Cool Struttin'
Sonny Clark / 1958,1999 / CD
このアルバムはジャケットがとにかく格好いい。タイトスカートとハイヒールの女性の脚にフォーカスした、ちょっとグリーンがかったモノクロ写真に、跳ねるようなレタリングで、アルバムタイトルとアーティスト名が配されている。まさにクール。ネットで見てあまりに気に入ったので、ソニー・クラークなんて聴いたこともない人のアルバムなのに、思わず衝動買いしてしまった。
そうしたらばこれが思いのほか気持ちいい。どこがどうとかは説明できないし、ロックを聴く時とはあきらかにスタンスは違っているんだけれど、それでいてちゃんと音楽として楽しめた。もとより生音指向が強くなっていた折だから、ジャズを受け入れる下地が整っていたみたいだ。これを契機に僕はジャズをコンスタントに聴き始めることになった。
まあ、とはいっても聴き方はいい加減だから、絶対「ジャズが好き」とかは気恥ずかしくて言えない。とりあえずソニー・クラークがどういう人もわからないまま、門外漢としてジャズを楽しむ今日この頃だった。
(May 01, 2005)