Sermon on Exposition Boulevard
Rickie Lee Jones / 2007 / SACD+DVD
リッキー・リー・ジョーンズ、4年ぶりの新作。
やたらとサウンドの完成度が高く、きっちりとした印象だった前作から一転して、今回はラフな肌触りのギターサウンドが特徴。エレキとアコギで半々くらいという感じだろうか。とにかく全編でシンプルなコードストローク中心のギターが鳴っていて、これまでのキャリアのなかでも、もっともアメリカン・ロック・テイストの強い一作となっている。前作の延長線上の音を期待していると、じゃっかん肩透かしをくうかも知れないけれど、僕としてはこういうのも意外と悪くないと思った。 "Tried To Be A Man" なんて、まるでストーンズみたいで、とてもカッコいい。
サウンド・イメージにあわせてか、インナージャケットの写真で見られるリッキー・リー姐さんも、ジャージにスニーカー、みたいな若々しい格好が多いのが印象的だ。もとより年齢不詳な女性だから、最初見たときには本人じゃなくて、娘さんかと思ってしまった。
通しナンバー入りの限定盤はSACD仕様で、全曲5.1サラウンド・バージョンを同時収録。ボーナスのDVDにはメイキング映像とともに、256VBRでエンコーディングされた高音質のMP3ファイルがあらかじめ入っている。コピーコントロールCDなんか出す
(Apr 15, 2007)