小石川近況

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韓国2-1ポルトガル

グループH/2022年12月2日(金)/エデュケーション・シティ・スタジアム/ABEMA

 グループリーグ最終日にもまたひと波乱。
 ポルトガルはグループリーグ突破を決めていて選手を替えてくるだろうから、韓国にもいくらか勝利の可能性があるかと思っていたけれど、まさか本当に勝っちゃうとは……。
 それ以前にこの試合でいちばんの衝撃だったのは――。
 パウロ・ベントってポルトガル人だったのか!
 前の試合でロスタイム最後に得たCKを蹴らせてもらえずに試合終了の笛を吹かれたことに激高した韓国のベント監督は、そのままレフェリーに猛抗議してレッドカードをもらい、この試合はスタンドでの観戦を余儀なくされていた。
 そんな彼の母国ポルトガルが韓国の最終戦の相手って。できすぎだろう。
 しかも彼が2022年の日韓大会で韓国に負けたときにピッチに立っていた選手だったって聞いてなおさらびっくり。よく韓国の代表監督を引き受けようって思ったな。相当の人格者に違いない。レッドカードもらっちゃったけど。
 まぁ、なんにしろ韓国が決勝トーナメント進出を決めたことで、そんなベント監督がいま一度、韓国を率いて監督として戦えることになったのは素直によかったねぇって思った。
 あと、ポルトガルはメンバーを落としてくると思っていたのに――実際に6人くらいは入れ替えてたらしい――クリスティアーノ・ロナウドがスタメンに名を連ねていて驚いた。もう若くもないからてっきり休ませるだろうと思っていたのに。なんでもポルトガルの歴代ゴール数記録更新を狙っているとかなんとか。なるほど。ならば一試合でも多く出たいか。さすがにこれが最後の大会だろうし。
 試合内容については、週末だったので午前0時の試合が始まるまでに白ワインを一本あけてしまっていたせいもあって、あまりちゃんと観れなかった。
 ポルトガルの先制点は21番のFWホルタという選手。右サイドから崩したとてもきれいなゴールだった。
 でも韓国も前半のなかばに同点に追いつく。
 同点弾は去年までガンバにいたキム・ヨングォン。CKからのこぼれ球を身体を投げ出して押し込んだ。
 そういや、前大会でドイツに勝った試合の決勝ゴールは彼だったんすね。二大会連続で韓国の面目を保つ大活躍をするような人とは思わなかった。
 1-1となったあとは試合は動かず(僕は眠らずにいるのが精一杯)。そのまま後半もロスタイムに入って、これで韓国の敗退も決まりかと思ったあとにドラマが待っていた。
 ドリブルで単独攻めあがったソン・フンミンが相手DF複数を引きつけたところから絶妙なスルーパス! このボールがDFラインの裏へと抜け出した11番ファン・ヒチャンに通り、韓国が土壇場で決勝ゴールを決めてみせた。わぉ。
 ソン・フンミンは今大会ここまでノーゴールだけれど、あの局面であの芸術的なスルーパスはすごいや。さすがエース。決めたファンもイングランドでプレーしているそうだし、韓国もちゃんとタレントがいるんだなって思いました。おみそれしました。
 この勝利で勝ち点を4とした韓国は、総得点でウルグアイを上回ってグループ2位として決勝トーナメント進出を決めた(裏では予選敗退を知ったスアレスが泣いていた)。こういうところできっちり日本と肩を並べてくるあたりが韓国はさすがだなと思う。ポルトガルは2002年につづいて、またもや韓国に負ける屈辱を味わった。相性が悪いんですかね。
 いやしかし、これでアジア勢はオーストラリア、日本、韓国の三ヵ国がグループリーグ勝ち抜けだよ。史上初の快挙。サウジ、日本、韓国はそれぞれ欧州の強豪相手に先制を許しながらの逆転勝ちしているし。どうなっているんだ、この大会。
 そういや、この日はブラジルもカメルーンに負けたんだった。ブラジルがW杯でアフリカ勢に敗れたのは史上初だとか。
 これでフランス、ポルトガル、ブラジルという2戦目までに連勝してさすがと思わせた強豪国がなんと第3戦目ではすべて負けている。つまり3連勝した国はなし。もっとも多く勝ち点をあげたのは2勝1分で勝ち点7のオランダとイングランド。
 アジアの大会だからアジア勢に有利だったのかなとも思ったけれど、でも中東の国は開催国のカタールをはじめ全滅だからな。いったいどうなってるんだって話だ。
 まぁ、いずれにせよサッカー界の勢力図も徐々に書き換わっているんだろうなって思わせるカタール大会のグループリーグ最終日だった。
 いざ、決勝トーナメント。
(Dec. 03, 2022)

日本2-1スペイン

グループE/2022年12月1日(火)/ハリーファ国際スタジアム/フジテレビ

 ほんともう上げたり下げたりはやめてもらたい。
 ドイツ戦の勝利で日本代表から離れる覚悟を決めたのに、コスタリカ戦での戦術不明な敗戦により、森保が世界中で愚弄されるに至り、こりゃもしかしたらJFAも大会後に解任を考えるかもと思ってしまったのが運の尽き……。
 この試合で僕はふたたび日本代表を応援するのかしないのか、煮え切らないモードになってしまっていた。
 でも、そんな試合で日本代表は今大会二度目の大金星をあげて、グループリーグ首位突破を決めてみせる。死のグループを制してみせる。
 あぁ、さすがはこれは決定的だわ……。
 もはやドイツとスペインに勝った名将を解任する理由がない。
 ということで、今大会を最後に日本代表を観るのをやめることがこの日の勝利で確定しました。こんな歴史的な勝利を祝えないのでは日本代表を観ている意味がない。
 この試合を観て、僕は森保のなにが嫌いかわかった気がする。彼がどういうロジックでサッカーをしているか、さっぱりわからないからだ。なぜこのスタメンを選んだのかとか、このタイミングでこの選手を入れるのかとか、まったく理解できない。
 それは多分、対戦する相手国にとっても同じなんじゃないだろうか。
 定石をはずれた森保采配にどう対処していいかわからず、後半からの選手交替に対応しきれなかったんじゃないかって気がする。ドイツやスペインにしてみれば、欧州の中堅国でプレーしている日本代表の選手なんて恐るるに足らずだろうし。後半から出てきた選手があんな見事なミドルを打ってくるとは想定外だったんじゃなかろうか。
 それにしても堂安って本当に意外性があるよな。スタメン起用されたコスタリカ戦ではなにしていたのやらって感じなのに、なぜにドイツとスペイン相手にそんなゴラッソを決められるんだか。
 試合展開はドイツ戦とほぼ一緒だった。前半のうちに相手に先制点を奪われるも、その後を耐え忍び、後半からの選手交替で入った選手たちの活躍により短時間で逆転を果たしてそのまま逃げ切るというパターン。
 違いがあるとしたら、この日はスタートから3バック――というか5バック?――だった点と、それゆえか守備に安定感があったこと。まぁ、いともあっさりと先制点を許しはしたけれど、それでも全体的に自信をもって守れていた気がする。なので逆転後は、あ、こりゃ勝ったなって思って、安心して観ていられた。まぁ、もとから負けてもそれで森保が解任になるのならば本望って男だから、焦りようもないんだけれど。
 この日のスタメンはGK権田、DF板倉、吉田、谷口、MF伊東、田中碧、守田、長友、鎌田、久保、FW前田という11人。途中出場は後半頭から堂安と三笘、そのあと浅野、冨安、遠藤を順次投入するという采配だった。
 そういやこの試合では中盤の要石――『すずめの戸締まり』を観たので、ついこの言葉を使ってみたくなった――の遠藤航がスタートから使えるコンディションではなかった。今大会の日本は故障者続出で苦しい台所事情なのに、その中で素晴らしい結果を残している点は賞賛に値する。
 ――とはいえ、これまであまり使ってこなかった3バックを、本大会で3試合連続で試すあたりの場当たり的なところが、やっぱ森保は嫌だなぁって思う。
 得点は前半11分のスペインの先制点が7番のモラタという選手(アトレティコ・マドリー)。右サイドからの波状攻撃を受けて、いともあっさりヘディングを決められた。
 日本の同点弾は堂安の左足。高い位置でのボール奪取からのカウンターで、GKウナイ・シモンの手を弾く豪快なミドルをゴールネットに突き刺してみせた。いやいや、あっぱれ。
 決勝点も起点は堂安。右サイドからグラウンダーのクロスを送り込むと、それを三笘がゴールラインぎりぎりから折り返し、最後は詰めていた田中碧が身体ごと押し込んだ。
 でも、さすがにこれはボールがゴールラインを割っているだろうと思ったら、そこでVARだかゴール・ライン・テクノロジーだかがモノ申す。わずかミリ単位ではあるけれど、残っていたぞと。このよもやのゴールが認められて、日本代表が二度目の金星をあげることになった。あれは人間の目では判断できない。テクノロジー様々。
 あと、今大会ではパンデミックをへて交替枠が正式に5人になったのも大きいなと思った。フィールド・プレーヤーの半分を替えられるから、ためらわず交替のカードを積極的に切ってゆける。招集枠が26人に増えたことも含めて、今回のルール変更にもっとも恩恵を受けているのは森保じゃないかって気がする。
 ということで、グループEで唯一勝ち点6を獲得した日本が文句なしの首位突破。勝ち点4のスペインは初戦でのコスタリカ戦の7-1が効いて2位。ドイツはコスタリカに勝ったものの、勝ち点及ばず3位で大会をあとにすることになった。マジか……。
 裏のグループFでも波乱があって、2戦目でモロッコに負けたベルギーがクロアチアとスコアレス・ドローに終わり、一方でモロッコはこの日カナダにも勝って、まさかの首位通過。2位はクロアチアで、ベルギーの予選敗退となった。決勝トーナメントでベルギーに前回の雪辱を晴らす展開になるかもと思っていたのに、まさかそのベルギーがグループリーグで姿を消しちゃうなんて……。油断してベルギーの試合はここまでひとつも観なかったよ。失敗した。
 いやでも、今大会は欧州リーグとスケジュールがかぶってるせいで、期間短縮のために1日4試合ずつ行われているから、つねに日本代表と同じ日に試合があるグループFは観にくかったんだよな。やっぱW杯をゆっくりと楽しむには、1日3試合ずつのほうがいいんだなって思いました。
 ということで次の日本代表の対戦相手はクロアチア。勝てばその次は多分ブラジル――か、もしくは万が一の可能性として韓国。
 ブラジル戦も観たいけれど、W杯で日韓戦が実現したらそれはそれで激熱だ。さてどうなりますやら。
 いやしかし、今大会で初めて午前4時に起きて観たら、さすがに日中眠いこと……。
(Dec. 03, 2022)

オーストラリア1-0デンマーク

グループD/2022年11月29日(火)/アル・ジャノブ・スタジアム/ABEMA

 グループリーグ最終節・二日目。
 この日も4時からのグループCは諦めて、0時からのグループDの一択。となれば、すでに決勝トーナメント進出を決めているフランスはこの先いずれ観れるだろうし、相手のチュニジアにもあまり興味はないので、ならばアジア勢でここまで唯一観ていないオーストラリアだなと。
 でも、いざ観はじめてみると、試合は一方的にデンマークが優勢。失点は時間の問題じゃないかって雰囲気だった。
 調べてみたら、この両国はともにアジアとヨーロッパのプレーオフを勝ち抜いて本大会に出場している国どうしだ。ならばやっぱ欧州のほうが強いのは当然か……と思って、いささか残念だったのだけれど。
 前半も終わりごろになると、オーストラリアも相手のペースに慣れたのか、徐々に前に出てゆけるようになる。でもってそのまま前半を両者スコアレスのまま折り返すと、後半にまさかの先制点を奪ってみせる。でもってその1点を守り抜いて、そのまま勝ち切ってしまうという。オージー、すんげー。
 殊勲の決勝点は後半15分に7番のレッキー。左サイドからのカウンターでひとり抜け出し、ペナルティ・エリアまでボールを持ちこむと、切り返して相手DFをかわして、左足でシュート! ボールはファー側のゴールネットに突き刺さった。上手いっ!
 デンマークは序盤はよかったのに、徐々に失速していって、失点後はもう攻略の糸口がない感じだった。やっぱプレーオフで勝ち上がってきたチームは欧州勢とはいえ実力がいまいちなのか……と思ったら、え、デンマークって2年まえのEUROでベスト4なの? そこに勝ってオーストラリアが決勝トーナメント進出ってすごくない?
 しかも裏ではすでに決勝トーナメント進出を決めていたフランスがエムバペをスタメンからはずしてチュニジアに負けている。つまり勝ち点はオージーと同じ6だよ? 順位を決めたのは得失点差だけだよ?
 初戦でフランスに4-1で負けたときには、まさかオーストラリアがそこから2連勝でグループリーグを突破するなんて思ってもみなかった。あっぱれだわ。
 もうひとつのグループCの勝ち抜けはアルゼンチンとポーランド。サウジは初戦こそ金星をあげたものの、その後2連敗で決勝トーナメント進出はならなかった。同じ組のメキシコは勝ったのに、試合終了間際に1失点したせいで、得失点差で決勝トーナメントに進めなかったらしい。これぞW杯か。
 この日までに、カタール、イラン、サウジと、中東勢が全滅してしまったので、アジア勢で決勝トーナメントに駒を進めたのは現時点ではオージーだけ。オーストラリアの決勝トーナメント進出はじつに4大会ぶりだそうだ。でもってその前回というのが日本に苦渋を飲ませたドイツ大会だと。あぁ、あれからもう4回もW杯を観てんのか……。
(Dec. 01, 2022)

エクアドル1-2セネガル

グループA/2022年11月29日(火)/ハリーファ国際スタジアム/テレビ朝日

 グループリーグもこの日から最終節に突入。
 対戦カードはグループAがオランダ-カタール、エクアドル-セネガル、グループBがウェールズ-イングランド、アメリカ-イランの4試合。
 公平を期するためグループリーグ最後の試合は同じグループの2試合が同時刻開催になるので、リアルタイムで観られるのは片方だけ。なのでどの試合を観るべきか、大会ごとにやたらと悩むことになる。
 この日の試合でいえば、どちらかというと興味があるのはグループBだったけれど、そちらはキックオフが平日の午前4時なので、よっぽど興味がないとわざわざ起きて観る気にはなれない。
 なので消去法的に午前0時からのグループAの試合を観ることになり、となれば強豪オランダと開催国カタールの試合のほうがネームバリューは高いのだけれど、でもすでに敗退が決まっているカタールと強豪オランダでは、観る前から結果は決まったようなもんだしなぁ……と、さんざん悩んだあげくに、ここはあえてもっとも地味な印象のエクアドル-セネガル戦を観ることにした。勝ったほうが決勝トーナメント進出が決まるとなれば、真剣勝負が観られること間違いなしだし、今大会一好印象のエクアドルがどんな戦い方をするのか、興味もあった。
 でも残念ながらこの日のエクアドルは前の2試合ほどいいサッカーができなかった。前半はセネガルに押し込まれまくり。前半だけでセネガルに二桁のシュートを許している。それでも前半の終わり近くまではなんとか無失点でしのいできたけれど、前半44分に痛恨のPK献上。残りわずかで先制を許してしまう苦しい展開に……。
 そのまま負ければグループリーグ敗退が決まってしまうので、後半に入ってからは前がかりになったけれど、なかなかセネガルの守りを崩しきれない。
 これはエクアドルの快進撃もここまでか……と思っていた後半22分、唐突にCKからエクアドルの同点ゴールが決まる。決めたのはブライトンで三笘のチームメイトだという21歳のカイセドという選手(どの国も若い選手の活躍が目覚ましい)。
 そのままドローならばエクアドルの勝ち抜け!――だったのに。
 この日はセネガルのほうが一枚上手だった。そのわずか3分後に――こちらもセットプレーから――チェルシーでプレーしているというキャプテンのCBクリバリがゴールを決めて、ふたたび勝ち越し。
 これで勝負ありだった。この日のエクアドルは1点のビハインドを追いつくのが精一杯だった。怪我が心配されたバレンシアも無事スタメン出場していたけれど、この日は不発。3ゴールの記録を残して大会をあとにすることになった。
 グループAのもうひと試合では、オランダが順当に勝利してグループ首位を確定。カタールが史上初の開催国の三連敗という屈辱的な記録を残して大会を終えた。
 グループBの勝ち抜けはイングランドとアメリカ。アメリカは今回あまりよさそうでなかったのに。この日イランに勝って、1勝2分の勝ち点5で生き残った。
(Nov. 30, 2022)

カメルーン3-3セルビア

グループG/2022年11月28日(月)/アル・ジャノブ・スタジアム(アル=ワクラ)/フジテレビ

 大会9日目の第1試合は、ストイコヴィッチ監督が率いるセルビアとソング監督のカメルーンの対戦。両監督とも現役時代を知っている国どうしって、俺も長いことサッカー観てるんだなぁって感慨深い。でもピクシー監督の姿をW杯で観るのはこれが初めてなのか。それはちょっと意外な気がする。
 試合は今大会ここまで観たなかでいちばんのシーソーゲームだった。
 序盤に優勢だったのはセルビアだけれど、先制したのは意外にもカメルーン。
 左CKからのセットプレー。ニアでワンタッチしてファーに流し込んだボールに21番のカステレットという選手が詰めていた。してやったりの先制点。
 先制を許したセルビアはビハインドのまま前半を終わりそうな雰囲気だったのに、なんと前半のロスタイムにたてつづけに2ゴールを奪って逆転に成功する。
 1点目はセットプレーからの21歳のDFパブロヴィッチの見事なヘディング(どちらのチームもセットプレーの精度が高くて羨ましい)。つづく2点目は20番のMFミリンコヴィッチ・サヴィッチの左足。
 セルビア人は「ヴィッチ」がつく名前が多いことで有名だけれど、ミリンコヴィッチ・サヴィッチはひとりで「ヴィッチ」が二つもついてるせいか、やたら名前が目立つなーと思っていたら、なんとこのチームには同じ姓の選手がもうひとりいた。それもGK(弟ですって)。そりゃ名前がよく出るのも当然だった。
 ということで、劣勢かと思わせておいて前半終了間際にあっさりと逆転したセルビアは、後半の早い時間に追加点を奪って3-1とする。見事な連携から最後はゴール真正面でラストパスを受けた9番ミトロヴィッチのゴール。
 いとも容易く追加点を奪ってみせたので、これでセルビアの勝ちだろうと思ったら、そこからまさかのカメルーンがあっという間に同点にしてみせる。
 後半18分にアブバカル、21分にはシュポ=モティング。どちらもオフサイド・ラインぎりぎりを抜け出してフリーになってのシュートだった。
 どちらも、えっ、オフサイドじゃないの? って思ってしまうくらいぎりぎりのプレーだったけれど、この大会から導入されている半自動オフサイドなんちゃらのCG映像を見ると、確かにぎりぎりオンサイドだった。科学技術の進歩のせいで反論の余地なし。
 ちなみにアブバカルという人の追撃弾は、詰めてきたGKをかわして頭上にふわっとあげたループシュートがワンバウンドしてゴールネットを揺らしたもの。なんちゅうおもしろいことすんだ。すんごくピクシーが悔しがってそう。
 その後はさすがに両軍とも疲れが見えはじめ、プレーの精度が落ちてきたこともあって、とりあえず最後まで打ちあってはいたけれど、結局それから先はスコアは動かず。初戦を落としてあとがない両チームの対戦は3-3の痛み分けに終わった。
 ピクシーの喜ぶ姿が見れなくて残念だったけれど、でも白熱したとてもおもしろい試合でした。
 次の韓国-ガーナ戦とこれ、どちらを観ようか悩んだあげく、時間が早くてまだ観たことのないグループGの試合ってことでこちらを選んだんだけれど――両方をフルに観て感想を書くパワーはないので、いまは韓国戦を横目にこの文章を書いている――いや、これは観てよかった。やっぱゴールがたくさん決まる試合って楽しい。
(Nov. 28, 2022)


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【相棒】
しろくろや

【Shortcuts】
音楽 作品 / ライブ / 購入 / エレカシ
作品 / 作家 / 翻訳家 / 読了 / 積読
映画 作品 / 監督 / 俳優 / 公開年 / シリーズ
蹴球 日本代表 / Jリーグ / 鹿島 / W杯

【新譜】
12/07月夜の残響 ep. / The Birthday
12/14MAGNETIC / 木村カエラ
12/21SOUVENIR / BUMP OF CHICKEN
12/21LIVE 2022 Silver Jubilee at Makuhari Messe [BD] / BUMP OF CHICKEN
01/27Fragments - Time Out of Mind Sessions (1996-1997): The Bootleg Series Vol.17 / Bob Dylan
03/10Moving On Skiffle / Van Morrison

【ライヴ】
12/21ずっと真夜中でいいのに。@東京ガーデンシアター
01/15ずっと真夜中でいいのに。@代々木第一体育館
02/11BUMP OF CHICKEN@有明アリーナ

【サッカー】
12/05[W杯] 日本-クロアチア
12/18[W杯・決勝]

【新刊書籍】
12/25『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』 村上春樹
01/06『書楼弔堂 待宵』 京極夏彦

【新刊コミックス】
12/13『ちはやふる (50)』 末次由紀
12/19『かぐや様は告らせたい (28)』 赤坂アカ
12/22『宇宙兄弟 (42)』 小山宙哉
12/23『狼に鈴 (3)』 中原アヤ
12/23『美食探偵 明智五郎 (10)』 東村アキコ
12/28『1978年のまんが虫』 細野不二彦
01/06『弱虫ペダル SPARE BIKE (11)』 渡辺航
01/23『GIANT KILLING (62)』 ツジトモ・綱本将也

【準備中】
11/20『光圀伝』
11/30『すずめの戸締まり』
12/03『ひどい民話を語る会』
12/03『終りなき夜に生まれつく』

【過去のコンテンツ】
Coishikawa Scraps Bootleg 2.0