24 - TWENTY FOUR- リデンプション
ジョン・カサー監督/キーファー・サザーランド/2008年/CS録画
放送からじつに3年も遅れて観た 『24 -TWENTY FOUR-』 の番外編(シーズン6と7のあいだに放送された)。
内容は、ジャック・バウアーが身を寄せていたアフリカの小国(架空の国とのこと)でクーデターが勃発。なりゆきで、またもや追われる身となってしまったジャックの逃亡劇と、ワシントンDCでの新大統領(今回は女性)の就任式の裏で行われる陰謀劇を同時進行で描いてゆくというもの。
2時間ドラマながら、リアルタイム・ドラマというこのシリーズのコンセプトはいちおう踏襲されている(正味1時間半しかないけど)。とはいえ、さすがにこの話を2時間で描くには無理がある。冒頭部分など、いきなり夜のシーンで、最初からドラマ本編の時間枠から逸脱しているし、本編にしても話の都合で無理やり詰め込んだ感がありあり。反乱軍に追われて森に逃げ込んだジャックと子供たちが、CM明けではいきなり街中にいるんだからびっくりだ。わずか数分で(しかも重症の子供を引き連れて)どんだけ高速移動しているんだ。
まあ、物語としておもしろければ、そうした設定の破綻も気にならないんだろうけれど、この特別編はその面でもいまいち。なんたってジャック・バウアーの出番が少ないし、CTUのメンバーはまったく出番なし。しかも主要な舞台はアフリカとくる。要するに、シリーズとしての継続性よりも、コンセプトを重視した作りになっている。そのくせ、そのコンセプトが破綻しているんだから、なにをいわんやだ。
とはいえ、それでもこれはシリーズでは唯一の単発エピソードだし、新女性大統領(チェリー・ジョーンズ)やシーズン7で悪役をつとめるらしい大物俳優(アンジェリーナ・ジョリーのお父さん)のお披露目という意味では、やっぱ観とかないわけにはいかないよなぁと。そういう作品。
(May 29, 2011)