う、そんな幻想的な背景にあわせ、ヨルシカは弦楽四重奏をフィーチャーした、その舞台にふさわしいスペシャルな演奏を聴かせてくれている。もとより顔出しNGで活動しているために、ライヴとはいってもステージ上でメンバーがスポットライトを浴びることがない、素顔をさらしていないバンドだからこその発想だと思う。
 ライブの目的は自分たちの容姿や演奏する姿を見せることではなく、生の演奏を聴いてもらうこと。でも観せるものであるからには、映像的にも魅力的なものにしなくてはいけない。だとしたら無人のコンサートホールなんて会場としては問題外だし、全員がモニターやスマホで観ることを前提としている以上、MVや映画的なものを背景にしたのでは「生」である意義が乏しい――。
 そんな風に考えたのかどうかは知らないけれど、結果として選ばれた夜の水族館というロケーションは、ヨルシカというバンドの演奏を披露する場所として、これ以上はないほどにふさわしかった。
 ふだんは生演奏など行われるはずのない場所で実際にライブが行われているという非現実感が、ほのかな光にきらめく名も知らぬ魚の群れの幻想的な美しさや、ストリングスの深みのある調べとあいまって、この作品を特別なものにしている。
 あとね、このライブはsuisのボーカルが本当に魅力的。
 ヨルシカはn-bunaのミュージシャンとしての全方向の才能と並んで、suisのボーカリストとしての力量もセールスポイントだと思うのだけれど、僕個人は失礼ながらこれまでsuisさんのことをそこまで特別だと思っていなかった。
 もちろん彼女の歌の上手さが彼らの楽曲の魅力を引き立てているとは思うけれど、僕がヨルシカを特別視するのはあくまでn-bunaのバンドだからであって、たとえばもしボーカルがsuis以外の人に変わったとしても、僕にとってのヨルシカの価値は変わらないだろうと思う。要するに僕にとってsuisというボーカリストは代替可能な存在だったわけだ。
 でもこのライヴでのsuisのボーカルはとても素敵だ。ほとんどずっと椅子に座ったまま、軽く身体を揺らしながらハンドマイクで歌う彼女の力みのない丁寧な歌声には、ACAねや椎名林檎やCoccoとはまた違った、独特の魅力がある。安定したレコーディング音源とはまた違った、心もちラフな揺らぎが感じられるところがたまらない。
 たいていのライブ作品は一度観て終わりという僕をして(二時間もある映像作品をそう何度も観てはいられない)、この作品を二度三度と繰り返して観させているのはその映像の美しさに加えて、そんなsuisさんのボーカルの魅力に負うところが大きい。
 おそらく去年から今年にかけてリリースされたライヴ作品のうちでも、もっとも個性的かつ魅力的な作品のひとつではないかと思います。
(Sep. 18, 2021)

海浜の午後

アガサ・クリスティー/深町眞理子・浅田実・訳/クリスティー文庫/早川書房/Kindle

海浜の午後 (クリスティー文庫)

 短めの戯曲三本を収録したクリスティーの戯曲集。
 表題作の『海浜の午後』は海辺に隣りあう三件のコテージの前で日光浴をしてくつろぐ人々のもとへ宝石泥棒を探しに警察がやってくるという設定で、平凡な中年夫婦に、年の離れたカップルと若き間男、母親の尻にしかれるマザコン青年らを配して繰り広げられるコメディ・タッチの犯罪劇。
 ふたつめの『患者』は病院を舞台に、二階から転落して植物状態になった患者をめぐって、それが事故だったのか、殺人未遂だったのかを突き止めようと、医師と警察がタッグを組んで、被害者の家族と関係者にとあるトリックを仕掛けるという話。
 最後の『ねずみたち』は何者かによって主が不在の屋敷に呼び集められた不倫カップルが、過去の犯罪を理由に罠にはめられるという話。正体不明の人物に招待されて複数の男女がひとつの場所に呼び出されて……という展開には、クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』に通じるところがあると思った。あれの骨子だけを抽出して、もっとミニマムでコンパクトな舞台劇にしてみせた感じの小品。
 翻訳は最初の二編が深町眞理子氏で、最後のひとつが浅田実氏。
 どれも名探偵が登場しない、謎解きミステリというよりは苦味のきいたスリラー寄りの一幕劇で、演劇部のちょっとした教材とかに使うにはもってこいではって気がする。
 ということで、クリスティーの戯曲も残すところあと一冊。最後の『アクナーテン』はギリシア劇らしいから、現代を舞台にしたふつうのミステリの脚本はこれでおしまい。そう思うとなんとなく名残惜しい。
(Sep. 12, 2021)

【相棒】
しろくろや

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / エレカシ / 購入
作品 / 作家 / 翻訳家 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 公開年 / シリーズ
蹴球 日本代表 / Jリーグ / 鹿島 / W杯

【新譜】
09/29LIVE Blu-ray CLEANING LABO「温れ落ち度」 / ずっと真夜中でいいのに。
09/29食べた愛/あたしたち / aiko
09/29What a Wonderful World with Original Love? / V.A.
10/01The Comeback Special / The The
10/01Carnegie Hall 1970 / Neil Young
10/13縦横無尽 / 宮本浩次
10/15Music of the Spheres / Coldplay
10/22Blue Banisters / Lana Del Rey
10/22A Head Full of Ideas / The Charlatans
10/29I Don't Live Here Anymore / The War on Drugs
11/05Kid A Mnesia/ Radiohead
11/05Queens Of The Summer Hotel / Aimee Mann
11/12Things Take Time, Take Time / Courtney Barnett
11/12The Nearer The Fountain, More Pure The Stream Flows / Damon Albarn
11/23タイトル未定 / RADWIPS

【ライヴ】
01/21ずっと真夜中でいいのに。@J:COMホール八王子

【サッカー】
09/26[J1 第30節] C大阪-鹿島
10/02[J1 第31節] 横浜FC-鹿島
10/07[W杯最終予選] サウジアラビア-日本
10/12[W杯最終予選] 日本-オーストラリア

【新刊書籍】
10/29『夜の声』 スティーヴン・ミルハウザー

【新刊コミックス】
09/29『3月のライオン (16)』 羽海野チカ
10/04『僕のヒーローアカデミア (32)』 堀越耕平
10/04『ONE PIECE カラー版 (94)』 尾田栄一郎
10/14『ヲタクに恋は難しい (11)』 ふじた
10/18『MAO (10)』 高橋留美子