鹿島アントラーズ2-0東京ヴェルディ
J1百年構想リーグEAST・第5節/2026年3月7日(土)16:00/メルカリスタジアム/DAZN
3月最初の試合はホームでのヴェルディ戦で、スタメンは早川、濃野、植田、キム、溝口、三竿、柴崎、荒木、チャヴリッチ、レオ・セアラ、優磨の11人だった。
お~、柴崎とチャヴリッチが今季初スタメン!
かわりに下がった樋口とエウベルには悪いけれど、やっぱこのふたりがベンチを温めている状況を残念に思っていたので、このスタメンは嬉しかった。柴崎はCKから優磨の先制点をお膳立てして、しっかり結果も残した。中盤で的確にボールをさばく彼のプレーは観ていてとても小気味よかった。
前節スタメン起用に文句をつけてしまった溝口も、それゆえあえて注目して観ていたら、この日はやたらとよかった。チーム最多の3本のシュートを放ったりして、ぞんぶんに存在感を発揮していた。シュートこそ決めらんなかったけれど、追加点となった2点目のPKは彼のクロスがハンドを誘ったものだったから、ちゃんと得点にも貢献している。そうかぁ、まだ22歳なのか……。なるほど、こういうプレーがコンスタントにできるようになるかもと思えば、起用したくなる気持ちもわかる。
まぁ、柴崎や溝口にかぎらず、この日の鹿島はよかった。守っては相手のシュートを3本に抑え込んで無失点。あいかわらずセットプレーでしか得点できていないのは課題だけれど、それ以外はケチのつけようのない快勝だった。
途中出場は樋口、林、小川、田川、徳田の5人。田川と徳田は残り5分くらいから準備していたのに、プレーが切れないせいで出てこれなくて、ピッチに立ったのはロスタイムが残り1分を切ってからになってしまったのはお気の毒だった。
対するヴェルディは林がなぜか不在。今季ここまで2ゴールと結果を出している染野はこの日はノーゴールだった(そう簡単に恩返しはさせない)。
あと、GKのマテウスが前半途中に怪我をして交替するハプニングがあった。彼は先制点のときにもゴールポストにぶつかって激しく痛んでいて、その際には無事プレーに戻れたのに、再び優磨らとの交錯プレーで怪我をして、今度はそのまま交替になってしまった。マテウスにとってはとんだ厄日だった。
それでも交替で出てきたサブの長沢祐弥という選手が、溝口と柴崎のミドルと、荒木の直接FKを止めて、追加点を許さなかったのはヴェルディにとってよかったろう。まぁ、こちらとしては止めないでくれたほうが嬉しかったけど。
(Mar. 09, 2026)
鹿島アントラーズ1-0川崎フロンターレ
J1百年構想リーグEAST・第6節/2026年3月14日(土)15:00/メルカリスタジアム/DAZN
昨年鹿島が負けたのは8チームで、そのうち4チームは地域リーグWESTのクラブだから今大会は対戦がない。残る4チームのうち、湘南はJ2に降格したため、百年構想リーグで鹿島が戦うのは、横浜FM、川崎、町田の3チームのみ。
この日の対戦相手はそのうちのひとつ、川崎。スタメンには家長、脇坂、大島、橘田ら、鬼木の薫陶を受けた選手たちがいまだ健在だ。
そこに去年ゴールを許した元海外組の伊藤達哉が加わり、ワントップはロマニッチという選手。最終ラインはヴェルディから新加入した
そんな川崎相手に、この日の鹿島は前節の柴崎を樋口に替えた布陣で臨んだ。
柴崎のスタメン出場が一試合だけで終わってしまったのは残念だけれど、でもまぁ、樋口も遜色がないからなぁ……。
本当にいまのチームは誰が出ても同じ強度を保てるくらいに安定感が増してきた。序盤こそ川崎のパスワークに押し込まれるシーンがつづいたものの、それをしのいでからは危なげなくマイペースな試合運びを見せる。あの川崎にボール保持率で(わずかながらとはいえ)上回ってウノゼロで勝っちゃうんだからあっぱれだわ。
試合が動いたのは後半34分。途中出場の柴崎が右サイドの優磨へと浮き球のパスを通し、それを優磨が頭で折り返して、真ん中でレオ・セアラが難しい体勢から左足を振りぬいてゴールネットを揺らした。お見事!
今年はセットプレーもそうだけれど、ゴールがどれも美しい。練習かよってくらいきれいに決まっていて感心してしまう。
得点はその1点のみとはいえ、ブローダーセンのファインセーブに阻まれたシーンも二、三あったし、序盤以外にも川崎の時間帯がありこそすれ、全体的には試合を掌握している印象が強かったので、観ていてノーストレスだった。押し込まれてもぜんぜん慌てた感じがないのが頼もしい。川崎相手にこういう試合ができるのは本当に心強い。
途中出場は田川、林、柴崎、小川、知念の5人。松村が手術のリハビリを終えて今季初のベンチ入りをしていたけれど出番なしに終わったのは残念だった。
次節は中3日で町田と平日に国立で対戦する。あちらもここまで無敗で2位につけている。両チームともここまでの好調さが本物かを占う一戦になること間違いなし。
(Mar. 17, 2026)