Dirty Karat
Rosso / 2004 / CD
ミッシェル・ガン・エレファント解散後、初となるチバユウスケのソロプロジェクト、Rossoのセカンド・アルバム。前作はミッシェル存続中のアルバムだったこともあり、そちらと比較しないではいられなかったこともあって、それほど盛りあがれなかった。ギターがチバ一人だったというのもある。決してチバのギターが悪いとはいわないけれど、一本で勝負したのでは、やはりアベ君にはかなわない。
ポスト・ミッシェルの作品となったこのセカンドは、メンバーにギタリストがもう一枚加わったのが大正解。バンドの音がより厚くなり、その圧力がミッシェル解散後の喪失感を緩和してくれている。
収録曲の中ではやはり先行ダブル・シングルだったオープニングの2曲が強力。裏を返せばそれ以外は弱いかなとも思うけれど、ミッシェルの時からチバくんの曲はキャッチーなのはアルバムで1、2曲という感じだったから、そういう意味では今までと一緒。ミッシェルはもうないけれど、チバユウスケ個人はまだまだ健在だと感じさせてくれるいいアルバムだと思う。
(Apr 24, 2005)