水原三星ブルーウイングス1-1鹿島アントラーズ
AFCチャンピオンズリーグ/2011年4月6日(水)/水原ワールドカップスタジアム/スカパー!e2
震災後初。気がつけばJ開幕戦からちょうど一ヵ月ぶりのアントラーズ戦、AFCチャンピオンズリーグのグループリーグ第2戦。
この試合、アントラーズのユニフォームはアウェイにもかかわらず、なぜか赤だった。相手が青だったから、アウェイ用のユニフォームにする必要がなかったんだろうか。ACLではあまりアウェイ用とか、関係ないんだろうか。その辺はよくわからない。
なんにしろ今年の鹿島はクラブ創立20周年の節目ということで、Jスタート当時のものをベースにした、上下ともに赤の新ユニフォーム。僕個人は赤と濃紺との組み合わせのほうが好きだったりするんだけど、まあそれはそれ。なんにしろ開幕早々、このニュー・ユニフォームが一ヵ月も観られない生活がつづくことになるとは思ってもみなかった。
この日のスタメンは曽ヶ端、新井場、岩政、中田、アレックス、青木、小笠原、フェリペ・ガブリエル、野沢、興梠、大迫の11人。一ヵ月前の大宮戦のメンツから、伊野波が抜けて中田が入った形。伊野波はベンチ入りもしていないので、怪我でもしているのかもしれない。
ベンチ入りのメンバーを見てちょっとびっくりしたのは、サブにDFがひとりしかいなかったこと。それも
なんにしろ、この試合の序盤はさすがに一ヵ月のブランクがあるなぁって感じだった。なんだかチーム全体がぎくしゃくした印象。イージーなミスパスも多く、相手の圧力に押しこまれて、冷や冷やのシーンがつづいた。こりゃブランクのダメージがでかいかと思った。
でも前半もなかばになると、ようやく実戦感覚が戻ってきたのか、かなりリズムがよくなってくる。とくに意外だったのは(って失礼)、フェリペがいつになくいいプレーを見せてくれていたこと。彼がきちんと攻撃に絡んでくるようになると、さすがに鹿島は強い。Kリーグの強豪クラブ相手に、アウェイにもかかわらず、押せ押せの展開になった。
でも点が取れない。うわー、惜しいというシーンはいくつも作るのに、あと一歩、ゴールに手(足?)が届かない。
そうこうするうちに、スコアレスのまま突入した後半途中に、相手に先制ゴールを許してしまう。相手の右サイド(こちらから見ると左)からのロング・スローをヘディングでつながれ、ゴール前へ詰めていた選手にヘディングで押し込まれてしまった。曽ヶ端が止めに出たものの、相手のほうが一歩早くて止めきれず。ソガがあと一歩早いか、もしくは前へ出ずに待っていれば防げたんじゃないかという感じの、ややもったいないゴールだった。
まあ、でもそのわずか4分後には同点ゴールが生まれたのだから、結果オーライ。こちらのゴールも相手と似たような形だった。野沢の左CKから岩政がヘディングでつないで流し込んだボールが、ファーサイドで待ちかまえていた中田浩二の足もとにピタリ。中田はこれをジャストミートして、相手のゴールネットを揺らした。セットプレーからとはいえ、どんぴしゃの痛快なゴールだった。いやはや、気持ちよかった。
結局、試合はこのゴールで打ち止めとなり、またもや今季初白星とはいかなかったけれど(勝てねぇなぁ)、でもまあ、序盤の調子の悪さからすれば、その後、内容が大幅に改善されたのは、今後に向けて明るい材料だと思う。来週のシドニー戦はしっかりと勝ってくれるものと信じよう。
あ、そういやこの試合を生で観るため、結局テレ朝チャンネルとも契約してしまった。あぁ、金がいくらあっても足りないわが暮らし。
(Apr 08, 2011)