ボードウォーク・エンパイア2
テレンス・ウィンター製作総指揮/スティーヴ・ブシェミ、ケリー・マクドナルド/2011年/アメリカ/WOWOW録画
スコセッシが製作総指揮に名を連ねている──とはいっても、今シーズンはほとんど関係なさそうな──禁酒法時代のアトランティック・シティを舞台にしたギャング・ドラマの第二シーズン目。
前のシーズンの終わりに、さらなるドロドロな展開が予告されていたし、このところ2時間の映画一本観るのにも不自由しているので、観はじめるまではあまり気乗りしなかったのだけれど、いざ観てみれば、それはそれ。今シーズンも十分に楽しめた。なにより最終話に思いがけない意外な展開が待ち受けていて、びっくり仰天。
本当は、そろそろめんどくさくなってきたので、こういう連続テレビ・ドラマについては、今後は感想を書くのをやめてしまおうかと思っているのだけれど、このドラマはその最終回の意外性ゆえに、ひとこと書き残しておかなくてはいけない気分になった。いやぁ、すごかったです。制作者側の思い切りのよさに感心。
まぁ、ただ前作の「次のシーズンはいったいどうなっちゃうんだ?」というドロドロ感と比べると、今回はある意味、非常に切りがいいところで話が終わっている。いや、今後どうなっちゃうのかは、前シーズン以上に不透明だけれど、それはこれまでの伏線の多くに決着がついてしまっているからであって、その分、あと腐れがない感じ。これだったら、次のシーズン以降は観なくても後悔しないかもしれない。
まぁ、でも観るか、観ないかって聞かれれば、絶対に観るけど。
(Jul 20, 2013)