名古屋グランパス0-1鹿島アントラーズ
J1・第34節/豊田スタジアム/DAZN
2019年J1最後の試合はアウェイでのグランパス戦。
この試合でのスタメンは、GK曽ヶ端、DF永木、ブエノ、犬飼、町田、MF三竿、レオ・シルバ、遠藤、白崎、FWセルジーニョ、土居の11人だった。途中出場は名古、綺世の2人だけ。
なぜかクォン・スンテとチョン・スンヒョンの韓国人ふたりがいない。でもって伊藤翔をスタメンからはずし、セルジーニョを最前列にあげて、右サイドには遠藤を入れたところがこの日の注目点。
でもまぁ、それで突然攻撃が活性化するでもなく、内容的にはこのところの試合と一緒。いくつかは決定機を作れるけれど、フィニッシュの精度を欠いて、得点はオウン・ゴールの1点だけに終わった。終盤戦で湿った攻撃は最後まで湿ったまんまだった。
まぁ、それでも最後にちゃんと勝って3位を確保して、自力でACL出場権を手に入れて終われたのはよかった。とはいえ来年のACLは2位でもプレーオフからの参加だそうだから、できればちゃんと天皇杯を獲って、プレーオフを回避したい。
対する名古屋は、スタメンに丸山、太田宏介、米本、長谷川アーリアジャスールが名をつらね、監督は(シーズン途中で退任した風間さんの後任の)フィッカデンティという、FC東京かって突っ込みたくなるような陣容だった。
でもそんな元FC東京出身の代表経験者たちに、助っ人の豪州代表GKランゲラックや、ジョー、ガブリエル・シャビエル、シミッチという強力なブラジル人の攻撃陣を擁するんだから、戦力は十分。前田直樹らの若い選手も存在感があったし、これでなんで降格圏に沈んでいるんだよって思ってしまった。
ということで、2019年のJ1は終了。アントラーズは無念の3位となった。
注目の首位対決は4-0で勝てれば優勝だったFC東京が3-0でボロ負けして、マリノスがそのまま優勝~。ポステコグルー監督の攻撃サッカーが見事に開花したマリノスが15年ぶりのJ1王者となった。
調べたらマリノスは10月以降は負けなしの7連勝ですって。そのラストスパートはマジカルだわ。首位に立ってから失速した鹿島とは好対照だ。仲川がチームメイトのマルコス・ジュニオールと並んで15ゴールで得点王ってのもびっくりした。となればMVPが仲川というのも至極ごもっとも。
自動降格は磐田、松本の2チームで、J1昇格プレーオフを戦う16位は湘南。J2でプレーオフを勝ち上がってきたのは徳島。
ということで今年のJリーグも残すところ、その湘南-徳島戦と天皇杯・準決勝の2試合のみとなった。とりあえず、まだ天皇杯・準決勝が残っている僕ら鹿島サポは幸せだ。
いやしかし、今年はなんとなく流れで、ひさびさにJ1の34節すべてを観たけれど――調べたら東北大震災の年以来8年ぶりだった――年をとって昔より情報処理能力が衰えているせいで、全試合の感想を書くのが思いのほか大変だった。ACLに代表戦もあわせると、このままだと年間ちょうど80試合ですからね。一週間に1.5試合はさすがに厳しい。来年はDAZNの契約は慎重にしよう。
(Dec. 08, 2019)