鹿島アントラーズ2-2モンテディオ山形
J1・1stステージ第15節/2015年6月7日(日)/カシマサッカースタジアム/スカパー!
ファースト・ステージを観るのは先週で最後だと思っていたら、なぜか今週はJ1が日曜開催で、スカパーの毎月恒例の無料放送デーにあたっていたので、もう一試合観られました。対戦相手は今年の昇格組にして、降格候補の一角(失礼)、モンテディオ山形。どうせならば、もっと強いとこと戦うのが観たかったけれど、タダじゃ文句もいえない。
この日のスタメンはGK佐藤、DF伊東、青木、昌子、西、MF柴崎、梅鉢、遠藤、土居、金崎、FW高崎。途中出場はオガサ、カイオ、本山。
これでGKは佐藤が4試合連続のスタメン。いつ見ても特別いいという気はしないんだけれど、たまに衰えを感じさせるこの頃の曽ヶ端と同じ程度にやれるならば、先の長い佐藤の成長に期待……ということなんでしょう、おそらく。
高崎にしたって、僕としては赤崎のほうがいいと思うんだけれど(ジネイはまた怪我でもしたのか、いなかった)、なぜだかいまだにぼちぼちスタメンに起用されている。とにかく、今年は絶対的なレギュラーと呼べるのは柴崎と土居だけで、あとはある程度全員均等にチャンスを与えるという方針っぽい。
それにしても、この日も内容はいまいち。遠藤のFKで先制したのはいいものの、その直後に同点弾を許すという、またかよ! な展開。さらには後半には、セットプレーから逆転までくらう始末。
FWのディエゴが1ゴール、1アシストって。それ、ちゃんとスカウティングで危ないってわかってそうなものなのに。どちらも昌子がマークし切れず。昌子もこんな調子じゃ、さすがに代表に呼ばれないのも当然だよなぁ。
僕は彼のセンスを大いに買っているので、ぜひともこの失点だらけの前半戦の屈辱をばねに、セカンド・ステージではひと皮むける活躍を見せて欲しい。対面の1対1とか、パスのセンスとか、いいものを持っているんだから、あとはこの日みたいな流れのなかでのマークがしっかりすれば、代表のレギュラーだって夢じゃないだろうに。ほんと、がんばって欲しい。
なんにしろ、先制しながら逆転をくらい、よもやこのまま逃げ切られちゃうのかと思ったところを、カイオのヘディングでなんとか同点に追いついて、引き分けに終わったのが救いって試合。
同点弾は西のクロスが最高だった。あれはカイオがいなくても、そのままゴールに入っちゃったんじゃないだろうか(そんなことないのかな)。カイオはループ気味にGK山岸の頭上を越えてきたボールに見事フリーであわせた。GKよりもゴールに近い位置へと飛び込んだ選手へピンポイントでパスが通るのって、とても珍しい気がする。西もカイオもナイス。
相手の山形といえば、まずは石川竜也だけれど、この日はそのほかに當間(ってそういや名前に聞き覚えが……)と途中出場の中島と3人も元アントラーズがいた。そういう意味では、まぁ観られてよかったかなって試合だった。
それにしても、この日の結果でここまで首位・浦和(なんといまだ無敗)との勝ち点の差は18だって。まだシーズンが半分も終わっていないのに、なんだそりゃって状況になってしまっている。ファースト・ステージどころか、もう年間順位で追いつくのも難しそうだ。なんだかなぁ。
(Jun 07, 2015)