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最近の五試合

  1. 11/04 △ ブリーラム0-0鹿島 (ACLE・第4節)
  2. 10/31 ○ 鹿島4-1C大阪 (J1・第13節)
  3. 10/28 ○ 鹿島3-0浦項 (ACLE・第3節)
  4. 10/24 ● 鹿島2-3柏 (J1・第12節)
  5. 10/21 △ 京都2-2鹿島 (J1・第11節)
    and more...

ブリーラム・ユナイテッド0-0鹿島アントラーズ

AFCチャンピオンズリーグエリート・第4節/2026年11月4日(水)21:15/ブリーラム・スタジアム/DAZN

 セレッソ戦から中3日、タイに移動してのアウェイでの一戦。

 この試合で鬼木は思い切ったターンオーバーをしてきた。

 なんと、柴崎、優磨、チャヴリッチ、関川、小池らは現地に帯同せず。かわりにベンチには倉橋、大貫、平島、高木という、誰それって選手たち(全員二種登録で17~18歳)が4人も入っている。

 スタメンも若い! GK早川(26歳)、DF津久井(22歳)、千田(32歳)、元砂晏翔仁ウデンバ(17歳!)、大川佑梧(19歳)、MF樋口(30歳)、三竿(30歳)、松本遥翔(20歳)、林晴己(22歳)、FW徳田(19歳)、吉田湊海(18歳)というメンバーで、平均年齢は、23.3歳――って。ほぼ五輪代表じゃん!。

 スタメンのうち、千田、三竿、樋口、早川の4名を除いた、残りの全員がU-23以下。ベンチ入りした選手全体でも平均年齢は24.7歳(AIさんに教えてもらった)。おそらく公式戦ではクラブ史上もっとも若いスクワッドだろう。

 次節のFC東京戦を重視したからこそのターンオーバーなのだろうけれど、でも鬼木がこのメンツで戦えるって判断したってことは、対戦相手のブリーラム・ユナイテッドもやっぱ弱い?

 ――と思ったら、決してそんなことはなかった。ほぼ5バックの守備的なサッカーだったから、攻撃面での恐さはなかったけれど、個々の質は決して低くなかった。

 それもそのはず。ブリーラムにはタイの選手がほとんどいなかった。

 出場選手のうち、タイ人はたったひとりだけ。あとはブラジル人3名が最多の多国籍軍で、内訳はスペイン、セルビア、オーストラリア、ガーナ、ルーマニア、イラン、フィリピンが各1名ずつ(GKがイングランド出身のフィリピン代表とのこと)。

 なんという多様性!

 ここまで世界中の選手が集まっていると逆に壮観だ。途中出場もブラジル人ふたりにスペイン人ひとりだし、もうどこの国のクラブと戦ってんだか、よくわからない。

 まぁ、こういうクラブがACLに出てくるってことは、タイのリーグの実力がそこそこって証明だろう。でも逆にこれくらい助っ人の多いクラブがリーグにあると、対戦する国内選手の強化にはつながりそうな気もする。ハノイもけっこう強かったし。あ、それはベトナムか。

 いずれにせよ、そんなわけでこの日の試合は、鹿島の未来を担う若者たちが、世界中から集まった多国籍軍の海外クラブと戦うという図式だったわけだ。

 結果としてスコアレス・ドローに終わってしまい、残念ながら4連勝とはならなかったけれど、若い選手たちはじつによく戦った。スタッツは互角以上だし、確実に内容は相手を上回っていた。助っ人外国人たち相手にこの結果は上出来だ。若者たちにとってもまたとない経験になったはず。

 まぁ、後半からは松村、レオ・セアラ&エウベル、マテウス・ブエノ、小川といった、主力をつぎ込んで勝ちにいったのに、勝ちきれなかったのはやや誤算。でもやっぱ、主力組はさすがっすね。彼らが出てきてからは攻撃の迫力が違った。

 なんにしろ若い子たちはみんなよかった。なかでも元砂がすげー。CBとしてプレーするのを観たのは初めてだったけれど、プロの試合であんな落ち着いたプレーをしてみせる高校生っている? もう今後ずっと彼がスタメンでもいいんじゃないだろうか。そんなこというと関川にかわいそうか。

 でもこのままだと鹿島でレギュラーに定着する以前に、海外のクラブに引き抜かれそうな。それくらいいい選手。本当にこれからが楽しみだ。

(Nov. 06, 2026)

鹿島アントラーズ4-1セレッソ大阪

J1・第13節/2026年10月31日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 樋口が今季初出場!――ってんで、スタメン表を見ていきなり盛り上がった。

 そんなこの日のスタメンは、早川、津久井、植田、関川、小川、樋口、マテウス・ブエノ、松村、エウベル、レオ・セアラ、優磨の11人。途中出場は、柴崎&チャヴリッチ、三竿&林、松本遥翔(はると)の5人だった。

 広瀬の故障を受けてのことだと思うけれど、二日前にレンタル先の富山から呼び戻したばかりの松本を、途中出場でのわずかな時間といえ起用したのも意外だった。ここからは総力戦だっていう鬼木の意思が伝わってくる采配だった。

 試合は前半14分に早くも動く。松村のスルーパスからエウベルが相手DFの裏をついて冷静にシュートを決めた。

 対するセレッソはスペイン人の新監督パブロ・マチンのもと、ここ7試合連続勝ち星なしと苦戦を強いられている。この試合でも先制を許す苦しい展開になったと思ったら、さらに追い打ちで、そのすぐあと、スタメン出場してボランチとしてプレーしていた香川が足首を傷めて途中交替を余儀なくされてしまう。

 田中駿汰と香川のダブルボランチっておもしろそうだよなって思っていたのに、わずか20分しか観れないとは。お気の毒さまとしかいいようがない。

 で、香川が交替してすぐに鹿島が追加点を奪う。樋口のCKから優磨が折り返したボールをエウベルが頭で押し込んだ。あっという間に2-0。

 でも、これは楽勝かと思ったその3分後に、ルーカス・フェルナンデスの斜めのクロスに、190cmのコロンビア人FW、パブロ・サバックが頭であわせてセレッソが1点返す。この時間帯からしばらくはセレッソ・ペースだった。

 でもその10分後には、ふたたび鹿島が突き放す。相手の虚を突いたサイドスローからの素早いリスタートで、優磨が右サイドの深くから折り返したボールにマテウス・ブエノがあわせた。このところブエノが得点に絡むプレーが増えて、喜ばしい限りだ。

 ということで、リードを2点に戻して前半を終了。

 後半25分には途中出場のチャヴリッチがカウンターからのロングボールに反応。3バックの真ん中でプレーしていた鷹啄(たかはし)トラビスが目測を誤ってクリアミスしたボールを奪ってドリブルで独走。GK中村航輔との1対1を冷静なループで決めてみせた。このところのチャヴリッチは絶好調だ。まさにスーパーサブ。

 ということで、本日のゴール劇場はこれにて幕。スタッツだけみれば、シュート数も同じ、ボール保持率も五分で、差が出たのはCKの数くらいなんだけれど、スコアは4-1という予想外の快勝劇だった。3点差をつけて勝ったのは今季初だ。

 過密日程の中、ここ5試合はずっとホームだったのもラッキーだった。ここからはアウェイでのACL、意外な好調さでまさかの首位にたつFC東京との味スタ戦と、難しい試合がつづく。次週は前半戦の正念場だ。

(Nov. 02, 2026)

鹿島アントラーズ3-0浦項スティーラーズ

AFCチャンピオンズリーグエリート・第3節/2026年10月28日(水)19:00/メルカリスタジアム/DAZN(見逃し配信)

 BUMP OF CHICKENのライブとかぶってしまったため、ライブからの帰宅後に、午後十一時半から見逃し配信で観た韓国のクラブとの試合。

 この試合はサプライズが多かった。

 まずはスタメン。早川、広瀬、千田、関川、小川、元砂晏翔仁ウデンバ、マテウス・ブエノ、林、エウベル、徳田、チャヴリッチという顔ぶれで、3日前の柏戦と一緒なのは、早川、小川、林、徳田の4人だけ。このあいだのベトナムでの試合では優磨とレオ・セアラをスタメンで使うガチのスタメンだったのに、今回は韓国勢相手に大胆なローテーションを施してきた。これがひとつ目のサプライズ。

 え、もしかして浦項(ポハン)ってあまり強くないってこと?――という疑問への答えがふたつめの驚き。浦項は5バックで守って、まるで攻めてこなかった。最終的なシュート数がわずか3。うち枠内0。さすがにこの内容では、早川はまったくなにもしていないも同然だった。

 ほんとにこのチームがKリーグの昨年度4位なの?――というか、そもそも韓国勢って4位でACL出れんのかよ!

 まさか韓国サッカーがここまで低迷しているとは思わなかった。でもまぁ、そんな浦項相手に鹿島は前半ノーゴールで終わってしまったわけだけれども。

 三つ目の驚きは、最近不在だったので怪我をしているのかと思っていた広瀬がスタメンで起用されたこと。それでいて、ひさびさに出てきたと思ったら、開始わずか6分で足を痛めて交替になってしまったこと。なんてこった……。

 でも、結局はこの不幸な交替劇が、鹿島に先制点をもたらすことになった。

 後半24分。広瀬と交替で前半の早いうちから途中出場でプレーしていた小池が、右サイドで猛ダッシュしてDFラインの裏へと駆け込みながらボールを要求。これを見逃さなかったマテウス・ブエノからピンポイントのパスが通る。

 小池はこのボールを胸にあてて、そのままゴールへと流し込んだ。見事なパスからの珍妙なゴール!

 さらにその6分後には林のパスを受けたチャヴリッチがシュート! 一度は止められるも、その跳ね返りを二度目のチャンスで自ら押し込んだ。

 この日の相手ならば、さすがにこの2点目で勝負ありだった。

 四つ目のサプライズは、長期離脱余儀なしかと思っていたレオ・セアラがこの試合で早くもベンチ入りして、しかも後半40分からピッチに立ったこと。2-0で勝っている試合で、わざわざ故障明けのレオ・セアラ使うのかよ!――って驚いた。

 おまけは、後半45分にはマテウス・ブエノの移籍後初ゴール!――と思ったら、謎のファールで得点が認められず。いったいどこがファールなんだって思っていたら、VARが介入して判定取り消しで、改めて得点が認められた。なんだったんだ、最初のあの判定? でもまぁ、ゴールが認められてよかった。

 このマテウス・ブエノの初ゴール取り消し判定がこの日の最後のサプライズだった。

 途中出場は、小池、優磨、柴崎&松村、レオ・セアラの5人。優磨は後半の頭から、柴崎らは途中からの出場だった。小池の先制点は柴崎たちがピッチに立った5分後だった。交替でさがった元砂もよかったけれど、やっぱ今年は柴崎がいるのといないのでは、まるでチームの雰囲気が違う気がする。

 初めて見た千田のプレーも、なかなか好印象だった。彼と関川のコンビでのクリーンシート達成が今後に向けて明るい材料になるといいなと思う。

(Oct. 31, 2026)

鹿島アントラーズ2-3柏レイソル

J1・第12節/2026年10月24日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN

 優勝争いの一角、柏レイソル相手にホームで痛恨の逆転負け……。

 この日のスタメンは、前節からマテウス・ブエノを柴崎に、吉田湊海を林に替え、怪我で離脱したレオ・セアラのところには徳田を入れた形。

 途中出場はチャヴリッチ&小池、マテウス・ブエノ&エウベル、吉田湊海の5人。

 試合は前半途中まではこちらのペースだった。柴崎からのスルーパスを受けた優磨のアシストで徳田がゴールを決めて鹿島が先制したところまではいたって順調。柴崎のパス、優磨のクロス、そして相手DFと競り合いながら、難しい体勢から左足のボレーであわせた徳田、それぞれがあっぱれの先制点だった。徳田はこれが今季初ゴール!

 ところがそのあとがよくない。

 まずは遠藤渓太(知らないうちに移籍していた)のシュートが植田にあたってゴールネットを揺らしてしまった1点目。

 こういったら酷かもしれないけれど、あそこでDFが自分に向かって飛んできたボールをよけようとしちゃ駄目じゃん? それも、よけきれずに体にあたってコースが変わり、ゴールになってしまったんだから、不運だったで済ませてはいけない気がする。

 さらに、そのあと前半ロスタイムに山内日向汰に許した逆転ゴール。あれも駄目でしょう? するっとペナルティエリアへパスを通されてしまった守備の緩さが問題。まぁ、相手のパスとシュートも見事だったのはたしか。でも枚数は足りていたんだから、ちゃんと止めないと。なによりあの時間帯も失点はもってのほかだ。

 山内にはさらに、後半にも1点奪われてしまう。今回は早川が真正面へのシュートをキャッチしそこない、ボールが彼の頭上を越えてゴールネットへころころ……。

 もうこの日の守備はなんなんだって感じだった。自滅した感がすごい。

 その後、後半頭から途中出場したチャヴリッチがゴールに背を向けたまま、来たボールをトリッキーな足さばきでゴールへと流し込んで1点差としたものの――なんか偶然決まっちゃったみたいな印象だったけれど、あれを狙って決めたんならチャッキーは天才だ――反撃は結局そこまで。

 終了間際には、キム・テヒョンが足を痛めてプレーできなくなり、10人で戦うことになってしまったし、この展開で数的不利になったら、もうお手上げだった。この場面では、味方が倒れているにもかかわらず、プレーを切らずに攻めていったところに、チーム全体の余裕のなさが感じられた。仲間が痛がってんだから助けようぜ。

 いやでも、レオ・セアラにつづいて、キム・テヒョンまで怪我で長期離脱を余儀なくされそうなのは厳しいな。次節以降の関川と千田の奮起に期待だ。

 対する柏は、ベンチ入りした全員が日本人だったから、珍しいなと思って調べたら、なと、今季は外国人選手がひとりもいなかった。名前がカタカナなのは監督のリカルド・ロドリゲスだけ。それできっちり上位争いしているのがすごい。神戸も元日本代表の選手を主力として二連覇を果たしたし、ヨーロッパに渡った日本人選手たちも普通に活躍しているし、もはやJリーグは外国人に頼らずとも十分に戦える時代になったのかもしれない。まぁ、とはいえ鹿島のエースはレオ・セアラなわけだけれど。

 それにしても、前節の新井といい、この日の山内といい、今季ここまで1ゴールしか決めてなかった選手たちにいきなり複数ゴールを許すのって、なんなんだろうか。鹿島って昔からそういうのが多い気がする。敵の潜在能力を開花させる栄養素みたいなものがあったりするんじゃなかろうか。

(Oct. 26, 2026)

京都サンガFC2-2鹿島アントラーズ

J1・第11節/2026年10月21日(水)/サンガスタジアム by KYOCERA/DAZN

 一昨年の鹿島の監督、帰ってきたランコ・ポポヴィッチひきいる京都サンガとの中3日でのアウェイでの一戦。

 あちらはエースのラファエル・エリアスが離脱中だというから、今回は楽勝かもと思ったら、やっぱそう簡単にはいかない。この試合も予想外の展開をみせる。

 前半16分に自陣のサイドスローからボールを奪われてカウンターを食らい、新井晴樹という選手にシュートを決められて、いきなり1点のビハインド。前半の京都のシュートはそれ1本だったのに、そのまま前半は終了。

 この日は、早川、津久井、植田、キム・テヒョン、小川、マテウス・ブエノ、三竿、松村、吉田湊海、優磨、レオ・セアラという先発メンバーだった。前節から6人も入れ替わっているけれど、まぁ、それは前節のほうがイレギュラーだったってことだ。

 後半頭から鬼木は吉田湊海にかえてチャヴリッチを入れてくる。

 チャヴリッチはこの日もキレキレで、後半15分には見事な同点ゴール!――と思ったら、VARが介入して、その前に津久井がハンドをしていたという判定で取り消し。えー、あれ手に当たってなくない? ちくしょうめ。

 このちょっと前から足をひきずっていたレオ・セアラが、この直後にエウベルと交替してしまう。前半からこちらのシュートが枠をとらえられないシーンが多かったし、ゴラッソは取り消されるし、エースは怪我をしてしまうし、なんか嫌な展開だなぁ……と思っていた悪い流れを変えたのは、この日もキャプテン柴崎だった。

 後半28分に小池とともに彼がピッチに立ってからわずか5分。柴崎のスルーパスを受けた優磨からのクロスにエウベルがあわせて、今度は文句なしの同点弾! パスもトラップもクロスもシュートも文句なしの一撃!

 ただ、そのあと優磨を徳田にかえ、交替カードを使い切って攻め立てるも、なかなかゴールが奪えない。

 あぁ、このまま終わりかと思った後半ロスタイム――。

 マテウス・ブエノが蹴り込んだロングボールに持ち前の駿足を生かして追いついた松村が、相手DFと競り合いながら爪先でシュート!

 最初の一撃はハウス(身長198センチのブラジル人GK)に止められるも、そのこぼれ球に反応した松村は2発目をゴールネットに押し込んだ。

 最後の最後の劇的な逆転ゴール!!!!

 ――と思ったのに。

 まさかその2分後に新井にこの日2点目を決められて同点で終わろうとは……。

 アシストはラグビー選手みたいな体格の加藤拓己という選手(途中で植田と揉めて異種格闘技戦みたいになっていた)。誰だよ、新井とか、加藤とかって――と思ったら、新井はワンシーズンだけとはいえクロアチアでのプレー経験があるし、加藤は鹿島のつくばユース出身じゃん!

 なんてこった。やっぱJリーグはどんなクラブもあなどれん。京都のシュートはたった3本なのに、それで2失点って……。ああ、連覇への道けわし。

 そうそう、この試合では出番がなかったけれど、この日は樋口がベンチ入りしていた。祝・復活! 過密日程だし、出番はすぐ来るだろう。楽しみにしてます。

 とりあえず、いまはレオ・セアラの怪我が長引かないことを祈るばかりだ。

(Oct. 22, 2026)