ゲーム
デヴィッド・フィンチャー監督/マイケル・ダグラス/1997年/BS録画
投資家のニコラス・ヴァン・オートン(マイケル・ダグラス)は誕生日に弟からCRSという会社のメンバーカードをプレゼントされる。顧客それぞれの嗜好にマッチした「ゲーム」を提供するというこの会社を興味本位で覗きにいった彼の身の回りで、その日以降次々と不条理な出来事が巻き起こる。はたしてこの「ゲーム」の目的は?
『セヴン』 で一斉を風靡したデヴィッド・フィンチャーの、 『セブン』 に続く異色作。うちの妻の感想、「こんな腹のたつ映画は見たことがない」がその内容をよく表している。僕は観ている間、終始苦笑し続けていた。こんなにサスペンスフルでありながら、苦笑や腹立ちを巻き起こす映画も珍しい。やはりこのフィンチャーという監督はすごいかもしれない。これで 『エイリアン3』 なんて撮っていなければ、個人的な注目度はもっともっと高くなるんだけれど。いや、もしかしてあの映画もちゃんと観たらすごいのかも。いずれ見直してみないといけない。
(May 04, 2004)