横浜F・マリノス3-3ヴィッセル神戸(PK:2-3)
FUJI XEROX SUPER CUP/2020年2月8日(土)/埼玉スタジアム2002/日本テレビ
2月8日にゼロックス杯、来週にはルヴァン杯のグループ初戦があって、再来週はJ1開幕ってスケジュールは、どうにも早すぎる嫌いがある。でも始まっちゃったら観ないわけにはいかない。
ということで、今シーズンの行方を占う前年王者どうしの前哨戦。今年のカードはJ1王者のマリノスと天皇杯覇者ヴィッセル神戸の対戦。
いやしかしまあ、にぎやかな試合だった。両チームあわせて6ゴール。勝ち越しては追いつきの大熱戦。ゴールの内訳は横浜がマルコス・ジュニオール、扇原(!)、エリキ、神戸がドウグラス、古橋、山口蛍。
ドローに終わって突入したPK戦では、最初の2ゴールずつを決めたあと、9人連続で失敗するという珍事があって、結局最後は蛍がしっかり決めて、ヴィッセルが今年初タイトルをものにした。
まぁ、試合中から(特に後半は)飯倉が大当たりしていたので、PK戦ならばヴィッセルかなと思っていたけど――
ヴィッセルは引退したビジャと移籍したポドルスキの穴をドウグラスで埋め、マリノスはオナイウ阿道や水沼宏太を補強していたけれど、あとはだいたい去年のままという印象。両チームともに今年も手強そうで困りものだ。
なんにしろ、マリノスから移籍した飯倉と、その飯倉からレギュラーを奪った朴のGK対決とか、かつては同僚だった蛍と扇谷のボランチ対決とか、Jリーグ3年目に突入したイニエスタのあいかわらずの妙技の数々とか、なんとも見所の多いおもしろい試合だった。
(Feb. 08, 2020)