Coishikawa Scraps / Football

2026年9月のサッカー

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  1. 09/02 ● 水戸4-2鹿島 (J1・第5節)
  2. 09/06 ● 鹿島0-1浦和 (J1・第6節)

水戸ホーリーホック4-2鹿島アントラーズ

J1・第5節/2026年9月2日(水)19:00/水戸信用金庫スタジアム/DAZN

 正規のJ1では初となる茨城ダービーは、平日の夜なのに満員の水戸のホームスタジアムで、水戸の10番・渡邉新太に4ゴールを許して鹿島が惨敗するという、誰ひとり予想だにできない展開になった。

 まぁ、最初のPKはしゃあない。判定がきびしかった。でもそれが前半8分というのは速すぎだ。さらにはその後の前半20分、後半3分、後半10分には流れのなかから、ぐうの音も出ないくらいきれいに決められてしまう。この日の渡邉はやばすぎた。

 とくに3-0となったあと、レオ・セアラのゴールで1点を返して、さぁここから反撃だと思った直後に決められた4ゴール目には、みごとに気勢をそがれた。さすがにあれで負けたと思った。

 この日の鹿島のスタメンは、早川、広瀬、植田、関川、小川、柴崎、マテウス・ブエノ、松村、エウベル、優磨、レオ・セアラの11人。

 つまり中3日なのに、前節と同じメンバーだった。

 これがよくなかったんじゃないかと思う。さすがにこの時期に中3日でのスタメン固定は無理がない? チーム全体的に動作が緩慢に思えた。

 2点のリードを許したまま突入した後半の頭から、鬼木はキム・テヒョン、三竿、チャヴリッチの3人を入れてきた。

 キム・テヒョンの今季のリーグ戦初出場はいいとして、でも彼のかわりに下がったのは植田だった。マジか? 植田は開幕戦でも16歳の三井寺に遅れを取ったりしていて、今季はここまでいまいちぴりっとしないイメージだったけれど、去年は全試合フル出場の植田をまさか前半だけで交替させちゃうとは……。

 この交替で関川とキム・テヒョンという、初めて若きふたりのCBコンビが観られたのは一興だったけれど、でもキムが出てきてわずか2分で失点しちゃったしなぁ……。このコンビがこの先また観られるのかどうかわからない。

 そのほかの途中出場選手は、田川と津久井。開幕からベンチ外だった田川も今季初出場を果たした。広瀬と交替で入って、そこからは松村が左SBにまわった。田川は下がってきてボールをもらうシーンが多くて、どのポジションでプレーをしているのか、いまいちよくわからなかった。

 津久井は柴崎と交替してボランチに入った。前節の元砂もボランチを務めていたし、DF登録の若い彼らにボランチを経験させるのが、今年の鬼木のトレンドらしい。でも津久井、やたらと足元がうまくてびっくりした。彼と元砂がCBでコンビを組むようになったら、どんなことになるのか見てみたい。

 百年構想リーグで初めて対戦したときには知らない選手ばかりだった水戸も、さすがに今年3度目の対戦だけあって、渡邉、真瀬、大崎、西川ら、知っている顔がちらほら。最終ラインでは新加入の木本恭生やすきが存在感を発揮していた。木本、邪魔すぎだよ。

 まぁ、とにかくこの試合は渡邉新太がすごすぎた。鹿島にとっての救いは、レオ・セアラが2ゴールを決めて、得点王ランキングの単独首位を独走していること。いやしかし、この日の4ゴールで渡邉がいきなり2位タイってのもすごいな。

(Sep. 05, 2026)

鹿島アントラーズ0-1浦和レッズ

J1・第6節/2026年9月6日(土)18:00/メルカリスタジアム/DAZN

 前節の初黒星の次は、今季初無得点での2連敗。メルカリスタジアムでの無敗記録も途絶えてしまった、とほほなレッズ戦。

 さすがに3試合連続で同じスタメンはなかった――というか、この日はエウベルがベンチを外れた。鬼木にとってはエウベルは途中出場には向かないという認識なのか、はたまた単に天皇杯から3試合連続で出ているから、ここらで一回休ませようって配慮なのか。

 理由はさだかじゃないけれど、エウベルに替えて、この日は林が左サイドで初スタメン。右はチャヴリッチで松村がベンチ。ボランチはマテウス・ブエノと三竿のコンビで、そして最終ラインでは津久井が右SBに入り、関川ではなくキム・テヒョンが起用された(関川はベンチ外)。

 じつにフィールド・プレーヤーの半分が入れ替わっている。これくらい替えちゃうと連係とか心配になるところだけれど、でも来週からはACLも始まるし、今年の過密日程を考えれば、こういうのがあたりまえにこなせないと優勝は難しいんだろうな。

 まぁ、負けはしたけれど、サッカーの内容自体はそれほど悪くなかったと思う。失点は不運なオウン・ゴールの1点だけだったし、なぜそれが決まらない、みたいなシーンがいくつかあったし。そのうちの1本だけでも決まっていれば、ぜんぜん違う結果になっていたんじゃないかという気がする。

 ひとつだけ、ものすごくがっかりしたのは、前半の終わりごろだったか、チャヴリッチが右サイドを突破して絶妙なクロスを入れたのに、ファーでそのボールにあわせた林がヘディングでボールを折り返してチャンスを無駄にしたこと。

 あれはちょっと信じられなかった。なぜフリーなのにシュートを打たない? 結局、林は前半だけで交替になってしまったけれど、あんなプレーをしていたら替えられても当然だろうって思った。若いんだから、もっと積極的にシュートを打ってくれぃ。

 失点は前半20分。相手の右サイドのCKから。ちょこんと蹴り出した珍しい形のショートコーナーを早川がパンチングでクリヤしようとしたところ、ボールが前にいた優磨にあたってゴールに飛び込んでしまった。なんてこった。

 レッズは曺貴裁が監督になって、開幕3連敗と苦しい立ち上がりだったのに、ここ3試合は3連勝と調子を取り戻してきている。開幕前に十人以上の選手が移籍してしまい、苦しい状況なのかと思ったけれど、マテウス・サヴィオやオナイウ阿道がベンチスタートでもちゃんと戦えるんだから、そう大崩れはしそうにない。GK西川はこの先も出つづければ、今シーズンでヤットの最多出場記録を抜く勢いだそうだ。ご立派。

 鹿島の途中出場は、松村、柴崎、田川、吉田湊海、広瀬の5人。田川は出てきてわずか5分で、倒れた際に前腕を痛めて交替になってしまった。骨折とかしてそうで心配だ。無事を祈っている。

(Sep. 08, 2026)