Live In Amsterdam
Fishbone / 2005 / CD
フィッシュボーンの最新ライブ・アルバム。ボーナス・ディスクとしてCDと同じステージ、同じセットリストのライブDVDがついてくるので、大変お得だ。ただしDVDのほうはCDのまんまではなく、演奏の合い間にアンジェロのインタビューが挿入されていたりしている。英語のわからない僕にはなにをいっているのやらという感じだけれど。
フィッシュボーンというと、ミクスチャー・ロック色が前面に出ていた中期の印象が強かったので、このライブ盤で聞ける、あまり厚みのない音はちょっと意外だった。でも映像を見てみて納得。現在のこのバンド、バッキングはベースとドラムとギターの三人のみという、いたってシンプルな編成なのだった。あとはフロントマンのアンジェロと、コーラス(MC?)兼トランペットのおにいちゃん。
アンジェロはたまにサックスも吹いてみせる。バリトン・サックスっていうのだろうか、やたらとでかいやつだ。いっぽうでそれと対比するかのように、相方のトランペットは手のひらサイズのちっちゃいやつ。この人はアメフトチームかなんかのユニフォームなんか着ちゃって、普通のラッパーってイメージで、ほかのメンツと毛色が違っている。昔からのメンバーじゃなさそうな雰囲気だけれど、どうなんだろう。よくわからない。
なんにしろ音だけ聞いている分にはそれほど感銘を受けられなかったので、これは映像があってとても助かった。おかげで随分と楽しめた。
(Nov 25, 2006)