シン・シティ
フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス監督/ジェシカ・アルバ、ブルース・ウィリス/2005年/アメリカ/DVD
本当の名前はベイシン・シティだけれど、あまりに犯罪が多いので、人々には「シン・シティ(罪の街)」と呼ばれている。そんな架空の街を舞台にしたハードボイルドタッチのアメコミを、ロバート・ロドリゲスが原作者とタッグを組み、さらにはタランティーノまで巻きこんで、豪華キャストと実写+モノクロCGの合成という手法を用いて映画化してみせた話題作。
3つのエピソードからなるオムニバス形式なところが『パルプ・フィクション』を思い出させるし、やたらと血生臭いところは『キル・ビル』に通じるしと、タランティーノが絡んでくるのがよくわかる内容の作品だ。僕の個人的な趣味からするとやや血生臭すぎるかなと思う(ただし血は赤くない)。
豪華俳優陣でインパクトがあったのは、ミッキー・ローク。特殊メイクで、見たこともないような醜男になりおおせている。あそこまで化けちゃうと、ミッキー・ロークじゃなくてもよさそうなものだけれど。そもそもミッキー・ロークってどんな顔だったっけと、疑問に思うほどの化けっぷりだった。
あとヒロインのジェシカ・アルバが可愛いこと。役柄も一番、魅力的だ。それにくらべるとブリトニー・マーフィは、けばい役どころもあって損をしているような……。
(Jul 29, 2006)