ガンバ大阪2-0鹿島アントラーズ
J1・第20節/2020年10月3日(土)/パナソニックスタジアム吹田/DAZN
夏の暑いあいだは大半の試合が夜の同時刻キックオフだったから、アントラーズ以外の試合はほとんど観れなかったけれど、夏が終わってようやく昼間にも試合が行われるようになって、試合時間がばらけてきた。
ということで、この日はアントラーズ戦の4時間前に行われた川崎とC大坂の首位対決も観戦。結果は川崎が3-1で勝って、連勝を8に伸ばした。セレッソも健闘はしたけれど、終盤にたてつづけに2失点を喫して力負け。今年はもう川崎の快進撃を止められるクラブはなさそうだ。
われらがアントラーズにこそ、その役割を務めて欲しいところなんだけれど、ここへきてふたたび連敗。首位との勝ち点の差は23と開き、順位も8位まで下がってしまった。あとはもう2位セレッソとの差9をどれだけ詰められるかが焦点って感じだ。
この日のスタメンは沖、小泉、犬飼、関川、山本脩斗、三竿、レオ・シルバ、ファン・アラーノ、和泉、土居、エヴェラウド。
故障明けの土居が帰ってきたのと、山本脩斗が本職の左SBとして起用されたのが注目点。
対するガンバは運動量重視の宮本恒靖のサッカーにマッチしないために出場機会が激減した遠藤保仁がジュビロに移籍するという噂が流れている。よってヤットは不在。あとキャプテン三浦玄太も怪我で離脱中だった。
でも今年のガンバには昌子がいる。この日のガンバは4バックで、昌子とキム・ヨングォンがしっかりと真ん中を固めていた。ここぞというチャンスをそんな昌子に止められたり、東口のナイスセーブに阻まれたり。シュート数ではあいかわらず相手を上回っているのに、最後のところで決めきれない展開がつづいた。
でもって、スコアレスのまま突入した後半にパトリックの突破を許して、これを止めにいった沖がファールを取られてPKで先制点を献上。その後、綺世、荒木、遠藤、永木、松村を入れて同点を目指すも、ゴールをこじ開けられず。ロスタイムにはカウンターから途中出場の渡邉千真に追加点を奪われて勝負あり。上位争いのライバルであるガンバに負けて、順位で追い抜かれてしまった。
前節まで無敗を誇っていた沖がここにきて連敗。しかもこの日は自らのファールで与えたPKが決勝点だから、ちょっとへこんでいるかもしれない。
土居が戻ってきても勝てなかったのは痛いけれど、でもチャンスの数では相手を上回っているのだから、そう悲観する内容ではないと思う。
それにしても、昼間の試合で三笘や旗手が活躍してフロンターレが勝つのを観てしまうと、どうにも上田綺世は伸び悩んでいる感が否めない。このままだとたとえ来年五輪があったとしてもレギュラーは確保できそうにない。うーむ……。
(Oct. 04, 2020)