鹿島アントラーズ1-0町田ゼルビア
J1・第14節/2025年5月3日(土)15:00~/カシマサッカースタジアム/DAZN
今季二度目の4連勝! 故障者続出の厳しい状況でこの結果は素晴らしい。
5月最初のこの試合、スタメンはGK早川、DF津久井、植田、関川、安西、MF三竿、柴崎、荒木、チャヴリッチ、FW田川、優磨の11人だった。
フォーメーションは荒木をトップ下、優磨が左で、チャヴリッチが右の4-2-3-1(前節も同じ)。朗報はレオ・セアラがベンチ入りしていたこと。
でもその一方で関川が足を痛めて、開始20分で交替してしまった。一度も起き上がることなく担架で運ばれていったあの感じだと、長期の離脱は避けられそうにない。あぁ……。
でもまぁ、代わりに出てきたキム・テヒョンがしっかりと穴を埋めてクリーンシートで終われたのが不幸中の幸い。いやぁ、ちゃんとCB補強してくれていてよかった。
決勝点は前半39分。チャヴリッチがドリブルで持ち込み、優磨を経由して右サイドの安西が入れたクロスに田川が左足であわせた。ドカン!
高速クロスにダイレクトボレー。惚れ惚れするような素晴らしい得点シーンだった。あまりに速くて誰が決めたのかもわからなかった。田川、上手いのか下手なのかよくわからないけど、ようやく移籍後初ゴールが決まってよかった。
町田は昌子、岡村大八(札幌から移籍してきた)、ドレシェヴィッチ(スウェーデン出身・コソボ元代表)の3バックで、両サイドウィングも中山雄太と望月ヘンリー
こりゃそう簡単に点は取れそうにないなと思っていたから、田川のゴールは本当に貴重だった。サンキュー!
ということで、前半は1-0で終了。相手に一本もシュートを打たせなかったし、ひさびさにいい出来だった。
でも後半からは相手が韓国人ふたり――身長194センチのオ・セフンと背番号10のナ・サンホ――を入れてきたことで展開が替わる。町田の攻撃シーンが増えて、最終的なシュート数はほぼ互角になっていた。終盤ミッチェル・デュークが入ってからは、パワープレーで押し込められ、最後は冷やひやな展開に……。
フル出場した相馬は切れきれで、白崎は後半途中からの出場だった。
そういえば、去年の町田はロングスローが代名詞みたいになっていたけれど、この日はそのロングスローを入れていたのが相馬だった。
相馬、ロングスローなんて特技があったのか!――といいつつ、こちらも津久井がロングスローを入れていて、おおっと思った。
ということで後半からは苦戦を強いられつつも、途中で柴崎、荒木をさげて知念、松村を入れて守備の強度を上げ、残り15分を切ってからは田川をレオ・セアラに替えて、そのままなんとか逃げ切った。
最後のほうは津久井が足をつっていたし、交替枠を残したまま、優磨とチャヴリッチをフル出場させたのも、次の試合のことを考えるといささか心配だ。
次節は中2日でアウェイだし、さらに難しい試合になるんだろう。健闘を祈る。
(May. 04, 2025)