2021年06月のサッカー

Index

  1. 06/03 ○ 日本3-0U-24日本 (無観客試合)
  2. 06/05 ○ U-24日本6-0U-24ガーナ (親善試合)
  3. 06/07 ○ 日本4-1タジキスタン (W杯・二次予選)
  4. 06/11 ○ 日本1-0セルビア (親善試合)
  5. 06/12 ○ U-24日本4-0ジャマイカ (親善試合)
  6. 06/15 ○ 日本5-1キルギス (W杯・二次予選)
  7. 06/20 △ 鹿島1-1仙台 (J1・第18節)
  8. 06/23 △ 大分0-0鹿島 (J1・第19節)
  9. 06/27 ○ 鹿島4-0札幌 (J1・第20節)

SAMURAI BLUE3-0U-24日本代表

2021年6月3日(木)/札幌ドーム/TBS

 本当に森保一という人はつまらない。つまらなさすぎて本気で嫌いになりそうだ。
 この日はジャマイカとの親善試合があるはずだったのに、ジャマイカの選手がPCR検査の規制に引っかかって十人しか入国できなかったそうで、前々日に中止が決定(さすがに十人じゃサッカーはできない)。そのかわりに急遽企画されたのがこのA代表と五輪代表の無観客試合だった。
 その話を知ったときには、それはいいと思った。代表戦の主役は日本代表であって、極端な話、対戦相手はどこだっていい。少なくてもこの日の試合をジャマイカ目当てに観る日本人は数えるほどしかいなかろう。その点、対戦相手がU-24代表ならば、どちらも日本代表なのだから、楽しさ倍増。
 しかも今回は五輪本番のオーバーエイジ枠を踏まえて、吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の三人が五輪代表のメンバーとして招集されている。麻也、冨安、酒井というA代表の主力が五輪代表の最終ラインを務めることになれば、結果がどちらに転ぶかはわからない。テレビの実況でも史上初の兄弟対決が実現と煽りまくっていたし、日本代表のファンならば、これにワクワクしないでいられるかって話だ。
 ――だがしかし。
 そんな絶好の機会に森保はなんと、OA枠の三人をスタメンで使わない選択をする。それどころか、堂安や三笘、田中碧らもベンチ。久保建英や三好はいたけれど、ワントップは今季のJリーグでゴールを量産している前田大然や上田綺世ではなく、ここまで3ゴールの田川だ。どう考えたって最強のスタメンと呼ぶにはほど遠い。要するに森保はガチで最強のスタメンを組んで両者を戦わせることをあえて避けたわけだ。
 五輪代表はこのあと中1日で次の試合があるから、もとより予定されていたその試合のために主力を温存したんだといえば聞こえはいいけれど、でもその相手はU-24のガーナだよ? ガーナの若い子と日本のA代表のどちらが強いか――五輪代表の強化に役立つか――は考えるまでもないでしょう?
 もしかしたらその試合は観客がいるから、ファンサービスのため致し方ないってことなのかと思ったら、そちらも無観客だというし。ガーナとは五輪で対戦する可能性があるのかと思ったら、予選敗退しているし。いったいなんなんだか。
 今回五輪代表の指揮をとったのは森保ではなく横内さんだけれども、正式な監督は森保なわけだから、森保にガチで両者を戦わせる意思があれば、最強のA代表と最強の五輪代表の対戦が実現したはずだ。要するに森保はそういう興味深くもドラマチックな展開を避けて、あえて無難な展開を選択したことになる。自分次第でいくらでもおもしろい展開が作れるこんな状況で、そんな選択をするなんて。
 なんておもしろみのない人なんだろう。もう本当にがっかりだよ。ほんと最近は代表戦がつまらなくて仕方ない。感想書くのも億劫なので、あとは簡単におさらい。
 この日のA代表はGK大迫(→中村航輔)、DF室屋(→山根)、植田、谷口、長友(→小川諒也)、MF橋本拳人(→川辺)、守屋(→昌子)、原口(→古橋)、鎌田(→浅野)、南野(→伊東純也)、FW大迫(→坂元)というメンバーだった。
 対する五輪代表はGK大迫(→沖)、DF菅原、橋岡、町田、旗手(→古賀太陽)、板倉(→遠藤航)、中山雄太(→田中碧)、三好(→堂安)、久保(→前田)、遠藤渓太(→相馬)、田川(→林大地)。
 A代表のゴールは橋本、鎌田、浅野の3人。キックオフからわずか3分の橋本の先制点が素晴らしかった。
 A代表には、大迫勇也、植田、昌子、U-24には沖、町田、相馬に出番なしの上田綺世と、アントラーズの選手が新旧あわせて7人もいた(FC東京も6人?)。後半から昌子と植田のCBコンビがそろったのがアントラーズ・サポーターとしてはこの試合のいちばんの見所だった。
 それにしても、本大会には18人しかエントリーできないのに、この期に及んでOA枠含めてなお30人近くの選手を呼んで、あーだこーだとチームを固定しないでいる森保には、本当に失望しかない。本番まであと4試合しかないのに、なにを考えているのやら。ただでさえ観たくないオリンピックがなおさら観たくなくなる。
 それにしても、本番二ヵ月前の親善試合を中止にせざるをえない状況で、オリンピックを強行しようとしている人たちってすごいよな。一生わかりあえない気がする。
(Jun. 03, 2021)

U-24日本6-0U-24ガーナ

親善試合/2021年6月5日(土)/ベスト電器スタジアム/フジテレビ

 だから吉田麻也たちは前の試合で使ってくれっていったんだよ……。
 この試合、U-24ガーナ代表の平均年齢は20.1歳だったという。すでに五輪予選に敗退している上に、国内リーグ戦のさなかで招集が難しかったため、次の世代を見据えた若い選手たちを招集をしたということらしい。
 そんなガーナ(FIFAランキングは49位)の実質U-20代表を相手に、こちらは吉田、酒井、遠藤航のオーバーエイジ枠の3選手を含めたほぼフルメンバー。そんなの戦う前から勝負は見えているじゃん。
 実際に日本は前半・後半でそれぞれ3点ずつを奪って完勝。ガーナのシュートはわずか1本だ。GKの谷なんか、ほとんど仕事をしていない。公式戦ならばともかく、こんな一方的な親善試合になんの意味があるのやら。やれやれ。
 この日のスタメンはGK谷、DF酒井、麻也、冨安、中山雄太、MF遠藤航、田中碧、堂安、久保、相馬、FW上田綺世という11人。途中出場は板倉、三笘、食野、前田大然、旗手、古賀太陽だった。ゴールは堂安、久保、OG、相馬、綺世、三笘。
 この試合でよかったのは、われらが上田綺世をはじめ、攻撃的なポジションにいた選手がそれぞれにゴールという形で結果を出してみせたこと、ただそれだけって気がする。堂安の先制ゴールに始まり、酒井が誘ったOGも含めて、どれも見事なシュートばかりだった。
 それにしても本番まであと二ヵ月を切って、残り少ない貴重な親善試合の場をいまだに選手選考に費やしている森保は本当に話にならない。
 だいたいして、この2試合で大迫、沖、谷と3人のGWを使っているけれど、本番になればGKはまず変えることなんてないのだから、ここまできていまだに誰が正GKかわからないなんて状況がナンセンスだ。いまはもうメンバーを固定して、連携を高めてゆくべき時期じゃないのかい。その一点をとっても僕は森保とぜんぜん考え方が違う。森保のチーム運営は僕にとってはストレスばかりだ。
 ――とか森保をバッシングしてみたけれど、この日の五輪代表を率いていたのは横内氏だった。そもそも本番の二ヵ月前に監督が指揮をとれないという状況もナンセンスだよな。今回のことに懲りて、日本サッカー協会にはA代表と五輪代表の監督を兼任させるなんて愚策は今後二度としないでいただきたい。
 そういや、前の試合で書き忘れたけれど、この日の五輪代表と前の試合のA代表は、サッカー日本代表百周年を記念したレトロなデザインの水色のユニフォームを着用していた。いつもの青よりも水色のふわっとしたイメージのほうが、日本にはあっている気がしなくもない。
(Jun. 06, 2021)

日本4-1タジキスタン

FIFAワールドカップ二次予選/2021年6月7日(月)/パナソニック スタジアム吹田/TBS

 ミャンマー戦に勝ってグループリーグ一位抜けを確定した日本にとっては消化試合となったタジキスタン戦。百周年の水色ユニフォームは親善試合限定らしく、この日の日本代表はいつもの迷彩柄だった。
 スタメンは権田、山根、中谷、昌子、佐々木、橋本拳人、川辺、古橋、南野、原口、浅野の11人、途中出場は鎌田、坂元、小川諒也、守田、谷口の5人だった。ゴールを決めたのは古橋、南野、橋本、川辺の4人。
 開始6分に古橋のゴールが決まったときには、こりゃまた大勝に終わるのかと思ったけれど、さすがにグループ2位のタジキスタン相手にサブ中心のメンバーではそうは問屋が卸さない。その3分後にタジキスタンにゴールを許して同点。その後は40分に南野のゴールが決まるまでは、なかなか崩しきれないシーンがつづいた。
 なんでこのメンツで南野だけはスタメンを外さないんだろうと思ったら、南野はここまでW杯予選6試合連続ゴール中で、本田の連続得点記録まであと1点という話だった。でもきょうは出来がいまいちだから、さすがに記録もここまでじゃないか――と思っていたのに、前半の終わり近くに古橋のグラウンダーのクロスに飛び込んできてニアであわせるビューティフル・ゴールで記録更新。だてに背番号10を背負っちゃいなかった。
 ちなみに古橋と南野は高校の同級生なんだそうだ。なんと。
 その古橋の先制点は浅野のシュートのリバウンドをしぶとく拾って豪快に決めたもの。3点目の橋本はドリブルで持ち込んだあと、右サイドに振ってから戻ってきたボールにダイレクトであわせた。U-24との試合でも見事な先制点を決めていたけれど、海外にいってからシュート上手くなってない? 最後の川辺は相手GKのパスミスを見逃さずに奪って無人のゴールへと流し込んだもの。
 以上の4ゴールで日本がタジキスタンに快勝した。二次予選の無失点記録が途切れてしまったのは残念だけれど、まぁ、これだけ選手を入れ替えていれば、失点も致し方ない(とはいえ、失点の場面の守備はちょっと緩すぎた)。
 いやしかし、川辺とか坂本とか、W杯・本番には絶対に連れていけないと思うんだけれどな。彼らがいい選手なのはわかるけれど、日本代表の肩書きを背負わせるべき選手はほかにたくさんいると思うし。本番まであと一年って時期に、そういう選手をいまだに新たに招集しつづけている森保の煮え切らなさが嫌だ。
 そもそも大迫が故障してベンチ外だったこの試合、ポスト大迫を探すのも大きな課題だろうに、最後の交替枠を使って交替させたのが浅野→谷口ってのはなんなんだ。森保お気に入りのスタメン浅野はシュートはずしまくりだし。どんだけFWの人材不足なんだよ。困ったもんだよ。
(Jun. 07, 2021)

日本1-0セルビア

親善試合/2021年6月11日(金)/ノエビアスタジアム神戸/フジテレビ

 母国の代表監督に就任したストイコビッチ率いるセルビアとの親善試合。
 この日のスタメンは権田、室屋、植田、谷口、長友、守田、橋本拳人、古橋、鎌田、伊東純也、南野というゼロトップの布陣。途中出場はオナイウ阿道、川辺、山根、浅野、原口、小川諒也の6人だった。
 得点は後半3分。鎌田の右CKから谷口が頭でファーに流したボールを伊東純也がゴールポスト近くできれいに決めてみせた。
 この1点を守り切って日本が勝利。ピクシーいわく今回のチームは主力を書いているそうだけれど、さすがにアジアの国と違って、W杯出場を目指している東欧の中堅国はそう簡単には勝たせてくれない。このところ大勝がつづいていたので、ひさびさに締まった試合を観た気がする。
 この日は同時刻に、三人体制最後となる《いきものがかり》のライブがWOWOWオンデマンドで生配信されていたので、それをタブレットで横目に観ながら(うちの子が昔ファンだったのです)、サッカーは音を消して観ていたから、いまいち集中がたりなくて、あまり詳しいことは書けない。なので今回は以上。
 まぁ、そんな言い訳をせずとも、このところすっかり代表戦に食傷気味で、文章を書く意欲がわかない。
(Jun. 13, 2021)

U-24日本4-0ジャマイカ

親善試合/2021年6月12日(土)/豊田スタジアム/日本テレビ

 U-24日本代表とジャマイカA代表という変則的な親善試合。会場となった豊田スタジアムのある愛知県にも緊急事態宣言は出ているはずなのだけれど、なぜだかこの試合は観客が入っていた。
 ジャマイカは今回、日本のA代表、セルビア、日本の五輪代表と三試合を戦う予定で来日したのだけれど、お気の毒なことに先週のA代表との試合はPCR検査のトラブルのために中止。次のセルビアとは1-1で引き分けたというから、そこそこ強いのかと期待していたのに、終わってみれば、結果は五輪代表の一方的な勝利。いまとなると1998年のW杯で日本がこの国に負けたのはなんだったんだと思う。
 この日の五輪代表は、GK谷、DF酒井、吉田麻也、町田、旗手、MF遠藤航、田中碧、久保、堂安、三笘、FW前田大然というメンバー構成。途中出場は上田綺世、瀬古歩夢、鈴木彩艶、相馬、橋岡、食野、三好の7人。ゴールを決めたのは久保、遠藤、綺世、堂安の4人。
 冨安、板倉が故障で離脱したらしく、町田にスタメンが回ってきた。あと、今年レッズでデビューして大評判の鈴木彩艶が途中出場で五輪代表デビュー。
 でも鈴木の招集は余計だと思う。まだ彼は18歳だから次の大会が本番だろうし、もしもそこを見据えてサプライズでの代表入りを考えているとしたら、他のGKがかわいそうすぎる。この日ベンチ入りしていなかった沖はもう脱落決定なんだろうなぁ……。
 この前も書いたけれど、とにかくこの期に及んでいまだに選手を固定していない森保・横内コンビを僕はまったく支持できない。いまの若い子たちはみんな上手いから、誰を選んでも一定レベルのサッカーはできるのだろうけれど、本当に強いチームを作るには、ある程度メンバーを固定して、連携を高める時間が必要だと思う。そういうことをまったく無視している点で、どうにも森保は信用できない。まぁ、その辺は森保に限らず、歴代の五輪代表監督はみな同じな気もするけれど。
 そういや、この試合では後半途中から酒井をCBに移動させて3バックを試していたけれど、つまりその形って、冨安がいれば、3バックが全員A代表ってことになるんだよな。もしかしてこれがやりたくて麻也と酒井をOA枠で呼んだんじゃないかろうか。とはいえ、相手のシュート数がゼロなんて一方的な試合で、守備的な3バックを試す姿勢が気に入らない。ほんと、森保って3バック好きだよな。趣味があわない。
 ということで、守備に関してはまったく見るべきところのなかったこの試合にだけれど、攻撃に関しては4得点、それぞれが見事だった。
 先制点となった久保の四人股抜きゴールには大笑いしたし、2点目の遠藤航の狙いすましたミドルにはびっくり。遠藤といい、橋本といい、海外に出ていった最近のボランチはみんな得点力がアップしている気がする。3点目は三笘のアシストからDFラインの裏へ抜け出した綺世の美麗なループ。最後は左サイド深くまで切れ込んだ相馬からゴール真正面でボールを受けた堂安が狭いスペースをものともせず、易々と決めたもの。堂安、ふてぶてしい。
 しかしまぁ、こんなご時世に来日して、ホテルに缶詰めにされてまで試合をしてくれたジャマイカには気の毒な結果になってしまった。ある程度の実力がある国でない限り、A代表と五輪代表の対戦とか組んじゃいけないよな。招聘したJFAにはおもてなしも、おもいやりも足りなかったのではなかろうか。
 東京五輪がらみで日本のやっていることって、ほんと碌でもないことばかりのような気がする。なにが嫌って、オリンピックについてこれ以上考えるのが嫌だ。中止にするのが無理だっていうならば、もうさっさと終わって欲しい。
 もう今大会限りで五輪代表については文章を書くのやめようかなって思い始めた。
(Jun. 13, 2021)

日本5-1キルギス

FIFAワールドカップ二次予選/2021年6月15日(火)/パナソニック スタジアム吹田/フジテレビ

 W杯・二次予選の最終戦(無観客試合)。半月以上もつづいた代表戦ラッシュもこれでようやく終わりだ。あぁ、長かった。
 アントラーズ戦が過密日程でも少しもうっとおしいと思わないのに、このごろ代表だと「観るのめんどくせー」とか思ってしまうのは、たぶん森保の用兵に継続性がないからだ。この試合だって、前のセルビア戦からつづけて出場しているのは守田ただひとりで、あとは総入れ替え。クラブだってここまで極端なローテーションはしない。
 何度か書いているけれど、僕にとってサッカーは長大な大河ドラマみたいなものだ。そういう視点からすると、森保ジャパンって主役が不在の単発エピソードの連続って感じで、「一、二話見逃しても問題なくない?」って思えてしまうのだった。
 そもそもさ、この前も思ったことだけれど、この期に及んでなんでGKが川島なんだ? 最近はJリーグでも優秀な若いGKが次々と出てきているのだから、こんな消化試合に経験値MAXの川島を起用するなんて、意味なくない? それだったら五輪代表に呼んだ鈴木彩艶とかを使ってくれた方がまだ納得がゆく。
 川辺や坂本の起用もそう。彼らがいい選手なのは否定しないけれど──とくにオナイウの2点目につながった川辺のドリブル突破なんかは絶品だった──でも、僕には彼らがW杯の本大会の最終選考に残るイメージがまったく湧かない(川島しかり)。
 あと二ヵ月したらU-24代表のメンバーもA代表に入ってくるわけですよ。久保建英や田中碧らを押しのけて、川辺や坂本が代表入りしたら、それこそ大騒ぎでしょう? FWやCB、SBなんかはまだ選考の余地があると思うけれど、ことMFに関してはすでに飽和状態で、いまさら新しい選手を試す意味があるとは僕には思えない。
 森保には最終選考に残せる人数──A代表ならば23人、五輪代表ならばわずか18人──を念頭に、最終的にどういうメンバー構成で戦うか、どういうタイプの選手を必要としているかというイメージがまるでないように思える。
 よく「そのときコンディションのいい選手を使うんだ」みたいな言い方がされるけれどさ。そんなチームがおもしろいかい? 僕はそんな場当たり的な発想をする人よりは、自分がやりたいサッカーのために必要な戦力を見極め、そのうえで最善だと思うメンバー構成を緻密に練り上げてゆく人のほうが好きだし、そういう人にこそ代表監督であって欲しい。少なくても森保はそういう人とは思えない。
 森保一という、僕自身とはまったく価値観が違った人が代表監督を務めているあいだは、僕は日本代表の試合を心から楽しんで観ることができないのではないかって気がしてきた。今回の代表戦ラッシュで特にその思いを強くした。
 こんなことを思ってイライラしながら日本代表を観ていてもしかたないから、これを機に日本代表との距離感を観なおそうかって気になっている。さすがに四半世紀もつきあってきたA代表をいまさら見限れないから、まずは五輪代表。
 今回の騒動でオリンピックがどれだけ利権まみれの醜い大会かがあらわになってしまったので、いまはもうオリンピックというものからはできる限り遠ざかっていたいと心底思う。このまま大会が強行開催されて、五輪代表の試合が行われたとしても、僕はそれを素直に楽しんで観られる気がしない。監督が森保となればなおさらだ。しょせん趣味でしかないサッカーを楽しくもないのに観るなんて、そんなの本末転倒もいいところだ。
 もとよりアンダーカテゴリーの日本代表の試合をすべてフォローしてきたわけではないし、五輪代表についてはこれまでにも観逃してきた試合があるのだから、なにもこんなふうに文句をいいながら、わざわざ観ることもなかろう。
 ということで、東京オリンピックという記念すべき大会を機に、僕は今後の五輪代表の試合を観るのをやめようかと思っている。もともと今回のオリンピックはサッカー以外は総スカンのつもりだったけれど、こうなったらサッカーも観るのをやめて、オリンピックは完全ボイコットだっ。
 以上、この試合とぜんぜん関係のない話になってしまった。
 この日の日本代表のメンバーは先発が川島、山根、中谷、昌子、小川、川辺、守田、坂元、原口、浅野、オナイウ。途中出場が古橋、橋本拳人、佐々木、室屋の4人。ゴールはオナイウのハットトリックと、佐々木、浅野が1点ずつ。失点は守田が与えたPK。
 オナイウは前の試合でオフサイドの誤審によりの代表初ゴールを取り消されてしまったけれど、そのあとすぐにハットトリックで面目躍如(1点目はPK)。クラブでも大活躍しているし、この分だと海外移籍も近いんだろう。
 対するキルギスは来日後に新型コロナの陽性者が出てしまい、先週の試合では濃厚感染者としてチームのほとんどが出場できなくなるという大変な状態だったらしい(そのせいだと思うけれど、あのモンゴルに負けている)。今回は追加招集された選手もいて普通に戦えていたけれど、そういう状況で日本が相手ではさすがに厳しかった。勝てばW杯最終予選進出だったのに、結局脱落決定。お気の毒さまでした。
(Jun. 16, 2021)

鹿島アントラーズ1-1ベガルタ仙台

J1・第18節/2021年6月20日(日)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 きたっ、エヴェラウドのスタメン復帰! そして上田綺世とのツートップ!
 ――ということで試合前には大いに盛り上がったのだけど、始まってみたら出来がよくない。パスがいまいちつながらず、降格圏内に沈んだままの仙台とどっちつかずな戦いを強いられる。
 後半に入っても状況はとくに改善されず。そのうちに相手の放り込んできたロングボールの処理を犬飼がしくじり、相手に奪われそうになったそのボールをクリアにいった沖までがキックを空振りする大失態。西村拓真に無人のゴールへとボールを流し込まれて先制を許す展開。
 結局その1点を取り戻せずそのまま負ける──かと思った後半ロスタイム。5分と提示されたロスタイムが6分半を過ぎても試合が終わらないと思ったら、その最後にファン・アラーノが苦しまぎれに放り込んだクロスがそのまま相手のゴールネットを揺らすというラッキーな同点ゴールが生まれて、カシマが同点に追いついて試合終了。なんとも仙台には気の毒なすっきりとしない展開で鹿島が勝ち点1をものにした。
 この日の鹿島のスタメンは沖、常本、犬飼、町田、永戸、レオ・シルバ、ディエゴ・ピトゥカ、土居、荒木、上田、エヴェラウドの11人。現時点でもっとも強そうなスタメンなのに、なんでこんな低調なサッカーしかできなかったかなぁ……。
 途中出場は小泉、松村、白崎、ファン・アラーノ、林尚輝の5人で、林はこれがJ1デビュー戦。犬飼が終盤にイエローをもらったので、たぶん大事をとって林を起用したのだと思う。あと、もしかして犬飼が失点に絡んだことへの懲罰的な意味もあるんだろうか? まぁ、ミスはあったけれど、怒られるほど出来が悪かったとは思わないから、さすがにそれはないか。
 対する仙台は先制点の西村(元海外組なのね)と赤崎のツートップに、関口がいて、途中出場でマルティノスもいて、あとストイシッチという身長202センチのセルビア人GKがあたりまくりで、降格当然ってほどには弱くはなかった。
 やっぱ昨今のJリーグは戦力が均衡していて、ほんと難しい。
(Jun 20, 2021)

大分トリニータ0-0鹿島アントラーズ

J1・第19節/2021年6月23日(水)/昭和電工ドーム大分/DAZN

 前節につづいてまたもや降格争いをしているクラブを相手にドロー。しかも今回はスコアレス。ここで2連勝して上位を追い上げるはずが、さらに差が開いてしまう結果となったアウェイの大分戦。
 中二日での対戦ということもあって、相馬は大幅にスタメンを入れ替えてきた。前節から引きつづき先発出場したのは、沖、町田、エヴェラウドの3人のみ。両サイドは広瀬と杉岡、町田とペアを組むCBは林(J初スタメン!)、ボランチは三竿、永木の日本人コンビ(前節はふたりともベンチ外だった)、その前に松村と白崎で、ファン・アラーノとエヴェラウドのブラジル人ツー・トップという形(ファン・アラーノはトップ下?)。
 まぁ、出番の少ない選手中心だけれど、今年の戦力は誰がスタメンで出ても遜色のない顔ぶれだと思うので、そのこと自体は文句なし。五輪代表のために通算で90人近くの選手を招集したらしい森保のローテーションに比べればかわいいものだ。
 ただ、サッカーの出来自体はこの日も褒められたものではなかったと思う。相手のぶ厚い守備と厳しいチェックに苦しめられて、思うようにボールを運べない。Jリーグ公式サイトの記録では、シュートはわずか3本。しかもそれって誰が打ったどんなシュートだったっけ?――って思ってしまうくらい、シュート・シーンが少なかった(まぁ、相手は1本だったけど)。
 後半途中から交替カードを切って、永木→ピトゥカ、エヴェラウド→染野、白崎→土居、アラーノ→和泉(復活!)、松村→小泉と選手を入れ替えたことで、いくらか攻撃の圧力が増したような気はしたけれど、でも結局最後までスコアは動かず。2試合で勝ち点2というさびしい結果になってしまった。
 大分は長沢と三竿・兄くらいしか知っている選手がいないし、外国人もトレヴィザン というブラジル人DFひとりきり――GKも外国人だと思ったら、ポープ・ウィリアムという名前の日本人だった――という選手層の薄さなのに、そこを攻略できないたぁ……。
 片野坂サッカーとはどうにも相性が悪い気がする。
 そういや、前節書こうと思って書き忘れたこと。ファン・アラーノは中断期間中に鼻の骨を折ったのか、ここ2試合ともフェイスガードをつけて出場していた。で、前節は途中出場するときに、交替で下がる犬飼(三竿がいなかったので犬飼がキャプテンだった)にキャプテンマークを渡されて、そのまま自分でそのキャプテンマークを巻いていた。
 日本の若者ならば、近くにいる年配者に渡すところだろう。自分で巻いちゃうのってすごいなって。その物怖じしなさにちょっと感心した。
(Jun. 23, 2021)

鹿島アントラーズ4-0北海道コンサドーレ札幌

J1・第20節/2021年6月27日(日)/カシマサッカースタジアム/DAZN

 リーグ戦も前節で全チームとの対戦を終えて、ここから二巡目に突入。
 まぁ、正確にいうと次の第21節の名古屋戦は前倒しして終えているから、ひとつ前の大分戦ですでに後半戦突入という勘定――だと思っていたら、序盤のG大阪戦がコロナのせいで延期になっていたのを忘れていた。試合数的にはプラマイゼロだった。
 ということで、リーグ戦はここからが後半戦。残り試合での巻き返しをはかるクラブとしては、その初戦で大勝できたのはとても意義がある。
 この日のスタメンは沖、常本、犬飼、町田、杉岡、レオ・シルバ、ピトゥカ、土居、白崎、荒木、エヴェラウドの11人。途中出場はファン・アラーノ、和泉、三竿、松村、小泉の5人だった。
 上田が2試合連続で欠場。五輪代表に選ばれたせいかと思ったけれど、どうやら怪我らしい。あと杉岡が2試合連続でスタメンなのも珍しい。永戸もどうかしたんだろうか。そのへんはわからずじまい。
 ここ2試合の低調さはトップに入ったエヴェラウドがいまだ本調子にほど遠いせいだと思っていた。去年のリーグ2位が――新型コロナでの離脱はあったとはいえ――まさか前半戦ノーゴールに終わるとは思わなかったし。カップ戦ではそこそこ決めているようなのに、なぜにリーグ戦では駄目なんだか。まぁ、去年もエヴェラウドの出来がチームの浮沈に直結していた印象があるので、彼が不調を極める今年はこの順位で当然って気がしなくもない。
 だからこの試合でようやくそのエヴェラウドにゴールが生まれたのはでかい!――のではと思う。ピトゥカと常本にもJ初ゴールが生まれたし、チームの調子は確実に上向きでしょう。これでようやく後半戦での巻き返しの準備が整った気がする。
 この日のゴールは前半10分の先制点が荒木のCKから犬飼のヘディング。練習かい!ってくらい見事に決まった。
 後半の追加点はまずはピトゥカ。タイミングのいいドリブル突破からのカッコいいシュート。そのあとはエヴェラウドがドリブルで切れ込んで、あと一歩というところまで持ち込んだこぼれ球を常本がフィニッシュ。そこはエヴェさんに決めさせてあげないとまずくない?――と思った5分後に、ピトゥカのCKからのこぼれ球をエヴェ自身がしっかりと決めて今季初ゴール。以上4ゴールの荒稼ぎで鹿島が札幌を圧倒した。
 鹿島はこれがJリーグ初のホーム300勝とのこと。おめでとうございます。
 札幌はチーム得点王のアンデルソン・ロペスを中東に引き抜かれ、ジェイも不在で、戦力的にはやや厳しい印象。
 おもしろかったのは、10番の宮澤裕樹という選手が3バックの右に入っていたこと。なんでエース・ナンバーが最終ライン?――と思ったら、宮澤って本来はボランチっぽかった。ペトロヴィッチは駒井を攻撃的MFとして使っていたりもするし、まぁ、ならばありなのかなと思った。
 ――というか、宮澤ってコンサドーレの生え抜きで、もう十年以上も10番つけてんのね。ぜんぜん認識してなかった。なんともあてにならないわが記憶力だった。
(Jun. 28, 2021)