#1001 闘争 Part1 ~My Struggle~
シリーズ完結からじつに14年ぶりに復活した『Xファイル』の新シリーズ。
本国アメリカでは今年の一月に放送されたものが、日本ではパッケージ・リリースが先行されたために、本家FOXでは10ヶ月遅れでの放送となった。
旧作をぜんぶDVDで持っているのだから、これもパッケージで買うべき? とも思ったんだけれど、そこは節約生活のおり。契約中のスカパーFOXで観られるならば、そこで観るべきだろうと思ったら、放送されない、されない。
すっかり機を逸した感が強くて、いまいち気分が盛りあがっていないんだけれど、まぁ、『Xファイル』については、過去に全エピソードの記録が残してあることだし、このシリーズについても、一話ずつ適当に書いてゆきます。
さて、ということで、注目すべき復活の第一話目。
最初はやはり王道の宇宙人もので来た~。しかもいきなりCGで過去のUFO墜落シーンを描くという力の入りよう。
物語はテレビだかネット放送だかの人気キャスターからスカリー(ジリアン・アンダーソン)経由でモルダー(デヴィッド・ドゥカヴニー)に政府のUFO隠ぺい疑惑を暴く手伝いをしてくれ、みたいな依頼がきて、モルダーがふたたび表舞台に引っぱり出されるというもの。エイリアンによる誘拐被害者の女性やUFOの実物(!)なんかが登場して、過去のエイリアン事件がじつは……という衝撃の事実が判明。モルダーがいきなり本気モードになってスカリー困惑……というような展開になっている。
登場人物は、モルダーとスカリーにスキナー副長官(ミッチ・ピレッジ)、そしてかのスモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)も──なんか悲惨な形で──登場(生きてたんでしたっけ?)。ひととおり顔見せをすませたって感じの一話目だった。さすがにドゲットさんとかはもう出ないんですかね。
まぁ、とりあえず、あのモルダーとスカリーのコンビを再び見られるってのは、それだけで感無量。モルダーがFBIに偉そうに押しかけて、旧Xファイルの資料がすっかりなくなっているのを知り、スキナーを責める一幕では、資料はないのに『I WANT TO BELIEVE』のポスター(見ため新品)だけが床に放置されているのがおかしい。
(Nov 27, 2016)