鹿島アントラーズ0-0京都サンガ
J1・第19節/2023年7月1日(土)/カシマサッカースタジアム/DAZN
若手が伸び悩んでいる感あり――。
なぜだか佐野海舟がベンチ外だったこの試合、スタメンは早川、常本、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、松村、仲間、荒木、優磨という組み合わせだった。
注目は当然、ひさびさにスタメンのチャンスを得た五輪代表世代のふたり、荒木と松村――だったのだけれども。
うーん、このふたりがあいかわらずいまいち。攻撃でいちばん輝いてたのは、最年長の仲間だった。いまの感じじゃ、ふたりともオリンピックどころじゃないよなぁ……。
途中出場は名古、聖真、藤井、昌子、広瀬の5人で、荒木は後半13分、松村は15分でお役御免。残念ながら、ふたりともこれといった結果は残せなかった。
京都はあいかわらずスタメンでは豊川、一美、途中出場ではパトリックしか知ってる選手がいなかった。GKの太田という選手はやたら安定感がないと思ったら、プロ11年目にしてようやく出場機会を得たとかいう話だった。失礼ながら、芽が出ない選手には芽が出ないだけの理由があるんだなぁって思ってしまった。
豊川はあいかわらずアグレッシブでいい感じだったし、守備では途中出場のアピアタウィア久が好印象だった。でも気になったのはそのふたりくらい。このクラブに勝てなかったのは、やはり痛い。
勝ち越してもいないのに、残り15分にDF二人を入れ替えて、3バックにしてきた岩政采配にはいささか疑問を覚えたけれど、途中出場のパトリックがここ2試合連続ゴール中とのことなので、絶対に勝ち点1だけでも積み上げないとと、慎重になったのかもしれない。フォーメーション変更後もとくにバランスが崩れたとかはなかったので、まあよし。
いずれにせよ、後半戦に入ったとたん、スタメンが固定できなくなったせいか、勝ち星から見放された感じになってきてしまったのが気がかりだ。このまま夏あたりから失速しまくった去年の二の舞になりませんように。
いやしかし、この状態で次節が広島、その次がFC東京ってのが嫌な流れだな。
(Jul. 02, 2023)