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2026-07-08『トランスフォーマー/ロストエイジ』
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トランスフォーマー/最後の騎士王

マイケル・ベイ監督/マーク・ウォールバーグ、アンソニー・ホプキンス/2017年/アメリカ/Amazon Prime

トランスフォーマー/最後の騎士王(字幕版)

 マーク・ウォールバーグ主演による前作の続編にして、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、グレン・モーシャワーら、前作には登場しなかった初期三部作の主要な脇役が再登場している点で、シリーズの集大成的な印象の一遍。現時点でマイケル・ベイが監督したシリーズ最後の作品でもある。

 物語的にはアーサー王の時代にもトランスフォーマーがいたという設定で、円卓の騎士の血を引くヒロイン役のローラ・ハドックという女優さんが重要な役どころを果たしている。あと騎士団の志を現代に伝える伯爵役でアンソニー・ホプキンスが出演しているのがキャスティング上のサプライズ。

 なにより今作は物語が派手。いままでも世界の破滅がどうとかいう話はあったけれど、今回はその規模が過去最大で、地球の天体レベルでの災厄が持ちあがり、『アベンジャーズ』や『スターウォーズ』に通じるスケール感があった。でもって味わいも最近のそれらのシリーズと同じような感じで新鮮さは乏しかった。

 おもしろかったのが、序盤に出てくるトランスフォーマーの声を聞いて、「あ、これスティーヴ・ブシェミだ」と一発でわかったこと。ブシェミのしゃべりって個性的で唯一無二だなぁと思った。

 もしかしたら、そのほかにも有名な人が声優を務めていたりする?――と思って確認したら、髭面の太ったオートボットの声がジョン・グッドマンで、侍みたいな兜のロボが、なんと渡辺謙だった。マジか。ぜんぜんわからなかった。

 ほんと、このシリーズは無駄にキャスティングが豪華だ。

(Jul. 11, 2026)

トランスフォーマー/ロストエイジ

マイケル・ベイ監督/マーク・ウォールバーグ、ニコラ・ペルツ/2014年/アメリカ/Amazon Prime

トランスフォーマー/ ロストエイジ (字幕版)

 前作とはキャストを一新したシリーズ第四弾。

 最初の三部作の主人公がまったく好きになれなかった身としては、ここでの主役の交替は大歓迎。マーク・ウォールバーグが特に好きってことはないけれど、彼のほうがまだ好感が持てる。

 物語としても、前作までが最初からドタバタ騒がしかったので、トランスフォーマーとの新たな出会いを描く序盤のゆっくりとしたペースがいいと思った。まぁ、主人公の友人は可哀そうすぎだし、その後は他と同じ感じになっちゃうけれど。

 おもしろかったのは、ウォールバーグ演じるケイドの娘役の二コラ・ペルツという女優さんが、第一作でのミーガン・フォックスからの流れを踏襲するセクシー美女なこと。役どころ的にはとくにお色気を振りまいたりしていないんだけれど、ぱっと見がギャル。なんだろう、シリーズとして必ずひとりは必ずセクシーな女の子を入れるのがお約束なのか。まぁ、だとしたら『バンブルビー』の主演はなぜにヘイリー・スタインフェルドなんだって話だ。

 物語は前作のあと、オートボットが人類の敵みたいな扱いになっていて、人目を忍んで潜伏していたオプティマスが主人公に見いだされる、というところから始まる。

 恐竜に変形するトランスフォーマー(ダイナボットというらしい)の登場が目玉のようだけれど、印象的にそれほど恐竜が目立っていた印象がない――というか、観たばかりなのに、どういう話だったか、ほとんど記憶に残っていない。

 とにかく主役が大人になったことで、過去作の青春恋愛ドラマ的な部分が抜け落ちているのが今作のいいところ。この手の話に余計な恋愛要素はいらない。

 傾いた倒壊気味のビルでのアクションとか、なにそれってナンセンスさだったりするし(9.11のあとでよくもあんなシーンを描くよなって思った)、細かいところでは突っ込みどころ満載だけれど、まぁ、全体としての印象は前作よりはよかった――ような気がしないでもない。

 ただしトランスフォーマーのフォルムが以前よりスマートになり、変型もCGっぽく流動的で、玩具的なガチャガチャした印象が薄れてしまったのは、いささか残念。

(Jul. 8, 2026)

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

マイケル・ベイ監督/シャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー/2011年/アメリカ/Amazon Prime

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン (字幕版)

 最初の二作品を観たまま、放置してあったこのシリーズ。

 シリーズ六本目の『バンブルビー』の主演がヘイリー・スタインフェルドだというのをいまさら知って、そりゃ観なきゃと思ったので、この機に一作目からその作品までをいっき観した。

 ということで、まずは前作から八年ぶりに観ることになったシリーズ第三弾。

 アポロ計画による人類初の月面探索の裏には、月の裏側に墜落したまま眠っている伝説のトランスフォーマーの存在がありました、という導入部から、その戦士センチネル・プライムの復活によって始まる大規模バトルの顛末を描いてゆく。

 申し訳ないけれど、このシリーズは主演のシャイア・ラブーフがどうにも好きになれない。どこがいいのかわからない。

 今回はそんな彼が、前作までのヒロインだったミーガン・フォックスと別れて、同じようなセクシータイプの美女(ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)とつきあっているという設定になっている。

 第一作では冴えないオタクだった無職の青年が、どうしたらそう次々とセクシー女優とつきあえるんだって話だ。説得力がないにもほどがある。

 過去二作でたまたまトランスフォーマーと知りあって大事件に巻き込まれただけって印象の彼が、まるで世界のヒーローみたいな扱いになっていて、茶番感はんぱなし。おまけに小型のトランスフォーマー二体と一緒に暮らしていたりするし。なんなのあれ? 前作に出てきたやつだと思うんだけれど、なかよくなったんでしたっけ? シリーズなのに、ぜんぜん話の流れがつかめない。

 とにかく主役にまったく共感できないのがここまでの三部作の最大の欠点。

 キャストではフランシス・マクドーマンドが政府だか軍だかのお偉いさんの役で出ていてびっくりした。そのほかにもジョン・マルコヴィッチ(サムの就職先の癖のある副社長の役。不覚にも気づかなかった)やパトリック・デンプシーも出ている。もちろんジョン・タトゥーロも。みんなほんと、なぜこんな映画に……。

 つまらなかったとまではいわないけれど、派手なばかりで物語は平凡だし、それでいて上映時間は二時間半もあるし、キャストは無駄に豪華だし。いろいろ無駄遣いが激しい娯楽大作だった。

(Jul. 6, 2026)

小説の読み方、書き方、訳し方

柴田元幸・高橋源一郎/河出文庫

小説の読み方、書き方、訳し方 (河出文庫)

 翻訳家の柴田元幸と小説家の高橋源一郎が「小説とはなんぞや」について語り合った対談集。

 かたや日本におけるアメリカ文学の第一人者、かたや日本現代文学の魁的存在。そんなふたりがそれぞれの立場から、小説を訳すとはどういうことか、書くとはどういうことか、そしてどんな風に読むべきなのかということについて、それぞれの立場から語りあっている。

 柴田さんの専門は米文学だけれど、語られている海外文学は英米に限ったものではないし、日本文学はほとんどを知らない僕にとっては、高橋さんが語る作品のほとんどが未知の世界。それなりの量の本を読んできたつもりでいたけれど、僕くらいの読書量ではまったく本好きを名乗れないなぁと思わされた一冊だった。

 おもしろかったのは序章で柴田さんが語っている、自分は「適性とやりたいことがまったく合わない」という話(p.32)。

 適性試験の結果を見ると、事務能力が抜群だから、事務の仕事に就くべし、みたいな結果が出てくるのに、芸術にかかわる仕事がしたかった。結果として、文学作品を事務的に処理してゆく翻訳家という天職を得られて万々歳、みたいな話(意訳してます)。

 僕自身も音楽や文学に憧れながら、想像力が低すぎてまったくそちらの方面へ向かえず、適性にあったIT関係の仕事で糊口をしのいできた人間なので、すごく共感するものがあった。まぁ、比較するのもおこがましいけれど。

 いずれにせよ、自分の不勉強さを痛感させられた一冊。

 この頃は洋楽よりも邦楽のほうがおもしろいし、もしかして日本文学もいま読めば心に響く作品があるのかもしれないから、いずれこの本で紹介されている日本の作品をぼつぼつ読んでみようかなと思っている。

(Jul. 4, 2026)

ブラジル2-1日本

FIFAワールドカップ26・グループF/2026年6月30日(火)2:00~(日本時間)/ヒューストン・スタジアム/BS1

 やっぱ勝てなかった……。

 森保ジャパンの二度目の挑戦、ベスト32でブラジルの前に砕け散るの巻。

 今回は相性最悪なネイマールが故障明けのコンディション不良でベンチから出てこないから、いくらか日本に分があるかもと思ったんだけれどなぁ……。

 いやはや、見当違いもいいところだった。

 今大会最後のスタメンは、GK彩艶、DF富安、谷口、伊藤洋輝、ウィングバックが堂安、中村啓斗で、佐野海舟と鎌田のダブル・ボランチ、シャドーに伊東純也と前田大然、そして上田綺世のワントップ――もしくは二列目のふたりとの3トップ――という布陣だった。

 でもこの試合の堂安と中村のふたりは、WBというより、ほぼDFだった。彼らは大半の時間、きれいに3バックの横に並んでいたから、日本のフォーメーションは実質的に5バックだった。もしかしたらオランダ戦でも僕が気がつかなかっただけでそうだったのかもしれない。

 いずれにせよ、攻撃的な彼らが引いて守ることを強いられた時点で日本の負け。

 どうせ守りに徹するならば、後半になってから彼らに替えて使った菅原と鈴木淳之介をスタメンにして、後半から堂安、中村で攻めて出たらよかったのに。

 とはいえ、そんな前半に日本は先制した。中盤でのボールカットからドリブルで攻めあがった海舟がよもやのゴラッソ。

 鹿島のときにもときたま攻撃のセンスが光るシーンはあったけれど、まさかこの大舞台であんな素晴らしい個人技をみせてくれちゃうとは……。

 でも日本の攻撃が輝いたのはそのシーンくらいだった。シュート数がわずか5本、うち枠内は2本という数字が、この日のサッカーの低調さを物語っている。よかったのはファインセーブ連発でチームを救った彩艶くらいじゃないだろうか。

 ひるがえって、前半は1点のビハインドを追って終わったブラジルは、終わってみれば19本ものシュートを放っている(枠内は7本)。そのうち何本が後半かは知らない。でも後半に入ってからのブラジルは確実にレベルアップしていた。ギアが前半とは違った。噂のヴィニシウスは上手すぎた。こりゃもう同点にされるのは時間の問題だろうって思った。

 そしたら案の定。後半11分にカゼミーロという選手にヘディングを決められて同点にされてしまう。

 森保采配の謎はそのあとの選手交替だ。前述した通り、両WBを菅原と鈴木淳之介に替えてきた。なぜ同点になってから守備的な交替策? もうこうなったら引き分けでいいやって思いがあきらかじゃん。

 確かに危なっかしくてみていられないって試合展開だったのに、その後はぎりぎりまで同点だったのは、ある意味ではその交替策が功を奏したのかもしれない。前の試合でなぜ使わないと思った町野をこの大事な試合の残り15分にぶっ込んできたのにもびっくりした。町野のためを思えばよかったけれど、これまで一度も出番を与えなかった選手を使う局面ではなくない?

 町野は綺世との連係ミスがあったし、やはりこの起用法には疑問を覚えた。使うんならば、初戦で同点ゴールに貢献した小川が先じゃん?

 でもその小川が出てきたのは、後半ロスタイムに失点してからだ。残り1、2分でなにをしろと? あ、もしかして延長戦を見据えての温存だったのか。だとしたら、まさに獲らぬ狸の皮算用だ。

 決勝点は町野とともに出てきた途中出場の田中碧が相手にボールを奪われたところが起点だったし、攻撃のキーマンだったはずの鎌田と伊東純也は彼らと交替で下がってしまった。そして攻撃的な選手で唯一最後までピッチに立っていた綺世も結局ノーゴール……。もうすべてが計算外だった感じ。

 さらに傷口をえぐるならば、2点目の場面は、菅原と富安のあいだにあったスペースにいたマルティネッリという選手へのパスがつながって生まれたものだ。あれはアシストもシュートも絶品だった。でもあの時間帯にあの位置であそこまできれいな崩しを許してしまう日本代表って、やっぱりDF間の連携不足があったんじゃないの?

 ブラジルと後半ロスタイムまで同点って試合だったから、善戦したように思えるけれど、内容に関しては決して褒められたものじゃないだろう。日本とこんな試合をしているようでは、ブラジルの先行きもあやしく思える。

 同じ日の次の二試合では、パラグアイがドイツに、モロッコがオランダに、PK戦までもつれこんで勝つという金星をあげている。単純に日本よりも彼らのほうがすごいじゃん。なにを根拠に森保は日本に優勝する力があるなんて思い込んでいたんだろう? まったく理解できない。

 彼に乗せられて選手たちも優勝を口にしていたけれどさ。ほとんどの選手はJリーグでも、海を渡ったあとも優勝を経験してないわけじゃん? チャンピオンズリーグに出たこともない、世界最高峰の舞台を知らない選手たちが、なにをもってしてW杯で優勝できるなんて夢を見られるんだろ? 不思議でしょうがないよ。

 僕はこれで森保監督も最後だと思って今大会を観たけれど、なんでも続投の噂が広がっているそうじゃないっすか。なんで森保でいいなんて思っちゃうんだろう?

 いくらヨーロッパの強豪には連戦連勝だといっても、それはあくまで親善試合での話だ。今回は1勝1敗2分だよ? 初戦で監督を解任したぼろぼろのチュニジアにしか勝てなかったんだよ? W杯二大会で通算3勝しかできてない監督だよ? アジアカップは二大会連続で優勝できていないんだよ? おまけにくじ運まで悪いのはこの大会が証明している。

 ここまで結果を残せていない監督を、チームのムードがいいとかいって続投させる人たちってなんなんだろう? もっとおもしろいサッカーが観たいとは思わないのかな。JFAの人たちって実はサッカーが好きじゃないんじゃなかろうか。

 とりあえず、負けたとはいえ、4年ぶりの代表戦は楽しかったから、これからはまた代表戦をコンスタントに観ようと思っていたんだけれど、森保が続投するならば話は別だなぁ……。

 いや、とりあえず公式戦だけは観ようかな。だとしたら次は1月のアジアカップだ。

 JFAさん、願わくば次の親善試合も観たくなるような素敵な新監督をプリーズ。あ、でもそれが鬼木だったら困るな。

(Jul. 1, 2026)



【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 会場 / 購入 / エレカシ
作品 / 作家 / 翻訳家 / 出版社 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / / シリーズ / ドラマ
蹴球 鹿島 / Jリーグ / 日本代表 / W杯

【新譜】
07/22村越弘明 / Harry The Best 谷間の火狗2
07/24Reality Awaits / The Strokes
08/12RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR [BD] / RADWIMPS

【ライブ】
07/17HARRY & THE BIRTHDAY@SGC HALL ARIAKE
10/28BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ
02/06BUMP OF CHICKEN@東京ドーム
02/11宮本浩次@代々木第一体育館

【サッカー】
08/07[J1 第1節] 横浜FM-鹿島
08/15[J1 第2節] 鹿島-名古屋
08/22[J1 第3節] 鹿島-福岡
08/29[J1 第4節] 東京V-鹿島

【新刊書籍】
07/28『サリンジャー初期短篇全集』 柴田元幸・訳

【準備中】
07/13[映] バンブルビー
(未定)[本] 蘇えるスナイパー
(未定)[映] プロジェクト・ヘイル・メアリー

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0