浦和レッズ0-0鹿島アントラーズ
J1・第16節/2023年6月4日(日)/埼玉スタジアム2002/DAZN
先制したけど追いつかれたFC東京戦、二度の先行を許しながら追いついた鳥栖戦につづき、この日の浦和戦はスコアレス・ドローとなった。これで三試合連続のドローだ。上を目指すならばここはなんとか勝っておきたかったところだけれど、まぁ、この日の内容ならば引き分けは妥当かなって試合だった。
スタメンは早川、広瀬、植田、関川、安西、佐野海舟、ピトゥカ、樋口、名古、垣田、優磨の11人。途中出場は土居、仲間、カイキ、常本、藤井の5人だった。
ひさびさにスタメンのメンツがちょっとだけ変わった。そろそろ佐野が本調子ということなんだろう。仲間をベンチに下げて、佐野がスタメン。
結果としてMFは全員本職がボランチの選手ってことになった。佐野を入れてこのメンバー構成ならば、そうそう失点はしなかろうと思ったら、やはりそのとおり。見事クリーンシートで試合を終えた。
ただしその弊害か、攻撃面でもいまひとつ。いい連係を見せる場面もあったけれど、ゴールは奪えずにスコアレス・ドローに終わってしまった。ひさびさに途中出場で出てきた藤井とか、やっぱり攻撃ではいいアクセントになるので、もっと上手く使っていって欲しいところだ。
レッズは監督がポーランド人のスコルジャ氏になった影響なのか、ショルツ(デンマーク)、ホイブラーテン(ノルウェー)という外国人のCBに、攻撃的MFにはオランダ人のリンセン、途中出場でスウェーデン人の10番モーベルグが出てくるというヨーロッパ仕様だった。ブラジル人は途中出場のホセ・カンテという人だけ。
最終ラインは右にキャプテンの酒井宏樹、そして左が明本という布陣。明本は攻撃が持ち味だろうと思っていたけれど、意外と綻びがなかった。GKはいまも西川。
あとは背番号3の伊藤敦樹(浦和の出身だそうだ)が中盤にいて、高い位置には安居、大久保という馴染みのない若い選手がいて、ワントップが興梠というスタメン。
まぁ、なんにしろお互いに攻守にバランスの取れたチームって感じで、内容的もほぼ互角の拮抗した試合だった。
そういや、この試合のレフェリーはプレミア・リーグから招聘したというアンドリュー・マドレイという人だった。さすがわざわざサッカーの本場から呼んできただけあって、なかなかいい感じだった。
(Jun. 05, 2023)