Coishikawa Scraps / Football

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最近の五試合

  1. 09/06 ● 鹿島0-1浦和 (J1・第6節)
  2. 09/02 ● 水戸4-2鹿島 (J1・第5節)
  3. 08/29 ○ 東京V0-2鹿島 (J1・第4節)
  4. 08/22 ○ 鹿島3-2福岡 (J1・第3節)
  5. 08/14 ○ 鹿島2-1名古屋 (J1・第2節)
    and more...

鹿島アントラーズ0-1浦和レッズ

J1・第6節/2026年9月6日(土)18:00/メルカリスタジアム/DAZN

 前節の初黒星の次は、今季初無得点での2連敗。メルカリスタジアムでの無敗記録も途絶えてしまった、とほほなレッズ戦。

 さすがに3試合連続で同じスタメンはなかった――というか、この日はエウベルがベンチを外れた。鬼木にとってはエウベルは途中出場には向かないという認識なのか、はたまた単に天皇杯から3試合連続で出ているから、ここらで一回休ませようって配慮なのか。

 理由はさだかじゃないけれど、エウベルに替えて、この日は林が左サイドで初スタメン。右はチャヴリッチで松村がベンチ。ボランチはマテウス・ブエノと三竿のコンビで、そして最終ラインでは津久井が右SBに入り、関川ではなくキム・テヒョンが起用された(関川はベンチ外)。

 じつにフィールド・プレーヤーの半分が入れ替わっている。これくらい替えちゃうと連係とか心配になるところだけれど、でも来週からはACLも始まるし、今年の過密日程を考えれば、こういうのがあたりまえにこなせないと優勝は難しいんだろうな。

 まぁ、負けはしたけれど、サッカーの内容自体はそれほど悪くなかったと思う。失点は不運なオウン・ゴールの1点だけだったし、なぜそれが決まらない、みたいなシーンがいくつかあったし。そのうちの1本だけでも決まっていれば、ぜんぜん違う結果になっていたんじゃないかという気がする。

 ひとつだけ、ものすごくがっかりしたのは、前半の終わりごろだったか、チャヴリッチが右サイドを突破して絶妙なクロスを入れたのに、ファーでそのボールにあわせた林がヘディングでボールを折り返してチャンスを無駄にしたこと。

 あれはちょっと信じられなかった。なぜフリーなのにシュートを打たない? 結局、林は前半だけで交替になってしまったけれど、あんなプレーをしていたら替えられても当然だろうって思った。若いんだから、もっと積極的にシュートを打ってくれぃ。

 失点は前半20分。相手の右サイドのCKから。ちょこんと蹴り出した珍しい形のショートコーナーを早川がパンチングでクリヤしようとしたところ、ボールが前にいた優磨にあたってゴールに飛び込んでしまった。なんてこった。

 レッズは曺貴裁が監督になって、開幕3連敗と苦しい立ち上がりだったのに、ここ3試合は3連勝と調子を取り戻してきている。開幕前に十人以上の選手が移籍してしまい、苦しい状況なのかと思ったけれど、マテウス・サヴィオやオナイウ阿道がベンチスタートでもちゃんと戦えるんだから、そう大崩れはしそうにない。GK西川はこの先も出つづければ、今シーズンでヤットの最多出場記録を抜く勢いだそうだ。ご立派。

 鹿島の途中出場は、松村、柴崎、田川、吉田湊海、広瀬の5人。田川は出てきてわずか5分で、倒れた際に前腕を痛めて交替になってしまった。骨折とかしてそうで心配だ。無事を祈っている。

(Sep. 08, 2026)

水戸ホーリーホック4-2鹿島アントラーズ

J1・第5節/2026年9月2日(水)19:00/水戸信用金庫スタジアム/DAZN

 正規のJ1では初となる茨城ダービーは、平日の夜なのに満員の水戸のホームスタジアムで、水戸の10番・渡邉新太に4ゴールを許して鹿島が惨敗するという、誰ひとり予想だにできない展開になった。

 まぁ、最初のPKはしゃあない。判定がきびしかった。でもそれが前半8分というのは速すぎだ。さらにはその後の前半20分、後半3分、後半10分には流れのなかから、ぐうの音も出ないくらいきれいに決められてしまう。この日の渡邉はやばすぎた。

 とくに3-0となったあと、レオ・セアラのゴールで1点を返して、さぁここから反撃だと思った直後に決められた4ゴール目には、みごとに気勢をそがれた。さすがにあれで負けたと思った。

 この日の鹿島のスタメンは、早川、広瀬、植田、関川、小川、柴崎、マテウス・ブエノ、松村、エウベル、優磨、レオ・セアラの11人。

 つまり中3日なのに、前節と同じメンバーだった。

 これがよくなかったんじゃないかと思う。さすがにこの時期に中3日でのスタメン固定は無理がない? チーム全体的に動作が緩慢に思えた。

 2点のリードを許したまま突入した後半の頭から、鬼木はキム・テヒョン、三竿、チャヴリッチの3人を入れてきた。

 キム・テヒョンの今季のリーグ戦初出場はいいとして、でも彼のかわりに下がったのは植田だった。マジか? 植田は開幕戦でも16歳の三井寺に遅れを取ったりしていて、今季はここまでいまいちぴりっとしないイメージだったけれど、去年は全試合フル出場の植田をまさか前半だけで交替させちゃうとは……。

 この交替で関川とキム・テヒョンという、初めて若きふたりのCBコンビが観られたのは一興だったけれど、でもキムが出てきてわずか2分で失点しちゃったしなぁ……。このコンビがこの先また観られるのかどうかわからない。

 そのほかの途中出場選手は、田川と津久井。開幕からベンチ外だった田川も今季初出場を果たした。広瀬と交替で入って、そこからは松村が左SBにまわった。田川は下がってきてボールをもらうシーンが多くて、どのポジションでプレーをしているのか、いまいちよくわからなかった。

 津久井は柴崎と交替してボランチに入った。前節の元砂もボランチを務めていたし、DF登録の若い彼らにボランチを経験させるのが、今年の鬼木のトレンドらしい。でも津久井、やたらと足元がうまくてびっくりした。彼と元砂がCBでコンビを組むようになったら、どんなことになるのか見てみたい。

 百年構想リーグで初めて対戦したときには知らない選手ばかりだった水戸も、さすがに今年3度目の対戦だけあって、渡邉、真瀬、大崎、西川ら、知っている顔がちらほら。最終ラインでは新加入の木本恭生やすきが存在感を発揮していた。木本、邪魔すぎだよ。

 まぁ、とにかくこの試合は渡邉新太がすごすぎた。鹿島にとっての救いは、レオ・セアラが2ゴールを決めて、得点王ランキングの単独首位を独走していること。いやしかし、この日の4ゴールで渡邉がいきなり2位タイってのもすごいな。

(Sep. 05, 2026)

東京ヴェルディ0-2鹿島アントラーズ

J1・第4節/2026年8月29日(土)19:00/味の素スタジアム/DAZN

 開幕4連勝! そして初のクリーンシート!

 ――とはいえ、対するヴェルディはここまで2分1敗と勝ち星がなく、19位に沈んでいる。攻守の要であるキャプテンの森田が故障明けで、今季はこれがリーグ戦初出場だというから、その影響もあったのかもしれない。

 で、この試合でようやくキャプテンが復帰!――と喜んだのもつかの間。その森田が前半の終わりにまた足を痛めて交替になってしまった。

 一方で百年構想リーグは故障で欠場していたGKのマテウスが復帰して、ファインセーブを連発していたものの、さすがにそれだけでは勝てない。ここまで4試合で2得点ではねぇ。城福体制5年目のヴェルディは序盤から苦しい戦いを強いられている。

 さらに厳しいことに、今週は水曜日に天皇杯の2回戦があったので、この試合はどちらにとっても中2日だった。両チームともに天皇杯はスタメンを全員入れ替えて臨んだようなので、意外と影響は少なかったのかもしれないけれど、でもやっぱこの時期の中2日はハードだよねぇ。来月にはACLも始まるしなぁ。みなさん、身体には十分に気をつけてがんばってください。

 さて、そんなわけでチーム状況がいまいちなヴェルディとのアウェイでの一戦。

 鹿島のスタメンは、前節のメンバーから吉田湊海を外して、かわりにエウベルを入れた形だった。

 天皇杯でスタメンだった34歳のエウベルを中2日で起用?

 ――と、多くの人が疑問に思っただろうこの鬼木采配がズバッとはまる。

 前半43分の先制点は、そんなエウベルの左サイドでのドリブル突破から生まれた。見事な体の使い方で、相手DFをするっとかわしてドリブルで駆け上がると、中央から左サイドへと斜めに切れ込んだレオ・セアラに絶妙なスルーパスを通す。

 レオはこれをしっかりと見極め、ゴールを見もせずにワンタッチでドカンと左足を振りぬいた。ニアサイドをぶち抜く豪快な先制弾! エウベルのプレーも見事だったけれど、レオ・セアラがさらにすごかった。

 さらに1-0で折り返した後半は、わずか5分で追加点。小川の左CKから植田がヘディングで折り返した先にいたレオ・セアラが、斜めうしろからきたボールを右足のインサイドでかき込むようにゴールへと流し込んだ。わぉ。いまのレオ・セアラにはボールがスローモーションで見えてんじゃないだろうか。すごすぎる。

 ということで、いまのヴェルディ相手ならば、この2点で勝負あり。その後に、三竿、チャヴリッチ、林、津久井、吉田湊海、元砂晏翔仁もとすなアントニウデンバの6人を投入して、危なげなく逃げ切った。

 元砂はこれがJ1デビューだったけれど、17歳とは思えない落ち着いたプレーぶりだった。最近のJリーグには末恐ろしい十代がたくさんいるわ。

 ちなみに交替が6人だったのは、後半途中で交替した染野が脳しんとうによるものだったからだそうだ。なんかぼうっと観ていたせいで、6人も交替していたのに気がついていなかった。お粗末きわまりなし。

 ちなみに今年のヴェルディには染野、林のほかに、レンタル移籍した溝口もいるのだけれど、この日はベンチ外だった。やっぱレンタルだから鹿島戦には出場できない契約になっているらしい。どうせならば溝口のプレーも見たかったな。残念。

(Sep. 1, 2026)

鹿島アントラーズ3-2アビスパ福岡

J1・第3節/2026年8月22日(土)18:00/メルカリスタジアム/DAZN

 第1節の知念につづき、この第3節では師岡が敵の主力として登場。

 スタメンには師岡のほかにも奈良がいて、後半途中からは名古も出てきた。そんな元チームメイトたくさんなアビスパ福岡とのホームでの一戦。

 今大会の福岡の監督は、J1での指導歴はこれが初という塚原真也という人。

 対する鹿島の鬼木は、いうまでもなくJリーグ一の優勝回数を誇る名将だ。監督の経験値だけでいえば、戦う前から勝負はついている――なんて風に簡単にはいかないのがJリーグ。この試合も決して楽な展開にはならなかった。

 鹿島はこの試合、柴崎を今季初めてスタメン起用して、マテウス・ブエノとコンビを組ませる攻撃的なフォーメーションを取ってきた。あとは前節で怪我をしたヤン・マテウスのかわりに松村が左サイドに入り、吉田湊海を二列目の左へ下げて、レオ・シルバと優磨のツートップという形。

 柴崎も松村もここまで途中出場だけとはいえ、毎試合とてもいいプレーをしていたので、このふたりがスタメン出場したこの試合は最初から期待大だった。

 とはいえ、鹿島の先制点は、そんなふたりの活躍とは関係なし。

 前半30分、小川の右サイドからのFK。直接狙えるんじゃないかと思ったこのシーンで、やはり小川は直接ゴールを狙ってきた。しかしシュートは若干コースがあまく、福岡のGK永石に弾かれてしまう。ただその弾いた先でゴールへ向かっていた奈良に当たったボールが、福岡のゴールネットに突き刺さった。

 前節の決勝ゴールにつづき、またもや、えっ?――ってあっけにとられてしまうような先制点。

 でもその1点のリードをこの日も鹿島は守り切れない。前半の終わり近くに自陣の右サイドでボールを奪われたところからゴール前まで運ばれてシュートを打たれ、一度は早川が止めたこのシュートのこぼれ球を師岡に決められた。

 師岡、そんな恩返しはいらないぜっ。

 この場面、福岡の攻撃の起点となったのは、マテウス・ブエノが右サイドライン際で倒れそうになりながら、無理して残したボールを奪われたところからだった。ブエノもそこは無理する場面じゃなかろう。セーフティにボールを出そうぜぇ。

 ということで、前半は1-1のドローで終了。

 この日はハーフタイムでの選手交替はなく、吉田湊海は今季初めて後半に入ってもピッチに立っていた。

 交替したのは後半13分過ぎ。鬼木は吉田とブエノをさげて、チャヴリッチと三竿を投入する。でもってチャヴリッチを右に入れて、松村を左に移動させる。

 この交替がものをいった。

 交替からわずか2分。チャヴリッチが起点となって、柴崎が左サイドへ展開したパスを受けた松村がドリブルで攻めあがって、グラウンダーのクロスを入れる。

 その先に待っていたのはフリーのレオ・セアラ。昨年度の得点王がこれほどの好機を逃すはずがない。見事な連携と崩しからの理想的な追加点だった。

 さらにはその2分後には広瀬からのロングボールに抜け出した優磨がワンタッチのヒールパスでチャヴリッチのゴールをお膳立て。チャッキーは右足のアウトサイドでこつんとシュートを打つ技ありの一発で相手を突き放した。

 そのあとに福岡のCKがオウンゴールを誘発して、再び1点差とされる危なっかしい試合運びになってしまい、シュート数でも相手に打ち負ける厳しい内容ではあったけれど、とりあえずそのまま逃げ切って開幕3連勝を飾れてなによりだった。

 最後は柴崎にかえて津久井をボランチ起用したり、小池も広瀬にかわって今季初出場を果たしたりと、興味深い交替劇もあったものの、わけあって終盤は試合に集中しきれなかったので、彼らがどんなプレーをしていたかはわからない。申し訳ない。

(Aug. 24, 2026)

鹿島アントラーズ2-1名古屋グランパス

J1・第2節/2026年8月15日(土)18:00/メルカリスタジアム/DAZN

 前節は勝ちこそしたけれど、決して出来はよくなかった。ぎりぎりでの勝利だったし、なにより3失点はいただけない。

 その試合を受けて、鬼木がいかにチームを修正してくるかが注目だったこの第2節。ホームでの開幕戦で鬼木が選んだスタメンは、なんと前節と同じだった。

 スタメンがあるかと思っていた2得点のチャヴリッチ、決勝ゴールを演出した柴崎はひきつづきベンチスタート。替えるかと思っていた吉田湊海と関川はそのままスタメン。このメンバーが現時点でのベストだと判断したのだから、たった一試合のよしあしだけで選手を入れ替えるのは時期尚早だってことなんだろうか。

 まぁ、実際にこの試合での失点はオウンゴールみたいな1点だけだったし、守備的な面は改善されていたような気がする。とはいえ、相手は清水相手の開幕戦を無得点で負けたグランパスなので、この一戦でもって結果オーライとは言い切れない。

 名古屋の監督は今年からミハイロ・ペトロヴィッチ。なのでフォーメーションは当然のごとく3バックで、長谷川健太のころとほとんど変わらない印象だった。

 この日はマテウス・カストロがベンチスタートだったせいか、あまり攻撃が活性化することもなく、和泉や稲垣がスタメンでがんばっていたし、ワントップの山岸のシュートがポストを叩くシーンこそあったけれど、前半で惜しかったのはそれくらい。あと、シュミット・ダニエルがまたもや離脱中で(けが多すぎん?)、ゴールマウスはピサノ・アレックス幸冬堀尾こうとほりおという二十の選手が守っていた。後半途中から浅野弟や永井も出てきたけれど、特別印象に残るシーンはなかった。

 試合は前半22分に鹿島が先制。ヤン・マテウスがドリブルで中央から左に流れながら、右サイドで抜け出したレオ・セアラに見事なラスト・パス。レオはこれをジャンピング・ヘッドでどかんと決めた。あの角度のヘディングをあんなパワーでゴールへたたき込めるのって、日本ではレオ・セアラくらいじゃなかろうか。すげー。

 移籍後2試合目にして早くも結果を出したヤン・マテウスだったけれど、この試合では前半の終わり頃に足を痛めて、松村と交替となってしまった。無事を祈る。

 あと吉田湊海はこの日も前半だけで交替させられ、後半からは林が出てきた。

 後半9分には原輝綺のシュート(だったのかな?)をマテウス・カステロに決められた――のかと思ったら違った。その前に植田が触っていた。クリアボールがそのままネットを揺らしてしまったのでオウンゴールだと思ったら、なぜだか原のゴールってことになった。

 同点後に鬼木はマテウス・ブエノとレオ・セアラに替えて柴崎、チャヴリッチを投入。さらに試合終了間際には優磨をさげて徳田を入れた。いまだ同点の場面で優磨とレオ・セアラの両エースを下げてしまったのにはちょっと驚いた。

 同点にされて以降も何度かチャンスはあったものの決めきれず。これはドローで終わりかと思った後半ロスタイム。試合も残りあとワンプレーって時間帯に、この日もドラマが待ち受けていた。

 CKからの跳ね返りを拾った小川が、狙うともなく蹴り込んだシュートが、ゴール前の密集地帯で相手DFを背負っていた関川の右足にあたって、名古屋のゴールへと転がり込む。

 えっ?――って。

 あまりのあっけなさに唖然としてしまうような決勝ゴールだった。

 最後の最後に交通事故みたいな形で勝ち点1を失った名古屋が気の毒すぎて素直に喜べなかった。

(Aug. 17, 2026)