セレッソ大阪0-1鹿島アントラーズ
J1・第28節/2019年10月6日(日)/ヤンマースタジアム長居/DAZN
このところリーグ戦5連勝中で、順位を4位まであげてきたセレッソが相手ってことで、難しい試合になるのは必至だろうなぁ……って思ってたんだけれども。
開始わずか6分にセットプレーから鹿島が先制。あとはひたすら守りきるって試合になって、思ったより簡単に勝ち点3がゲットできてしまった。試合内容はセレッソのほうが上だったのに、結果は鹿島のものという。最近仕事でセレッソ・サポの人となかよくしているので、あいすいませんって誤りたくなるような一戦だった。
この日のスタメンはGKクォン・スンテ、DF伊東幸敏、ブエノ、犬飼、町田、MF永木、白崎、セルジーニョ、中村充孝、FW土居、伊藤翔の11人。途中出場は遠藤、名古、綺世の3人。
なぜだか小泉、ウッチーがベンチにもいない(来週のルヴァンに向けて温存?)。でもって白崎をボランチで起用してきたのがこの日のポイント。白崎、とくべつ目立っていた感じはなかったけれど、走行距離は両チームで一番だったらしい。そりゃびっくりだ。僕が気がつかなかっただけで、とても貢献度が高かったらしい。
でもって、虎の子の1点は永木の左CKからファーで町田が折り返したボールに犬飼が頭であわせたもの。なぜか小池ではなく町田を左SBに起用した大岩采配ずばりな先制点だった。犬飼もようやく鹿島のCBらしいヘディングを決めてくれた。
とにかくその得点のあとはただひたすら守るだけだった。ボール支配率はセレッソが64%とかだし、シュート数は9-5、CKも12-4と、セレッソのほうが圧倒的に多かった。その数字どおり、より多くのチャンスを作っていたのはセレッソだった。
ソウザ(長いこと名前を聞かないから辞めたのかと思っていた)のキックはやたらと精度が高いし、ブルーノ・メンデス、ヨイッチらの外国人も強力だった。ひとつボタンを掛け違えていれば――たとえば、柿谷がクォン・スンテとの一対一のチャンスを止められなかったら――前半だけでセレッソが3点くらいは取っていそうな試合だった。
それでも終わってみれば決定力を欠いたセレッソはスコアレス。対する鹿島はひとつだけのチャンスを決めて勝ち点3をゲットするという。これぞ鹿島って一戦だった。
まぁ、でも後半最後のほう――上田綺世が出てきてから――は、相手にも疲れがあったのか、けっこう鹿島もボールを持てるようになったので、最後は比較的安心して観ていられてよかった。しかも、前の日にFC東京が――豊田のハンドが見逃される誤審のせいで――鳥栖に負けたので、これでついに鹿島が首位!
開幕戦で大分に負けたときに、今年はもう駄目だと思ったのが嘘みたいだ。
あ、でもこの試合ではセルジーニョが足を痛めて途中交代するアクシデントが! この期に及んでセルジーニョまで欠いたら、どうなっちゃうんだ。中2日で戦うルヴァン杯の川崎戦に向けて不安いっぱい……。
(Oct. 06, 2019)