ゲット・ショーティ
バリー・ソネンフェルド監督/ジョン・トラボルタ、レネ・ルッソ/1995年/アメリカ/BS録画
ジョン・トラボルタ演じる映画オタクなマフィアの借金取立人が、借金回収のために乗り込んでいったハリウッドで、映画業界進出をもくろんで巻き起こすひと騒動を描くクライム・コメディ。
主演のトラボルタにとっては 『パルプ・フィクション』 で再ブレイクを果たした直後の作品。競演がジーン・ハックマンにダニー・デヴィート、デルロイ・リンドー(『クルックリン』、『マルコムX』)、そしてまだいくぶん細めのジェームズ・ガンドルフィーニ(『ザ・ソプラノズ』)という豪華さ。で、原作は 『ジャッキー・ブラウン』 や 『アウト・オブ・サイト』 のエルモア・レナードとくりゃぁ、こりゃもう必見でしょう。なんでいままで観てないんだ俺って思ってしまうような作品。──ってまあ、そこまで言うほどの出来とも思わないけれど、基本的にこういう作品が好きなので。
監督のバリー・ソネンフェルドは 『アダムス・ファミリー』 や 『メイ・イン・ブラック』 の人とのこと。ちなみにこの人はコーエン兄弟のデビュー作 『ブラッド・シンプル』 で撮影監督を務めていたらしい。どちらかというと僕にとっては、その事実のほうがインパクトがあった。
そういや、ベット・ミドラーもちょい役で出てます。ほんと、なんでこんなとこにって不思議に思ってしまうような端役で。
(Mar 22, 2011)