ミスティック・リバー
クリント・イーストウッド監督/ショーン・ペン、ティム・ロビンズ、ケビン・ベーコン/2003年/DVD
少年時代に仲間同士だったジミー(ショーン・ペン)、デイヴ(ティム・ロビンズ)、ショーン(ケビン・ベーコン)の三人。デイヴが性犯罪者に誘拐されて以来、関係が疎遠になっていた彼らが二十五年の歳月を経て、ひとつの殺人事件を巡って再び結びつけられる。一人は刑事として、一人は容疑者として、そしてあとの一人は被害者の父として。
デニス・ルヘインの原作をクリント・イーストウッドが映画化した作品。主演俳優三人の印象は僕が抱いていたイメージとは随分と違うのだけれど、それでも物語自体はとても原作に忠実で、実に見事に映像化されていると思う。こういう映画を撮ってもらえれば原作者は大満足だろう。とても感心した。
この映画に先立って 『許されざる者』 を見直して思ったのだけれど、監督としてのクリント・イーストウッドって、僕はけっこう好きかもしれない。機会があったらば他の作品も積極的に見てみたいと思う。とりあえず次は 『バード』 かなと。
(Sep 09, 2004)