Thirteen Tales from Urban Bohemia
The Dandy Warhols / 2000 / CD
ダンディ・ウォーホールズの三枚目。2002年ワールドカップの時に、このアルバムに納められている『Bohemian Like You』がCMソングとしてガンガンかかっていた。ストーンズを思わせるそのナンバーはツボではあったのだけれど、ただそのバンド名のイメージから、変に格好をつけたバンドじゃないかという先入観を持っていたため、聴こうかどうしようかというあたりで宙ぶらりんになったまま、年月が過ぎ……。気がつけば、ドイツ大会が始まる頃になってようやく入手して、終わってからこんな風に感想を書く羽目に。クレジットをみれば、実に2000年の作品だ。いやー、そんなに古かったのか……。
それにしても、いざアルバム一枚聴いてみても、やはりちょっと評価に困るバンドだったりする。音的には文句はないし、曲もいい。でもその曲目が一曲目から立て続けに「無神」「マホメット」「ニーチェ」とくるとなあ。どう受け取っていいんだかって感じだ。このアルバムの次に出たやつは、かなりシンセサイザー多用の音になっているとかいう噂だし、ほかもフォローしようという気がいまのところ起きない。
(Aug 06, 2006)